今回も対面販売イベント限定のちょっとしたお話です。
どんなことかと言いますと、折り紙について。
皆さま、子どもは折り紙が大好きってご存知でしたか?
女の子だけじゃなく、男の子も折り紙にはピンとくるものがあるようです。
静かな場所で子どもが愚図らず、大人しく待ってもらう工夫の一つに折り紙で遊ばせる、ってご家庭もあるかと思います。
また、お友達同士で折り紙の交換こをしあったり、新しい模様の折り紙を見つけたら教えあったり。
大人も折り紙をお菓子のラッピングに使ったりして、意外にもあると便利だったりしますよね。
とにかく折り紙は子どもにとって大事なんです。
そんな折り紙を切って、アクセサリーの台紙にしていた作家さんがいました。
もう8年近く前のことになります。
そのアクセサリーはもちろん、子ども向けのブレスレットやネックレス、ヘアゴムやヘアピンなどのカラフルで可愛いものばかりが入っています。
しかも、値段もこどものお小遣いの範囲で買えそうなものばかりに設定。
子どもたちは、すぐに飛びつきました。
カゴにあるたくさんの作品を一つ一つ見ていって、お気に入りを探します。
その作家さんのブースには、大人向けのきれいなアクセサリーや雑貨も種類豊富にディスプレイされていました。
でも、こどもたちはあちこちに置いてある子ども向けの作品ばかりをピンポイントで見つけていきます。
なぜなら商品を乗せている折り紙が、子どもを呼んでいるから。
そう、折り紙が呼んでるって思うくらいに、集まり方が集中していたんです。
折り紙は子どものもの、子どもたちもそれをよく分かっています。
だからちょっと高級に見える台紙に乗っているアクセサリーには目もくれません。
そして、子どもの買い方にはだいたい決まりがありました。
お母さんに、
お姉ちゃんに、
妹に、プレゼントしたい。
の気持ちで買い物をしてるんです。
そして、プレゼントしてもらったお母さん、お姉ちゃん、妹はお母さんを呼んで、もう一度その作家さんのブースに来るんです。
そして、ここで買った事を知ると、自分の子どもが本当に欲しかったものを聞いて、コレ、と指さしたモノを買ってあげるんです。
だって子どものお小遣い程度の値段ならお母さんにとっては買えない金額ではないですからね。
子どものお小遣いで買った一個100円のヘアピンが、数時間後にはママが、
ヘアゴムを見て、娘に良いかも、とかチャームを見ては、ファスナーの開け閉めに良いかも、とかアレもコレもと、まとめて買ってくれたりするんです。
(給食マスクなどの生活に必要なものまでラインナップが上手な作家さんでした)
ちなみに、大人はあまり折り紙は見ません、商品そのものを見て判断します。
品物の探し方には、子どもと大人ではいろいろ視点が違うな、と感じたイベントでした。
購買対象に合わせたディスプレイや商品に見せ方に、折り紙もとり入れてみてください。
そのひと工夫でもっと良い事があるかもしれません。
最後まで読んでくださりありがとうございます。