文系出身でもIT業界で活躍出来ている理由

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IT・テクノロジー
はじめまして。
文系出身でSE歴16年です。

突然ですが私は大学入学時に(そしておそらく今も(笑))
特にやりたいこともなく中堅の大学の経営学部に入学しました。

そしてそのまま就職したのですが
手に職が欲しいと思いSIerに就職しました。

パソコンの入力もおぼつかなく
ブラインドタッチも危うい私でしたが
日系企業独特の「育てる」環境に助けられて
何とか仕事に食いついていく日々でした。

異業種に転職していく同僚も多い中で
はや16年になります。

そこで、どうして私が文系出身ながらも
SEを続けられたのか、をお伝えします。

文系出身でも IT業界で活躍できている 理由(5).png

まずは文系出身でも絶対に出来るのが「資格取得」です。
ITパスポートに始まり情報処理技術者系の資格や
Oracle、Linux系のベンダー資格、
様々な資格がたくさんありますがいずれも

「筆記のみ」

という場合が多いです。
手を動かして実際に設定するような試験は
ものすごく高度な試験ならありますが
この記事が気になる方はほぼほぼ無いと思ってよいでしょう。

つまり、暗記と回答テクニックを身に着けるために
過去問をある程度解いていれば取得できます。
(それなりに合格率が低い物は大変ですが)

またTOEICは完全に情報処理とは違う世界の資格ですが
IT業界でも評価されますので勉強するとお得です。

資格を取ると何がいいかというと

・情報系の学部出身の人たちが身に着けている知識が身につく
・知識が身につくので仕事が楽になる
・自分に自信が付くので気持ちが楽になり堂々と仕事できる
・会社で評価されて報奨金やベースアップ、昇格対象になる
・転職でも採用者の目につきやすくなり有利

と、メリット盛りだくさんです。

また、自分が転職を経験して思うのですが
10年目以上になると学歴はほとんど関係なく
業務経歴や資格などの実力でお声がかかることが多いです。

学生時代に遊んでしまってあの時もっと
勉強しておけばと思っている人は(私)
業務なり資格取得なりをしっかり頑張ればまだまだ挽回できます。

文系出身でも IT業界で活躍できている 理由(4).png

最初に就職した会社は超大手のSIerでしたが
システムの対象範囲が広いので責任の幅が大きくものすごい激務でした。
年収や条件は確かに良かったのですが
このままこの仕事を続けるのは無理と思い
中小のソフトウェアベンダーに転職しました。

おそらく年収は3分の2程度になり福利厚生もあまりよくありませんが
なんといっても責任の範囲が限定されているので
プライベートを重視して働けるのが魅力です。

また、中小企業はなかなか人を採用するのが難しいため
社員が辞めないように色々気にかけてくれるので
居心地はとても良いです(笑)

5年で嫌になって辞めてしまう年収650万より
細く長く年収400万で仕事をつづけたほうが
生涯年収的にはお得です。

そして、現在ある程度実力がついてきたので転職を考えています。
技術職はやめてしまうのが一番もったいないです。
(こうやってココナラに出品出来たりもしますしね(笑))
環境を変えてでも続けていれば自分が成長して、いい条件の仕事に
また巡り合う可能性もあります。

文系出身でも IT業界で活躍できている 理由(1).png

ITというとプログラミングのイメージが強いかと思いますが
実は様々な役割があり、
ひたすら英語の法律を訳している人や、
マネージメントばかりやっている人
設計をバリバリやっている人など
ちっともプログラミングをしていない人が多数います。

若手のうちは下流工程でプログラミングをさせられることも多いです。
向いている人は良いのですが、
私は文系出身でちっとも向いておらず大変苦労しました。
ただ、今では要件定義や設計などの上流工程を担当する事がメインになりました。
また、DB設計も自分では非常に向いていると思います。

今仕事が向いていないと落ち込んでいる人は
最初に担当した仕事が向いていなかっただけかもしれません。
様々な役割がありますので上司に相談したり
転職サイトなどを見て自分に向いている仕事はどれかを
考えてみるといいかもしれませんね。

今回は文系出身という目線でIT業界を続けられた理由を考えてみました。
何かしらの参考になれば幸いです!


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