不思議体験①~狐~

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占い
今日は予定通り私の不思議体験をご紹介致します。
私の人生の中でもいい思い出といいますか、印象に残った出来事でした。

では、お話させていただきます。

もうかれこれ8年くらい前でしょうか。

そう言えば私のお財布どこだっけ?と思い、鞄の中を探しても無い…
あれ~棚かな?無い!

「無い!私の財布が無い!」

どこを探してもお財布が無いのに気付きまして顔面蒼白。
なんせ保険証も、クレジットカードも診察券も現金も入っていたので家中を探し回りました。
だがしかし…無い!!

冷静に、いつお財布使ったっけ…と考え、ハッと思い出しました。
昨夜の買い物の帰りに急な土砂降りの時だ!
でもどこで落としたかはわからない…

「うわあぁぁぁぁもう今、夜じゃん!」

一晩無事とは思えない、もうダメだ~と思いながらもそうだ!外を探しに行こう!と、勢いで家を飛び出し、近所を探していたらなぜか狐が目の前をタッタカタ~と通りまして、今思えば街中の線路沿いに狐って、いくら北海道でも私の地域は全然見た事無く、ましてや野良猫野良犬すら見た事無い環境だったので今考えるとちょっと変だなとは思うのですが、当時の私は正気ではなかったのかもしれません。

「ちょっとあんたぁ!お願い!私の財布一緒に探して見つけて~!」

よりによって狐にお願いをしてしまいました。

すると狐はピタッと立ち止まり、じーっと私を見て、再びタッタカタ~と去って行ってしまいました。獅子神様の如く…。

「あ~ん!!行っちゃったよ~!!」

今考えれば去るに決まってんじゃんと突っ込みを入れてしまいますが、当時はもう藁にも…狐にもすがる思いだったのです。

その後結局見つからなくて、警察やクレカの会社、思い当たる場所に連絡をしても届いておらず、その日は不安の中眠りにつきました。

次の日もしかしたら近くの駅の交番に届いてるかもと淡い期待を抱きながら交番へ行きましたが、警察の方がなんとお留守で…。

「なんてことだ…」

肩をガックリ落としトボトボと歩きながらふと、駅前の広場を見ると
もうなんていうかこんなに汚い駅前を見た事は無いよ~ってなくらいにお弁当の容器や食べ散らかしたゴミが散乱していて、かなり悲惨な駅前でした。

「汚すぎる…ひどすぎる…(´・ω・`)」

ちなみに私は本当に独り言が多いです(笑)

その場の汚さに立ち止まっていると、風も無いのに私の目の前に突然コンビニの袋がふわりふわりと近づいて来まして…そのふわり加減がもうなんていうか…誘ってるような揺れ具合と言いますか…。

私は「ふむぅ…なんだろう…これぇ……
ああ!これは私に拾えって言ってるんだね?」

と思い、袋をむんずと拾いあげ、せっせとゴミを袋に集めて駅にあるゴミ箱に捨てさせて貰いました。
全てコンビニで買ったであろうゴミだったので(-_-;)

心の中で(どうぞ…お財布が無事に見つかりますように)と願いながらゴミを拾いました。

綺麗になった駅前を後に私はそのまま家に帰りました。

さあ、お待ちかねの吉報はその日の夕方に届きました。

電話の相手は近くの小学校の校長先生でした。

「○○さんの電話でございますか?うちの児童があなたのお財布を拾いまして…取りに来ていただけますか?」
という電話でした。
聞いたところ、校庭の真ん中に落ちていたとのこと。

私はやったーーーーー!!!という思いと、でもなぜそんな場所に…もしかしたら現金はもう抜き取られて捨てられていたところを児童が拾ってくれたのかもしれないなぁ…と覚悟して小学校へ向かいました。

そして校長先生が身分の確認の為中身を見せていただきましたが、無事そうですが…ちょっと…みたいな微妙な顔をしたので、お財布の中身を確認したところ、全て無事にあったのですが、お札は全て血のように真っ赤に染まっており、これは雨が降った事によりお財布の色が落ちてしまった事が原因だと思います。
でも逆にこの気持ち悪さがもしかしたら功を奏した可能性もあるなと後から思いました。
そして、校長先生にその児童にお礼がしたいので連絡先を教えてくださいと申し出たら個人情報なので…という理由で名前だけを教えていただき、すぐ菓子折りと感謝のお手紙を同封してすぐに小学校に向かい、校長先生に「どうか、○○くんにお渡ししてください。」とお願いして帰りました。

帰ってまじまじとお財布の中身を見ながら

「良い事をしたら本当にお財布が返ってきた…神様は見てくれてるんだ…」

とニヤニヤしながらお財布を眺めていたらある事に気付きびっくりしました。

なんと、お財布に犬歯とかぎ爪のような痕がついていたんです。
明らかに大きな獣のような犬歯とかぎ爪の痕で、私は咄嗟にあの時の狐を思い出しました。
もしかしたら狐が見つけて運んでくれたのかな?と

※当時のお財布の画像はスマホが壊れてしまいバックアップ不可能で消えてしまいましたが。
8年も前なのでかなり薄くなってしまいましたが、当時はこれはなかなか大きい獣だねぇ~と家族の中でも話題になっていました。
今でもうっすらですが痕は残っています。
こちらがそのお財布画像です。

牛革なのでかみかみした可能性も…(笑)


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そして、後日談なのですがこの話を姉に話したら「え!それ息子の友達じゃん」という話になり、なんとお財布を拾ってくれたのは姉の息子の友達だったという事もわかりました。

あの日日曜日だったのに、たまたま校庭に甥の友達が来て拾ってくれたという事もすごく奇跡だなと思いました。
今でこそ占い師をしていますが、当時は何だか私は不思議な体験多いね~くらいであまりそういう事に対してはそこまで気にしていなかったのですが。
そう言えば…と調べたらこの地域の氏神様の眷属が狐だったとはもう少し後に知りました。
狐かもしれないし、そうじゃないかもしれない…ただ私はあの時の狐だと確信しております!
何だか色々な偶然が重なった気がして今でも大切な思い出です(*^^*)

長くなりましたが、狐のお話でした!

次回は~猫~のお話をさせていただきます!
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