約5年ほど前でしょうか。
未経験の人にとって雑記ブログから収益化する手法は比較的スタンダードかつ成功率も悪くない手法の1つでした。
しかし2017年頃に起きた検索エンジンのアップデート以降、雑記ブログでは収益化が難しくなっています。
同時に僕がココナラでもっとも相談を受けた中に
「何を書けばいいか分からない」というお問い合わせが沢山ありました。
何を書けばいいか分からないから色々と書いた結果、意図しないうちに雑記ブログになっているクライアント様もかなり多かったんです。
今回はそんな方々向けに、雑記ブログをやってはいけない理由をざっくりとまとめます。
この記事は書いても書いてもアクセスが上がらない方や、方向性が決められない方におすすめです。
雑記ブログのデメリット1・ユーザー離脱率が高い
雑記ブログは名前の通り様々な情報を扱います。
入り口はとても広いので一見するとメリットがあるのですが、実は読者さんに対するデメリットはもっと大きいのです。
読者さんが知りたい事は多くの場合1つではありません。1つの知りたいを中心に近い情報も合わせて知りたい事がほとんどです。
しかし、雑記ブログでは他の情報が伴わないことが大半になります。結果的に検索エンジンから見ても離脱率が上がってしまい、「ユーザーに役に立たないメディア」だと認識されがちです。
こうなるとSEO的にもユーザビリティもマイナスばかりになり、読まれない雑記ブログになってしまいます。
特化ブログであれば情報を縦や横に広げる構成になるので、雑記ブログに比べると離脱率、滞在率も上がりやすくなります。
雑記ブログのデメリット2・キャッシュポイントが作りにくい
個人的に1番のデメリットだと思っている部分です。
収益化を目指すにはどこかでキャッシュポイントを作る必要がありますが、雑記ブログではこれが非常に作りにくくなります。
アフィリエイトで言えば無料登録系ですら成約しない場合がほとんどですし、アクセスがなければAdSense広告の収益も出ません。
特化ブログは売りたいサービス、人、幅、全て決めてから制作しますが、雑記ブログはあとから変更するしかありません。
しかし変更する頃にはあまりにも成果が出なくて諦めるパターンが大半です。僕も諦めた雑記ブログは3つくらいあります(笑
コンセプトメイキング=何をどんな人に届けて、どこで収益化をするか
この収益化に大切な部分を雑記ブログでは作りにくいんです。
想像してみてください。
売り物が決まってないお店にお客様が来るでしょうか?
何が出されるか分からないお店には行きませんよね。
雑記ブログのデメリット3・検索エンジンに嫌われやすい
雑記ブログ自体が悪いのではないのですが、これは外的要因になります。
そもそも検索エンジンの役割は
ユーザーが知りたい事を解決出来るページへ誘導する
というものです。
問題を解決するためには、いわゆる根拠、権威性、専門性が問われます。
これらを振るいにかけて検索結果に表示するのが検索エンジンなのですが、雑記ブログには広さはあっても深さが足りません。
また、統一性のない情報=専門性も低いと判断されやすいため、アクセス自体が上がりにくい傾向にあります。
雑記ブログが有効だった頃は、キーワードSEOが非常に強い時代でした。
雑記ブログを展開し、上がってきた記事を中心に特化ブログに変えていく、という手法がやりやすかったのですが、今現在はかなり難しいです。
コンセプトメイキングから読みたい人を絞る方が、必要な情報を必要な人に伝えやすいことから、特化ブログの方が圧倒的に有利になっています。
最初に決めるべきは読者のゴール地点
ここまで紹介してきたように、雑記ブログには書きやすいというメリット以上に様々なデメリットが存在します。
どうしても雑記ブログで行きたいという方を否定するわけではありませんが、収益化という点を比較した場合には難しいということを知っていただければと思います。
それでは。