ダイエットに必要なたんぱく質の知識 〜動物性のたんぱく質と植物性のたんぱく質の違いは何だろう〜

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動物性のたんぱく質と植物性のたんぱく質の違いについて、すぐに答えられますか⁇

それは、含まれる脂肪酸の違いなんです。

これを理解する事で、あなたはどちらを摂取する方が、理想の体型に近づけるかがわかってきます。

たんぱく質は、分解すれば動物性も植物性も同じようにアミノ酸に分解されます。

動物性・植物性のたんぱく質によって、多く含まれるアミノ酸の種類は異なります。

しかし、それよりも含まれる脂肪酸の方が大切なのです。

この脂肪酸の種類によっては、体脂肪がつきやすかったり筋肉が成長しやすいなど、身体に大きな影響があります。

ここからは、動物性のたんぱく質(肉・魚介類)と植物性のたんぱく質に分けて説明していきます。



動物性たんぱく質 肉(飽和脂肪酸)



動物性たんぱく質(肉)の主な脂肪酸は、飽和脂肪酸というものです。

これは、みんな大好きなお肉の脂です。飽和脂肪酸は筋肉や骨を強くしてくれる働きがあります。しかし、同時に体脂肪もつきやすくなります。

肉だけでなく、牛乳や卵も飽和脂肪酸が多く含まれています。(牛や鶏が作り出したものなので、牛や鶏と同じ飽和脂肪酸が多く含まれる)

ダイエットには厄介なことに、この飽和脂肪酸は腸で脂肪を蓄えやすいホルモンを出すのです。もし脂身たっぷりのお肉を食べると、ハイカロリー&ホルモンの効果のダブルパンチで太りやすくなるという…

なので、筋肉を増やしたいときはお肉を中心に料理を選択するのがいいでしょう。

お肉の中でも、脂肪が少ない部位を選んだり、脂身を取り除けば十分ダイエットにも役立ちます。

トレーニングをしている人や、成長期の子ども、痩せている高齢者などは、健康状態を見ながら積極的に摂取するといいでしょう。


動物性たんぱく質 魚介類(不飽和脂肪酸)


動物性たんぱく質(魚介類)の主な脂肪酸は、不飽和脂肪酸というものです。不飽和脂肪酸の中でも、オメガ3という脂肪を減らす助けをしてくれる脂肪酸です。なので、ダイエット中なら肉よりも魚介類の方が体脂肪を減らすのに効果的です。

それに、肉よりも魚介類の方が平均的に、含まれる脂質の量が少ないので、魚介類をチョイスすることは、ダイエットに効果的です。

しかし、脂質なので1g=9kcalという事実は変わりません。なので、「魚だから大トロもヘルシーだ」と言って食べまくるのはダメです。ガッツリ太ります。魚介類でも、脂質が少ないものを選んで食べるのがおすすめです。

たこやいか、貝、海老、蟹は、とても脂質が低く、高タンパクなのでダイエットに効果的な食品です!しかし、コレステロールが高いので、高コレステロール血症や更年期障害などの症状がある方は、摂取を控えることをおすすめします。

魚には、旬の季節がある種類もいます。(秋刀魚やブリなど)

旬の魚は、最高に美味しいですがその分脂も乗って高カロリーとなっています。なので、ダイエット中は旬の魚には気をつけましょう…


植物性たんぱく質 (不飽和脂肪酸)

動物性のたんぱく質(肉と魚)と比べると、平均的に含まれる脂質は少ないです。コレステロールもほとんど含まれていません。

大豆を原材料とした食品は、全てここに含まれます。(納豆、豆腐、厚揚げなど)

植物性の脂質のほとんどは、不飽和脂肪酸です。しかし、魚と違ってオメガ3という脂肪を減らす効果のある脂肪酸は、あまり含まれていません。ナッツやアマニ油には、多少含まれていますが、魚の方が豊富にオメガ3が含まれています。個人的にはナッツやアマニ油を使うなら、断然魚を食べることをおすすめします。

それでも、不飽和脂肪酸なので、太りにくい脂質です。なので、ダイエットが目的なら肉を食べるよりも植物性のたんぱく質(主に大豆)を摂取するといいです。
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