実は多くの人にとってタックスヘイブンの国-日本

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マネー・副業
「タックスヘイブン(租税回避地)」と聞くと、課税が完全に免除される国や地域というイメージがあるかと思いますが、
日本のタックスヘイブン対策税制の中で定義されているタックスヘイブンは、
税制負担割合が20%未満の国や地域と定義されています。
*ちなみにタックスヘイブンの「ヘイブン」のつづりは「避難所」を意味する「haven」であり、「天国」を意味するheavenとは異なります。

日本の起業家の移住で昔から有名な
シンガポールなどもタックスヘイブンの国となっていますが、
所得が2500万円ぐらいを超えると税率は22%なので、
数値だけを見るとタックスヘイブンの定義から外れる事になります。

一方、日本は最高税率55%(所得税+住民税)で税金が高いというイメージがありますが、
株式の配当(インカムゲイン)や値上がり確定益(キャピタルゲイン)などは20%です。

又、年収(給与所得)が650万円ぐらいまでは所得税率は10%なので、
住民税と合わせて20%です。
*所得税率は年収ではなく、各種控除項目を差し引いた課税標準額に応じて決まります

ゆえに、株で稼いでいる人や年収が650万円以下の人にとっては日本はタックスヘイブンの地に住んでいるようなものです。

よって、セミリタイヤをするにあたっては、日本はかなり良い国だと思っています。

上記の通り税負担は低いですし、
安全で、医療は発達しており、衛生的、食は個人的に世界一だと思っていますし、
かつ我々日本人においては言葉が通じ住み慣れているというのも当然大きいです。

さらには、金額は少ないと思いますが、年を取れば年金も貰え、医療を受けるにも保険が利きます。


もちろん、セミリタイヤ出来るまでの資産構築という所がハードルは高いですが、
先日も言及させて頂いた通り、セミリタイヤの基準は資産額だけでなく投資能力もその要素としては大きいです。

*「セミリタイヤのための4%ルール」

そのため、
本業以外に投資で資産を構築しつつその投資能力も高め早期のセミリタイヤ実現に向けて頑張るというのは、日本においてもこれからの時代かなりスタンダードな生き方になる考えています。



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