不動産業界イコール「やめとけは本当?」転職に向いている人の特徴や将来性は?【真木幸子】

記事
ビジネス・マーケティング
不動産業界への就活、転職活動を考えている方へ、不動産業界のメリット、デメリット、やめとけといわれる理由について、また向いている人の特徴などもご紹介します。

【不動産業界はやめとけと言われる理由】業種や会社によっても異なる理由3つ

不動産業界に興味をお持ちの方は、就活生だけではなく、転職希望者も気になる方は多いのでは?でも、悪いことばかりではないので「何を基準に選べばよいのかわからない」「自分にあった会社ってどこだろう?」「どんなスキルを身につければいいんだろう?」などのお悩みが解消できる情報としてまとめました。

・営業職はノルマがある
・土日は休日でないことが多い
・会社によって社風が異なる

1.営業職はノルマがある

募集内容にもよりますが、営業経験者にはノルマがある職種のため、使用期間が決められていることも。でも、ノルマはなく一から未経験者を育てるという企業も多いので経験を積めば収入アップも望めます。
▶️結論…「反響営業、ルート営業、飛び込み営業、テレアポなど、どのタイプの営業手法か?」によって、求められる営業力やキツさも変わります。応募の際には、自身の営業力と求められている人材にズレがないか確認すること。

2.休日は土日でないことが多い

不動産業では一部の職種を除いては、休日は平日になります。ただし、分譲管理会社の事務であれば、土日が休日ということも多いです。とはいえ、営業職はどうしてもお客様の都合に合わせるので、振替休日などで月〜水のいずれかが休日になると思います。部署によって休日が違うケースもあります。
▶️結論…「応募する会社の休日と応募する職種の休日を聞いておく」また、人事異動となる可能性についても確認しておくことをおすすめします。

3.会社によって社風が異なる

成果重視型の会社は営業職でノルマが達成できなかった場合にストレスに感じることがありますし、熱意重視型であれば、ノルマに関係なく前向きな行動が求められます。人間関係や求められる社員像は、会社によって異なります。
「経験者のみ募集している会社」「未経験でも一から育てる体制が整っている会社」「試用期間を定めている会社」「宅地建物取引士の有資格者のみ」など、応募条件は必ず目を通しておいてください。
▶️結論…会社によって求められる行動が異なるので、企業特有の価値観、成果へのプレッシャー、従業員の特徴など、公式サイトやSNS、応募条件、面接、職場見学からできるだけチェックしておきましょう。

【不動産業界に転職するメリット】年齢や経験に関係なく高収入が狙える嬉しいメリット3つ

宅建の資格を持っていると、転職しやすいですよね。加えて不動産・住宅営業の経験があると優遇されます。年齢や経験に関係なく高収入が狙えるのはうれしいのですが、メリットはそれだけではありません。

1.年齢や経験に関係なく高収入が狙える

年齢や社歴に関係なく、高収入が狙えるのが魅力です。実力次第でキャリアアップができますし、インセンティブで前職よりも収入が上がるケースもあります。

2.不動産のノウハウが学べる

不動産業の経験によって多くのノウハウが積み上がります。どんな職種があり、何が学べるのか、職種による違いやポイントをまとめました。

⭐️【仕入営業の例】→物件のリサーチ方法や営業ノウハウが学べます。
▼物件の情報収集、調査
▼仕入れ交渉
▼販売、成約など

⭐️【マンションの仲介営業の例】→ヒアリングからクロージング、引き渡しまでの実務経験が身につきます。
▼問い合わせのあったお客様のヒアリング
▼物件の案内
▼資金面やローンのアドバイス、手続き
▼引き渡しなど

⭐️【宅建事務の例】→契約の流れから重要事項説明まで資格を活かして活躍できます。
▼役所調査
▼契約時の重要事項説明
▼書類、図面作成

⭐️【ルームアドバイザーの例】→ヒアリングから賃貸物件提案と現地案内、契約等の各種手続き。物件の情報収集方法や写真撮影まで学べます。
▼要望のヒアリング
▼賃貸物件提案、現地の案内
▼契約に関する各種手続き

3.資格手当などがある

ノルマ無しの会社や研修制度が整っている会社もありますし、資格保持者には資格手当が支給されることも。資格取得に力を入れており、取得するためのサポート制度や合格祝い金などが充実しているケースも。
(入社してから、家賃補助や住宅購入割引など、こんな嬉しいメリットがあったの!なんてこともあります)

【目安となる嬉しい制度・実績まとめ】
◆資格取得補助制度(資格手当や合格祝金など)
◆自社物件居住者支援制度(一時金支給や家賃補助など)
◆家族手当、役職手当(家族手当や職種による手当)
◆社員割引(住宅購入、提携ホテル、保養所など)
◆Uターン、Iターン有り
◆産休取得の実績、復職率

【嬉しい企業認定まとめ】
◆従業員の健康管理に取り組む事業所「健康な職場づくり」認定
◆子育てサポート企業「くるみん」認定
◆女性活躍推進法「えるぼし」獲得

【不動産業界に転職するデメリット】成果が出ない場合や向いていないことも、デメリット2つ

どんな会社が自分にあっているのかを選ぶ際には、メリットとデメリットに着目するようにしましょう。

1.未経験でも研修制度がないこともある

未経験でも研修制度があり、一から育てる体制が整っている会社もありますが、研修制度がない場合には、自分から行動し、スキルを身につける、創意工夫をするといったことが必要です。自分にとって働きやすい環境は、未経験でも研修体制が整っていて「できるまでフォローしてくれるスタイル」の会社なのか、淡々と仕事をこなすのではなく「自分から積極的に学ぶスタイル」の会社なのか、イメージしておきましょう。

2.ノルマが厳しい会社もある

「未経験者歓迎」でも、ノルマが厳しい場合もあります。最初は学ぶ姿勢が大事になります。ノルマや試用期間などは確認してくださいね。最近は、研修やサポート体制が充実していることが多いので、先輩からスキルを吸収してスキルアップにもつなげていってください。

不動産業はやめとけに関するよくある質問

Q1:不動産業界で役立つ資格は?

A:不動産会社においては、一定の割合で有資格者が必要となる「宅地建物取引士」は応募の際にも歓迎されます。他にも、賃貸住宅の管理を行う上で義務付けられている業務管理者の要件となった「賃貸不動産経営管理士」や、マンションの管理業者が管理組合数に対し、一定の割合で必要となる「管理業務主任者」などの国家資格は、資格手当が支給されることもめずらしくありません。
また、物件の案内などで自動車の運転が必要となる場合には、普通自動車一種免許が必須になります。

Q2:高年収の職種は?

A:営業実績に応じた歩合制の営業職や管理職は高年収につながります。営業職で実績を出すことで報酬アップが見込め、不動産営業エージェントとして独立することも可能です。(アメリカでは個人のエージェントが活躍しています)

結論、不動産業の転職まとめ

不動産業界の転職のポイントは、メリットとデメリット、そして未経験の場合には応募条件やノルマ、研修などのサポート体制を確認するのがポイントでした。長期的な視点で、経験や実籍を積み重ねることで得られる成功ストーリー(キャリアパス)をイメージしておきましょう。

やめとけと言われる理由があることは事実ですが、ノルマを達成するためにクレーム対応が増えたり、繁忙期、閑散期などの影響を受けることもあります。ですが、衣食住の「住まい」の需要は無くなることはないので、人気の職業といえます。

自分の住まい探しや、住宅購入の際にもメリットがあり、勉強にもなるので、向いていそうだなと思ったら、検討してみてはいかがでしょうか。
(→不動産業界は元気で明るく、前向きな方には向いています。)


「不動産ブログで就活・転職・独立に成功する方法」をプレゼント中!


\ この記事の執筆者 /
blog-body_40698d0b-5573-41ed-92f3-e33c2abe1441_maki- (1).jpeg

はじめまして、フリーライターの真木幸子です。
(詳しいプロフィールは「不動産 Webライター おすすめ」で検索!)
不動産業界での経験を活かして、主に不動産、住まい、生活全般などのジャンルのライティングを得意としております。ライティングだけではなく、SEOも含めたサイト作成などにも携わっております。

情報収集や文章などには長く親しんでおりますので、どのような案件でも誠意をもって取り組んでいきたいと考えております。

こちらのサービスを通して、多くの方に喜んで頂けますと幸いでございます。
末永く良い関係を築ければと思います。

▲資格など
宅地建物取引士、管理業務主任者、簿記、貸金業務取扱主任者、損保特級、食空間プランナー(テーブルコーディネート)、カラーコーディネーターなど。テーブルウェア大賞で受賞経験。

▲可能な業務
マンション、不動産の賃貸、売買、管理等、暮らしや住まい方などについての執筆。Webサイトの改善、その他ホームページやアプリ作成、コーディングなど。SNSライティング、SNSを活用した集客のご相談。

※守秘義務の都合上、記載できない実績もございます。
個別にはお話できるものもございますので、ご興味を持っていただけましたらお気軽にご連絡ください。

▼活動時間/連絡について
フリーランスのため、できる限り柔軟にご対応させていただきます。急ぎの案件等もお気軽にご相談ください。
連絡は基本的にいつでも可能です。できる限り素早い返信を心がけますが、取材等が入っている場合はお時間をいただくこともございます。
ご了承いただければ幸いです。





サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す