通院範囲を知る

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コラム
患者さまがどこから通院しているかは興味があるところです。MAPに落ちていれば自院の患者さまがどの辺に多いとか少ないとかが一目で分かる事になります。

私も郵便番号をキーとして集計したりしていましたが、集計データで見るのと地図で見るとでは全くそのイメージが変わります。20年位前ですが、患者さまの住所を地図に落とすサービスがあり、当時30万円ぐらいの費用が掛かりました。もちろん頼んだことはありませんが、今ではグーグルMAPを使えば無料で出来るようになりました。ユーチューブでもたくさん紹介されています。

トップ画像は小さくて見辛いですが、私が試しに作ったMAPです。赤のマークは、患者さまの住所、緑色の矢印を付けた黒のマークは自院、オレンジのマーク2つは近隣の診療所という設定で作ってみました。データは適当に作りましたが、その範囲と密集の様子で何か見えて来ると思います。特に患者さまの住所と自院、そして他の院所等をMAPに表示させる事でよりハッキリします。

グーグルマップに落として便利な事は次のとおりです。
 ➀縮小・拡大が出来ること。地図に書き落としても、縮小・拡大はもちろん出来ません。
 ②マークの色を自由に変え、分かり易く出来る。
 ③マークの表示名称をデータ列の選択をし直すことで、別のカテゴリーで表示することが
  出来る。
 ④マークをクリックすることで、元データにあるそのマークの情報が確認出来る。
 ⑤自院と患者さまの自宅の距離などを測定することが出来る。
 ⑥自院から患者さまの自宅までの経路などを記録する事が出来、訪問時などに活用出来
  る。
 ※何より作業が簡単なことです。

このMAPは訪問診療をしている所では便利そうですが、あとは傾向を把握するだけでそれ以上の使い方は余り無いように思われるかも知れません。実は活用次第では結果を得ることも出来ます。私の思い付くところでは、以下のようなところです。
 ⑴他の診療所などをMAPに落としておくことで、他の診療所付近の自院の患者の増減で、
  自院との力関係が推測出来ること。
 ⑵患者さまが少ない地域を把握する事で、その地域に対策を立てることが出来ること。
 ⑶鉄道やバス路線を把握することで、駐車場対策、通院手段の工夫も検討出来ること。
  病院などでは送迎者の導入を検討してもいいと思います。
 ⑷広告などの掲示場所を見直してもいいと思います。

次回は、ご参考までにMAPの作り方を簡単に説明させていただきます。
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