生まれて初めて障害者手帳を手にしました。

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コラム
おととい、生まれて初めて障害者手帳というものを手にしました。精神の2級です。「主たる障害」が「統合失調感情障害」、「従たる障害」が「自閉症スペクトラム障害」です。(1級のほうが重く、1級はよほどの人しか出ませんので、2級というのはかなり重い級が来たことになります。)

もらって驚いたのが、少なくとも私の住む市では、市内のあらゆる公共交通機関がすべて無料になること、あらゆる診療科の医療費がすべて無料になることです!

これはありがたいです。

この手厚さはかなり自治体によるらしいことも分かりました。たとえば東京に住む精神2級の私の友人は、都営線と都バスしか無料にならず、また精神科以外の科は3割負担だそうです。

他の都市に住む障害者の友人にも聞いてみましたが、さまざまです。

いちがいに私の住んでいる地が手厚いかどうかというのは言えないみたいですが、ありがたいことは間違いないですね。

精神科というのはお金がかかります。十数年前は1回で1万円くらい(!)かかりました。いまでも数千円はかかっていました。つぎから無料になります。これは大きいです。

私は椎間板ヘルニア持ちでもあり、また慢性的なじんましんですが、他の科も無料ということは、これらも無料となります。極めてありがたいです。

本日、障害者手帳をいただいてから初めての外出をしました。障害者福祉を2箇所まわったのですが、確かに交通費はまったくかかりませんでした。

それから、障害者手帳は「写真付きの身分証明証」となります。私はずっと運転免許証を身分証明証として使ってきました。いまから21年前の大病以来、まったく運転していませんが、身分証明証としてやむを得ず持っていましたので、あれが手放せるのはありがたいです。

運転免許を持っていることによって損をしたほんの一例を挙げます。前の職場で、上司から車でものを運ぶことを命じられたことがありました。私は20年くらい運転をしておらず、だいいち自閉症スペクトラム障害によって同時に複数のことができないため「車の運転」のようなマルチタスクは典型的に不可能であるため(それなのに免許が取れてしまう現行の制度はおかしいと思います。私のような人間には運転免許を発行してはいけないはずです)、上司に運転できないと告げると、むちゃくちゃに叱られました。「きみはライセンスを持っている!運転できるはずだ!」と、とてつもない剣幕で叱られました。しかもこのことを何か月も言われ続けたと思います。とにかく私は運転免許を持っていて損ばかりしているのです。これは一刻も早く手放したいです。このたび障害者手帳が運転免許並みの「強力な」身分証明証であるらしいことを知り、もう運転免許はすみやかに返納したいです。

その他、動物園、水族館、美術館、博物館、映画館などの割引または無料、携帯電話の割引や、私は車を持っていないから関係ありませんが、駐車場料金、高速料金などの割引や無料などがあるみたいです。これらは自治体によるみたいですが、とてもうれしいです。個人的には演奏会の割引がありがたいです。

とにかく「晴れて障害者」というのも変ですが、ついに障害者手帳を入手しました。つぎは障害年金にトライしたいと思います。着実に一歩一歩、がんばっています!
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