サラダは料理の前菜として重要なものである上に、その組み合わせは自由自在である。
今回はその参考として、一つ例をあげる。
今回はセロリと九条ネギとパンプキンナッツのサラダを紹介する。
セロリは繊維がしっかりしているため、サラダセロリは繊維がしっかりしているため、サラダに合わせると主張が強くなりがちであるが、斜めに薄く切ることでその食感を楽しみつつも、他の食材とうまくマリアージュさせることができる。
また、セロリは香りも強いため、サラダにする際にメインに考える人が多いが、九条ネギと合わせることでこれも十分に味をまとめることができる。
食感の差があるため、九条ネギはセロリよりも少し幅を持たせて、斜めに切る。
また、九条ネギの白い部分は中が詰まっていることから、食感のバランスを大事にするために、緑の方よりも少し薄く切ると相性が良い。
そう言った細かい部分の配慮の積み重ねが最終的に料理を完成させる上でとても重要になってくる上に、真心のこもった料理は皆を幸せにすることができるため、心がけていくと食べる人に合った料理を作ることができる。
パンプキンナッツはこの後のドレッシングについてでも説明するが、油分を加えることやセロリと九条ネギのシャキシャキとした食感にアクセントを加えること、味がとても食材同士でまとまりやすいことなどの理由から入れる。
ドレッシングは今回はパイナップルをメインに選んだ。
よりフレッシュな味わいをだすために、パイナップルをミキシングして、漉さずにドロドロしたまま使う。
今回はドレッシングの中では珍しい、油を使わないタイプのものである。そのため、油物としてパンプキンナッツを加えた。
パイナップルをミキシングしたものに、塩味を感じさせない程度の少量の塩をいれる。胡椒は少し効かせる。
そこにレモン汁をその時のパイナップルの酸味を見て、適量加える。
パイナップルのフレッシュさを生かしたドレッシングがこれで完成する。
このドレッシングはサラダを食べる直前に作り、なるべく早いうちに食べた方が良いほどフレッシュ感が重要である。
サラダは簡単に思われるが組み合わせがたくさんあるからこそ、その適性を見つけることが難しい。
本質を考え、学ぶ気持ちを常に持つことが料理の成長の第一歩である。
ご静聴ありがとうございました。
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