日本の裁判所で超能力が認められた歴史があった

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 超能力などというものは、あるわけがない。もし、あるというなら絶対的な証拠を見せて欲しいと言われることがあります。
 そういう時に私がお話するのが、明治時代の超能力者、長南年恵の事件です。
 長南年恵は江戸末期の1863年に現在の山形県鶴岡市に生まれています。長南家は学問の神様で神社に祭られている菅原道真の末裔だそうです。
 長南年恵は20歳を過ぎたくらいから日清戦争の予言がことごとく当たり、また、年恵の近くから笛や太鼓の雅楽演奏が聞こえたりするようになりました。
 そして、自宅で行っていた霊水治療が話題になりました。霊水治療とは病人が持ってきた空ビンを神棚に供え、年恵がお祈りをすると、その空ビンに病に応じたさまざまな色の霊水が現れるというものです。その霊水を飲むと、ほとんどの人の病気が治るのです。
 しかし、その評判がすごかったので、インチキ呼ばわりする者が現れ、年恵は警察に逮捕され収監されてしまいます。
 この事件は「長南年恵の心霊裁判」として裁判所の記録に残っています。
1900年(明治33年)審理を重ねても、いっこうにラチがあかないので、それでは目の前で霊水を出してみろ、ということになりました。
 小細工が出来ないように、年恵は法廷に設置された小部屋に閉じ込められ、裁判官自らが用意した空ビンは裁判官や傍聴人の目の前に置かれました。
 すると、衆人の監視の中、何と数分の内にその空ビンは霊水で満たされたのです。
 裁判官は即刻、年恵に無罪を言い渡しました。そして、万能の薬効があるという霊水で満たされたビンをいそいそと持ち帰ったそうです。
 このように日本の裁判所の記録に超能力が存在したことが記されているわけですから、これは超能力が存在する絶対的な証拠と言えるのではないでしょうか。
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