さわもとひでのぶです。
私はコーチングやカウンセリングを仕事としていますが、
問題や悩みを解決するのが仕事ではありません。
正確には、問題や悩みを明確にすること。
これが明確になることで、あとは勝手に消えていきます。
たまにあるんですよね。
「あれ、私何に悩んでいたっけ?」ということが。
これはいわゆる「葛藤の崩壊」と言われています。
確かに、問題や悩みのもとは変わらないけど、
それに対して悩んだり苦しんだりすることがなくなります。
あなたの周りにも氣にいらない人間が一人や二人はいるでしょう。
もしかしたら、すでに他界しているけど、
いまだに乗り越えられない壁を感じている人もいるかもしれません。
そういう人が存在することは変わらないし、
その人の性格が変わることもありません。
自分にとって苦手な人がいる、という事実は変わらない。
あなたにとってストレスのもとになっているものは、何も変わらない。
それでも、あなたにとって問題や悩みが何かが明確になれば、
その時点で苦しみはなくなります。
たとえば、会社の同僚や上司に腹が立つ人。
確かに、一定数の割合で、自分に合わない人はいます。
しかし、それはもしかしたら、その奥には
自信をもてない自分の弱さがあるのではないでしょうか。
そういった、いわばそれまで光が当たってなかった部分に
光が当たると新しい発見ができます。
それはいわゆるプラス思考とかものの見方を変えるとか
リフレーミングとかそういうテクニックの話ではなく。
それまで隠れていたもう一人の自分を知ることが
問題や悩みを明確にすることにつながるのです。
そうすることでほぼほぼ
あなたの問題や悩みの80パーセントは解決します。
20パーセント解決しないのは、あえてまだ解決したくなかったり
このままでいた方がいいという人もいるから。
これはこれでよしとしましょう。
どんなに解決策を提示しても、やらないという人はいます。
問題は「なぜやらないのか?」に焦点を当てることだから。
まかり間違っても、
私があなたの問題や悩みを解決します
などと言わないことです。
このお話が、あなたの参考になれば嬉しいです。
いつもありがとうございます。
それではまた。