小学生が陥りやすい勘違い①

記事
コラム
こんにちは!てんぐちゃんです。

中学受験が高校受験や大学受験と異なるところは、心身がまだ幼い小学生が挑むものであるという点です。そんな中での「あるある」のひとつは、宿題のやり方、ひいては学習の仕方を知らないということです。

そもそも中学受験では、子どもに学習を任せておけない!と考える保護者の方が学習計画から学習方法まで付きっきりで対応されていることも少なくありません。私は、6年生の終わりまでずっと付きっきりで学習するのはお勧めしませんが、それはまた別の機会にお話しします。

小学生の中には、学習塾で課される「宿題」とはノートやプリントを提出できる状態にして提出することだと思っている子が少なくありません。中学受験を目指す子どもにとっては、学校の「宿題」は手ごたえがあまりなく、「提出する」といったルールを守るためのものとして捉えています。しかし、中学受験に向けた「宿題」は一筋縄では理解できないレベルのものになっています。正直、一度解いただけで習得できる子どもは才能あふれるごく一部のみです。出された課題を提出日までに繰り返し練習し習得することこそが宿題なのです。そこに気づかず、ノートやプリントを提出することに満足していると「やっているのに成績が上がらない」という事態になります。
とてもじゃないけど、すべてを習得するのは時間的にも難易度的にも無理という方は、優先順位をつけて取捨選択することで効率よくできる問題を増やすことを目指しましょう。どの問題が解ければよいかは、学習塾の先生などプロに相談を。

あと、男子に多いですが、筆算や図、途中式を書かずに解く方が賢いと思いがちなのが小学生です。しかし、成績上位の子ほど自分が解けるかどうかギリギリの問題では図や筆算を使いこなして解いています。

大切なことは子ども自身にこれらのことを「気づかせて」あげることです。押しつけても、その意図が汲み取れなければ子どもは成長しません。
サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す