犬猫の肛門腺とは?いつ絞るべき?

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肛門腺は、犬猫を飼われていない方にとっては耳慣れない言葉かも知れませんが、ペットを飼う以上、その存在と管理の仕方はぜひ知っておきましょう。
適切に管理できないと危ないケースがあります。

肛門腺とは

よく肛門腺絞りと呼ばれますが、正確には肛門嚢を定期的に絞る必要があります。
肛門嚢という袋の中に、キツくクサい臭いを放つ分泌液が溜まっており、その分泌液を出すのが肛門腺です。

お尻の穴を時計の中心に例えると、肛門嚢は4〜5時方向と7〜8時方向に1つずつ左右対称に存在します。

肛門腺は肉食動物のほとんどが有しており、
本来はナワバリなどを主張するために、排泄物に臭いをつけることがその役割でした。

しかし、現代ではその役割を果たすよりも、定期的に絞れない事による弊害の方が犬猫にとって問題となっています。

肛門腺を絞らないとどうなるの?

ペットを定期的にトリミングに出している方は、おそらくその際に絞ってもらうことがほとんどだと思います。
しかし、あまりトリミングに出さないご家庭では、ご自宅で絞るか、動物病院で絞ってもらう必要があります。

肛門嚢が分泌液でパンパンになると、その圧力に耐えきれず破裂してしまうことがあります。
すると強い痛みを伴う上、細菌感染を起こし、重症化すると元気も食欲も無くなってしまうケースまであります。

それを避けるべく最低でも月に1回は絞りましょう
ご自宅で難しければ動物病院でコツを教えてもらうか、実際に絞ってもらうことをオススメします。

しかし、月に1回絞っていてもすぐに溜まってしまい、破裂を引き起こしてしまう子が稀にいるため、溜まってきたサインを見逃さないようにしましょう。

肛門嚢が溜まってきたサインとは?

・お尻を気にする
・お尻を舐めようとする、舐める
・お尻を地面につけて擦る
このどれかが目立つようになってきた場合には、肛門を確認しましょう。
すでに破裂しかけているケースも少なくありません。
判断に悩む場合には必ず獣医師に相談しましょう。


もし、この仕草って肛門嚢が破裂しそうなの?など気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

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