私が死後の命を確信した出来事とは

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コラム
 お盆だったので亡くなった父の話をしましょう。
 私の父は最後の5年間くらい病院で寝たきりでしゃべることも出来ずかなり不遇な最期を過ごしました。
 その父が亡くなった日の夜のことです。
 夜寝ていると「キンキンキン」と楽器の鉦(カネ)のような音が聞こえてきました。その音はかなり長い間、聴こえていました。
 もとよりそんな音が出る物は私の部屋にはないのです。
「キンキンキン」
 私は少し怖くなり寝たふりをしました。
 今であれば亡き父と交信を試みたと思いますが、その頃はまだスピリチュアルの勉強はしていなかったのでどうしたらいいのかわからなかったのです。
 するといきなり「バキッ」と音がして寝ているベッドが一瞬浮き上がりました。ボクサーがベッドの裏から思いっきり殴ったような感じでした。そして、それを境にいっさいの音はしなくなり静寂がもどりました。
 これはどういうことなのでしょうか。
 父はわたしと話をしたかったのだと思います。何しろ生前は5年間以上言葉をかわしていなかったのですから。しかし、私が寝たふりをしていたので、短気な父は頭にきてベッドを殴って行ってしまったのでしょう。死んで間もない場合は心霊的な物理現象を起こしやすいのです。
 しかし、この出来事は私に死後の命を確信させました。
 昔、マジシャンで脱出を得意としていたフーディニーという人が死後も命があったら友人に「belive」という言葉を何らかの方法で送ると言っていて、友人たちは確かにその言葉を受け取ったということがあったのですが、私の父のケースもそれと似ています。
 つまり、死後も命があったら身近な人たちにしるしを残すということなのです。
 この出来事を境に私は少しずつスピリチュアルの勉強を始めていきました。いっしょにスピリチュアルの勉強をしていた学友たちに訊いてみても多かれ少なかれ似たような経験をしている場合がほとんどです。そのような体験をしなければわざわざスピリチュアルを勉強しようなどとは思わないでしょう。

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