新作「エクソシスト 信じる者 」は怖いだけの映画じゃない

記事
コラム
 先日、封切られた映画「エクソシスト 信じる者」は初代エクソシストから50年になる節目の作品だ。
 この作品の素晴らしいところは、ただ単に怖いだけの作品ではなく感動して泣ける映画になっているところである。
 ただ、スピリチュアル協会で悪魔祓いを習った身としては、映画のように夜中に悪魔祓いをやることは絶対にないと断言できる。夜の闇は悪魔にとって有利だからである。
 悪魔祓い(魔祓い)はカトリックだけの儀式ではない。イスラム教にもブードゥー教にも陰陽道にも存在する。たとえば、陰陽道では九字切りの儀式によって悪霊を退散させる。
 魔を退散させる時の基本的なことは、人間が退散させるのではなく、神や守護霊の力を借りるということだ。
 そもそも人間は霊的な存在なのだが、いかんせん肉体の衣を羽織っているので霊的な力は最大でも半分くらいしか発揮できない。だから、神や守護霊の力を借りるのである。
 言ってみれば霊的な力とは神や守護霊に助けてもらうことができる力だと言える。
 多くのスピリチュアル学校では自分の霊的な力だけに頼る霊能力をサイキック、霊的な存在に助けてもらう霊能力をミディアム(霊媒)として区別しているのが実情だ。もちろんミディアムはサイキックより格上である。
 もし、悪魔(魔)に憑りつかれたくなかったら、コックリさんなどは絶対にやってはいけないし、ネガティブなことばかり考えていてもいけない。ネガティブなことばかり考えていると波長の法則で魔を引き寄せてしまうのである。
 映画では、悪魔は最後に憑りついた二人の子供のうち、一人だけは助けると約束する。自分の子供を助けたい親は究極のエゴイズムと戦うことになるのだが、そこに悪魔の最大の罠が隠されていた。
 結末はぜひ本編を観て確かめて欲しい。 

(左下のハートを押して下さると嬉しいです)

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す