販売イベントで大量注文したいと言われたら

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コラム
いろんなところで販売イベントに出店していると、
「この作品かわいいですね!もっと欲しいです」
「たくさん買うので、少しお安くなりませんか?」
お客様からこんなこと言われたことありませんか?

少し前のことになりますが、私がイベント運営委員をしていた時に、出店者さんへお客様から上記のようなことを言われていたところを見たことがあります。
その時は、地域の商店街などがメインとなって行うお祭りのようなもので、イベントの規模としてはそれほど大きなものでも無かった印象です。
そして、イベントに参加してくれた作家さんも、大半が地域にお住まいの方達でしたし、こられていたお客様も地域の方達が多く、大体知った中でおしゃべりも弾んでワイワイしていました。

そんなところに買い付けの交渉をしにきた人がいました。その人は日本人では無かったのですが、ある程度しっかりした日本語で会話をしてきたな、といった印象が残っているので、多分あちこちで同じようなことをしているのでは、と思いました。

当然、私たちが間に入り、作家さんの気持ちを汲んでお断りをして特に何事もなくその時は終わったのでした。

ただ、声をかけられた作家さんはとても怖かった、と言っていました。

海外から買い付けに来ている、という考えも無かったし、しかもこんな小さな街のイベントにバイヤー?らしき人が来るなんて思ってもい無かった、と。
それは本当に同感です。
でも、私たちの考慮不足でもあったな、と同じ実行委員で反省しました。
その後のイベントには同じことは無く、無謀な注文の話を持ちかけられることもなかったのですが、こういった前例があった、と事前に出店者の方達へお伝えしておくことができるだけでも、心持ちが違うようで安心に繋がっていたようです。

ある意味いい勉強になった出来事でもあります。

その時感じたことは、本当に色々な人がお客様の中にはいるな、と言うことと、断ることの大切さです。

これはできない、と線引きをすることは自分の作品と、今まで買って下さっていたお客様との信頼を守ることだと思います。

私も過去に作家としてお店に置かせてもらっていた時、お客様から大量に注文をお願いしたい、と相談されたことがありました。
その時は、子ども会みたいなグループの子どもたちへのクリスマスプレゼントにしたい、とのことでした。
その時の私は、1作品で2〜3個ずつ程度の納品しかしておらず、一度に18個の注文は大量に感じびっくりしたことを覚えています。
その時は、声をかけて下さったことと、子どもへのプレゼントに使ってもらえる!ということが嬉しくて頑張って納品させていただきました。
大量注文はその後のことを聞いて、自分の心がワクワクに傾くか、が見極めのポイントかな?と感じます。
最初の話の時のようなちょっと怖いな、と思うような出来事にあった時は、出店イベントの運営に、怖いお客様がこられた時は運営に対処をお願いしたいが、どのようにしたらいいか?と言った質問を事前にしておくといいと思います。

また、無理はしないこと。
やりたくないことは何個でも作りたく無いものですしね。








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