亡くなったバンド仲間と共演するドラマー

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コラム
 最近、亡くなったジョンレノンのボーカルが入ったビートルズの新曲「Now and then」がリリースされ話題になったが、世の中の進歩は早い。
 1970年代に活躍したELPという三人グループのうち二人がすでに亡くなっているバンドのライブが先日、六本木であった。
 どういうことかというと、唯一の生存者であるドラマーのカールパーマが、バンド仲間二人の生前に録画された音楽に合わせて共演したのである。
 モニターには亡くなった二人のミュージシャンが映り音も聞こえるのだが、舞台には一人しかいないというシュールな共演だった。(モニターに映っているギターの男が舞台にはいないことが確認できます)
 このようなライブはかなり前衛的なことは間違いないだろう。
 スピリチュアル的にはこのような共演は亡くなった二人に対する最高の弔いになる。
 亡くなった霊は、ほとんどの場合、生きている人が自分のことを話題にしてくれることを喜ぶ。たとえ、それが悪口であったとしてもである。
 ましてや、生前のテイクを使った共演ライブをしてくれるというのは、死者の霊にしてみれば極上の弔いになるに違いない。
 身近な例で言うと、たとえば父親が亡くなっているとしたら、たまに家族で父親のことを話したりするのは死者の霊に対する最高の慰めになる。何も仏壇に手を合わせることだけが弔いではないのである。
 逆に父親のことをほとんど話題にしなかったり、お墓にいかなかったりすると死者の霊は悲嘆する。
 死者の霊にとって誰も思い出してくれない時ほど悲しいことはないのである。
 日本には春と秋にはお彼岸、夏にはお盆と言う死者と触れ合う風習がある。そういう風習は大事にしていきたいと思う。

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