分数と比を使いこなそう! ― その2

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前の記事の続きとなります。前の記事はこちらです。

2つの部門の売上を考えております。再度、問題を挙げておきましょう。コチラです。

問題:
ある会社には、A、Bの2つの部門がそれぞれ販売業務を行なっている。2つの部門の売上げについて、先月に比べて今月は、Aは15%の増加、Bは4%の減少となった結果、今月の売り上げが260万円だった。このとき、今月の 部門A の売上金額はいくらか。

前回は、中学校以来つづけてきた「文字式」の解き方を考えました。それも悪くはありませんが、どうしても分数がゴミゴミしがちで、ミスも出やすくなっております。

それで、次の方法でやってみるのはどうでしょうか?

次は、「比」と「分数」を使いこなして!

何事も、こだわりを捨てることは時に必要! 今までの常識を少し外して、自由をGETしましょう。

まずは、様子見と作戦から!
分数と比5.jpg
ん~、今のところ、分数はなしですみました。

コツは、「100とおく」こと。
ストレスが減ります。

その代わり、同じ値ではないことを示すため、「○の100」と「□の100」に分けておきます。

では、続き・・・
分数と比1.jpg
いかがですか??
もしかしたら、こんな方法は考えたことはないかもしれませんが、ストレスは少なめです。

ただし、いくらか「技」があります。1つは、割り算を排除してかけ算に徹することです。最後の「○の115」を求めるところでは「5/7で割る」のではなく、「5/7がいくつ入るか」を「かけ算」で考えています。
「7をかけて分母を消す」&「23をかけて分子を115にする」
ぜひ、このような技を持っておきましょう。

もう一つは、出てしまった分数を許容することです。「①」が分かればいいな、と思っていましたが、それは難しいようでした。そこでさっさとあきらめて、「○の5/7」で満足しました。これにより、「7で割れない問題」は回避できました。

学校で教えられる数学では「x=●を出しなさい」と たたきこまれるイメージですが、公務員試験では「質問に答えられればいい」が優先されます。より効率的な作業ができるよう、頭の中を切り替えて「学校仕様」から「社会人仕様」にしっかりシフトしておきましょう!

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