興福寺五重塔 約120年ぶりの大改修を控えて
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古都奈良を象徴する興福寺の五重塔。天平2年(730)に光明皇后の発願によって建立されました。その後、源平の争乱など、5回に及ぶ焼失、再建を経て、応永33年(1426)頃に現在も残る塔が再建されました。
長い年月を経ていることもあって、傷みも激しく、約120年ぶりに改修工事を行うことが決定しています。当初は令和5年(2023)1月に工事を始めて、令和12年(2030)ごろの完成の予定でしたが、資材高騰の影響、ならびに本工事に際して調査すべき内容の追加等の事情という理由で着工が延期、着工時期は未定とのことです。
いずれにしても工事が始まると、五重塔は覆われてしまうため、しばらくの間、五重塔を見ることはできなくなります。奈良に行ったら、ぜひ改修工事前に、興福寺五重塔を眺めてみてはいかがでしょうか。