「死ぬまで、働く」を読んで

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コラム
この間、肩が疲れてマッサージに行ったのですが。
私の担当の人はベテランさんのようで技術もあるようですが、なんだかずっと片手でマッサージ。お年を召していらっしゃったので、力を使うマッサージを一日していたらお疲れだろうとも思ったのですが、でもこれじゃ全く疲れは取れないしな、とも思ったり。

仕事を考える上で自分はいつまで働けるのだろうと思うのです。

最近「死ぬまで、働く」という本に出会いました。
執筆者は看護部長なども経験し、97歳になっても看護師として働いてらっしゃいます。素晴らしい賞を取ってもそれを自慢したり、入職面接で言うわけでもない。もちろん患者さんにはご自身より年下の方もいます。人の迷惑にはならない、ぼさっとしてたらいけないと集中して働けるように週に1回、半日お仕事されている。仕事だって時代によって変わってくる。記録も電子化しているので入力の方法も覚えなきゃいけない。教えてもらいながら入力し、オールドスタイルを貫くわけではなく、そうやって新しいことも覚える。定年退職をされたような年齢の方々が入職し先輩の背中を見て働く。

何とすごい方だろうと思いました。97歳でも辞めることを引き止められるなんて。

私がよく見かけるのは…
私は○○なの、▲▲を持っているのと聞かれてもいないのに延々と話したり。
オールドスタイルを貫き、わたしはできないと開き直り、与えられている仕事なのにやらなかったり。
若い人はすごいと言いながら全部やらせたり。
自分も組織の雇われなはずなのに采配権があるだけで、自分の言うこと聞かないなら雇わない、辞めさせるなど社長かのようにふるまったり。
都合の悪いことは見て見ぬふりして逃げたり。

そんな人が多い。若い人(新しく入る人)を育てずに、なんなら迷惑をかけて。そんなみっともない「人間」にはなりたくないですね。

ご相談を受けていて、仕事を辞めたことに引け目を感じている人が沢山います。詳しく理由は聞いていませんが「仕事」ではなく「人間」というワードが必ず出てくる。すぐに辞めるなんて、という言葉もよく聞くし、それも一理あるとも思うけど、もし、その人間がそんな「人間」なら、辞めて正解だろうとも思いますし。

看護師の仕事自体はまんざらではないと思うのです。
未来の自分が成功すれば、辞めて成功なんです。

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