システムはやや買い優勢で推移しましたが、日経平均株価大幅下落の影響を受けて、成績は1ポイント近く下落しました。
ただ、ベンチマーク平均株価は2ポイント近く下落しており、それよりは多少マシです。
一方、次表に示すように、基準システムは若干の売り優勢だったこともあり、わずかな成績下落に留まっています。
ここにきて、基準システムとは2ポイント近く差を付けられており、今年から運用を始めた追加システムの有効性に黄信号が灯っています。
日経平均株価は大幅に続落し、バブル時の最高値を下回ってきました。先週から今週に掛けて大幅な円高基調が続きました。そのことが株価下落の要因だと言われているようですが、果たしてどうなんでしょう?
まあ、期末の定例行事という声もありますが、一連の動きで誰が一番得をするかということを考えてみるのも面白いかもしれません。
週明けには、日銀金融政策決定会合やFOMCといった重要イベントが控えています。日銀は今回の会合でマイナス金利を解除すると言われていますが、市場ではすでに織り込み済みだと考えられます。
もちろん、予想に反して解除しないということにでもなれば、市場に与えるインパクトは大きなものになりそうです。
トレンドは、直近に急峻な下降トレンド10が発生していますが、基本的にはそれに続く上昇トレンド1が株価推移を支配しています。
ただ、株価は上昇トレンド1を17%ほど下抜けており、今後、勢力が弱まると共に上昇トレンド6に吸収されていく可能性があります。
ドル円は週初に146円台まで下落しましたが、その後は上昇基調に転じると、週末には149円台を回復しています。
日経平均のところでも述べたように、期末要因、すなわち期末に向けて円を必要とする企業などがドルを円に換える動きが加速したものと見られますが、取り合えずその需要は一巡したと思われます。
ただ、もっともらしくそうは言って見ても、2023年3月は確かに円高基調が見られたものの、2022年3月は逆に円安が進行しています。2021年も円安基調でした。
そう考えると、これは単に取って付けた話に過ぎないのかもしれません。円高になるには、円が買われる理由があります。ただ、その理由についてははっきりしたことは言えません。
直近には下降トレンド5が発生しましたが、このまま円安回帰が続けばいずれは消滅する可能性が高そうです。
そんな中、上昇トレンド3が存在感を強めています。勢力こそ先週末の2から3にやや下げたものの、ドル円はトレンド下限で踏み止まり、レンジ内で推移しています。遅くとも4月以降には、円は直近最安値を更新してくるかもしれません。
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