子供たちに伝えることを伝えるためには【言の葉Cafe深夜営業】

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地域の青少年のためのキャンペーンを、まったくやる気のない状態でなんとなく話があったのですが、僕としては「受けたことは全力で」がモットーなので、頼まれてもいないキャンペーンを仕掛けています(;^ω^)

町内会では青少年の非行防止のために夜の見回りをするのですが、いくつもの問題を抱えています。

町内会の年寄りばかりで見回りしていても、実際に非行少年たちに出くわしたらどう対処できるのか?基本的に「うるせぇ!ジジイ」で話は終わります。

また本気で遊びに行くなら都心部に行きます。割と近いので。

そもそもそうした夜回りをする少年たちの気持ちをどれくらい推し量っているのか?

なんとなく毎年やっているから・・・という消極的で空疎な理由では子供たちに失礼です。

何故、子供たちは夜遊びをするのでしょう?とりあえず他に面白いことが無いからです。
「ダメよ、ダメダメ」と少し前に流行ったギャグでしかないのでは、何を言われても知りません。

ゲームをしてはいけない、と言われても根拠もないし、それ以上の娯楽の提案もできない大人には何も言えません。
「ゲームばかりしてないで勉強しなさい」は、現在のIT系の求人を視ていると説得力が欠片もありません。むしろ大人がしっかりと学べよと言われても仕方ありません。

きちんと話を聴くことが出来ないのでは、何を言っても聴くことはありません。
大人だって、自分の話を聴かない人の話を聴くわけはありません。

もう一つ嫌いなのは、大人が「子供に寄り添ってやってます」的な態度です。
「お前たちの気持ちはよくわかる」
これ、腹が立ちません?
これは大人になっても良くあるのですが、なんちゃってカウンセラーが人の話を聴く気がないのに「あなたの本当の心は・・・」とのたまってしまう。

カチンときませんか?

経験があって、データが揃っている大人でもフレームの中に気持ちを要約されたり、カードがこう言っていると気持ちを勝手に代弁されたら腹が立ちませんか?

子供たちはもっとイラつきます。

僕は母の死後、ずっと親戚の家を回って、伯母に拾われました。
伯母はスナック勤めでしたので、入れ違いで顔を合わせない日も多かったですし、夜はいないので遊び放題でした。

世間的にも僕は決して頭の良くない学校に通っていました。実際に校内暴力の旋風が荒れ狂っている時期で何度もテレビの取材が来たほどです。
周りの目も「あそこの子は母親があんな死に方をしたから」とヒソヒソと話しています。

グレる要素は充分に揃っていました。

なので僕のとった行動は生徒会長になって、地域でもっとも真面目な生徒になることです。
不良ばかりの学校で、キチンと校則を守った服装はとても目立ちます。
また学校だけでなく、同じ県下の学校との交流会を頻繁に行っていきました。

そう、ある意味で世間の期待に対して反抗的だったのでしょう(笑)

それほど目立った真面目な学生だったので、伯母には講演依頼が来ていましたが、そのすべてを一言で断っていました。

それは

「子供は飯が上手ければウチに帰る」


たしかにそれが全てといってもいいです。
もちろん、忙しい中でいつも凝ったものがあるわけではありません。

冷凍食品とレトルト食品ばかりでしたが、レトルトの肉団子は大好物でしたし、冷凍食品のチキンは未だに推奨です。

質ではなく「そこに用意してくれる気持ち」です。

そうした愛があれば、成すべきことは分かります。

また当時から僕は文章を書いたりするのが好きでしたから退屈知らずでした。
やることがあるので、非行に走るような退屈な事には興味がありませんでした。

自分のそうした経験や、思ったことをキチンと今の、そしてこれからの子どもたちに伝えられるようにしたい。伝えるためには「退屈な」伝え方では聴くことはありません。

PS5より面白く伝えることが大事なのです。
もう、今この活動を考えるのに夢中ですよ(笑)

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