不思議体験➁~猫~

記事
コラム
お久しぶりです!すっかり更新が遅れてしまいました…
何かとバタバタしてました(-_-;)

では、早速不思議体験~猫~のお話させていただきます。
あれは私が高校生の時の事です。
昔からわりと金縛りが多かったのですが、いつもの金縛りとは少し違う感覚がありました。

1回目の金縛り

寝ているといつものようにざわざわという感覚からの体が動かなくなり、何かの気配を感じるといったよくある金縛りですね。
布団が上下に動くような感覚を感じ、その日は無理やり

「おらぁぁぁ!!」という気持ちで金縛りを解いて寝るという…金縛りの経験がある方ならわかると思いますが、疲れてるのか何なのかイマイチわからないという微妙な金縛りで終わりました。
朝起きてから家族に何だか昨夜こんな事があったよ~なんて軽く話す程度だった記憶ですね。

2回目の金縛り

1回目の金縛りからそう日も経っていないのですが、またいつものように金縛りが起きました。
(あ~また金縛りか…ちょっと最近多くない?もうやだ~)と硬直して体は動かないのですが、目は開けて動かせるんですよね。
なので、何か話し声が聞こえるんですが何を言ってるかはわからず、怖いな~と思いながら自分の左側の壁の方を見ると、壁から手がぬっ…と出ており
、私の布団に手をかけて布団をかぶせてくれて、その後私の手を握りました。
正直言うとその時は気持ちとしてはあまり怖くはなかったです。
何でそんな事してくれるのかな?優しい幽霊なのかな?
くらいの感想でした。よく怖くないね、と変に肝が据わっていると言われました(笑)
手の感じから見て女性の手でした。

それでいつものように金縛りを無理やり解き、また眠りました。

翌日また起きて母に、また金縛りに遭ったよと話したのですがあまりにも前回の金縛りと立て続けに起きていることにあまり信じない母も
「やだ~何だか気持ち悪いね…」と言ってきました。

私はそこまで気にしていませんでした。なんせ本当に慣れていましたので。

3回目の金縛り

これは今でも鮮明に覚えていますが、2回目の金縛りの次の日の夜です。
壁に向かって横向きで寝ている私をまた金縛りです。

(えええ!また金縛り!?)
頻度がおかしいのでさすがの私も内心かなり焦りました。
そしてこちらは私の不思議体験で唯一怖かった体験と言っても過言ではないと言い切れます。
金縛りと共に背後に悪寒を感じ、何者かの気配が…もうねびっくりしました。私の背中に何者かがべたーってくっついているんです、そこからゆっくりとぐぐぐっと私の右肩に女性が顔を乗せてきました。
もうね、肌の色が灰色に近いんですよ顔がはっきりは見えないんですけど
THE幽霊というような黒髪、長いかまではわかりませんでしたが。

もう声は出ませんが、絶叫でした。体は動かないし、顔乗せられてるしはでもう大パニックでした。
でもさすがの私も何だか段々腹が立ってきちゃって、いつものように無理やり金縛りを解いて女性の顔面目掛けてアイイアンクローをしたらスッと消えたので飛び起きて隣の姉の部屋へ走って逃げました。

姉はちょうど起きててすごいびっくりした顔をして
「どうしたの!?」
「出た!出た!」状態で
姉に話たらすごくびっくりしていました。
それで普通は姉と一緒に寝るのでしょうが、また自分の部屋に帰って寝ました(笑)
今考えると変な子だなぁ~と思います。

というのも、私の不思議体験てあんまり怖いのがないんですね
これは私の性格でそうなるのかなんなのか私自身わかりません(笑)
後にも先にもこの体験が恐らく私の中で一番怖いかなと思います。

そして次の日、また母に話したら「さすがにお祓いした方がいいのかな」
と母としてはかなり衝撃的だったのかなと思いました。

そしてその日の学校の帰り道に友達と昨夜の話をしながら通学路を歩いていました。
実は通学路にいつもどこで飼われているかわからない、野良猫?
愛想の良い黒猫がいるんです。

その日は遠くで人に撫でてもらっている猫を友達と二人で
「あ、今日もいるね~!本当に人懐っこいよね~」
なんて話していました。
その猫はいつも道行く人々一人一人に挨拶すくらいに愛想が良くて私もいつも撫でさせてもらっていました。
ただその日は遠くから私たちを見つけるやいなや他の通学路の学生を全てスルーして真っすぐに私たちの方に走って来ました。
私も友達も顔を見合わせ
「どうしたんだろね?何かおかしいね…猫ちゃんどうしたの~?」
と話しかけましたが、私たちの目の前で座りじーっと私の右肩らへんを目を見開いて無言で凝視してくるんです。
さっきまで話していた事だけに友達が「ねぇめちゃくちゃ右肩見てるよ…これ何か見えているんじゃないの…」と言い出して「ええ!やだ!どうしよう!」てあたふた話している間もずっと無言で凝視してくる猫。

その瞬間私の右肩に無言で飛び掛かってきて猛ダッシュで走り去ってしまいました。「ぎゃあ!!!!」と声をあげちゃいましたが、友達と私はあまりにもびっくりしてしまいその後二人とも言葉が出なくてお葬式みたいな帰り道になってしまいました。

それを機にあの女性の金縛りも無くなり、あれだけ黒猫も一切見かけなくなってしまいました。
このお話の女性の霊と黒猫のあの行動がなんだったのかは正直わかりませんし断言はできませんが、もしかしたら黒猫が助けてくれたのかなと私は今でも信じています。
あの黒猫がそもそもどこの猫だったのかさえも、本当に猫だったのかさえも正直わりませんが…。

以上、不思議体験➁~猫~でした。



サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す