新興宗教について

記事
コラム
第二次世界大戦後、日本では主に従来の仏教やキリスト教などの既成宗教に対して、新しく興った宗教として、全国的に教勢を拡大した宗教として様々な新興宗教が設立されました。
○○学会や、△△教など、文部科学省に登録されてる法人格を持つ宗教法人は神道系・仏教系・諸派含めて、全ての宗教法人数は 180,828 法人あります。
それぞれご神体の偶像崇拝や、ある人物を教祖と見立てて神格化し、信仰の対象としています。
それぞれの宗教には、それぞれの独自の教え(教典)があり、人類救済・世界平和・霊格の向上・死後に天界に行けることなどを目的として、多くの信者が入信し、日常生活の一部として崇め奉られています。
尚、神道系に関しては神道の八百万の神々を奉ることを主としていますので、特に教典や教えというものは一般的にはありません。

実は私は以前、とある新興宗教の専従者(職員)として従事していた頃がありました。最初にその宗教法人に入信したのは、まだ19歳という若い頃で、知人の紹介で、当時はそんなに深く考えずに入信したのですが、その宗教の教えが素晴らしいと感じ、世界平和と地上天国の建設・死後に高い霊層界にいける修行として、浄霊・献金奉仕・入信者の勧誘・月に一度の箱根本山の祭事の参拝は必須でした。

そして何年か熱心に信仰していき、その宗教法人の一信徒ではなく専従者として、もっと深く修業し学びを深め、その宗教法人に奉仕したいと願い出て、専従者として採用されました。

もちろん、法人格を持つ団体なので、給料を支給されていましたし、寮に住み込み、社会保険や厚生年金、雇用保険など、待遇は一般の会社と同じでした。その給料の中から、毎月の会費と献金奉仕をしていました。

専従者になってからは一信徒ではなく、教団を運営していく立場になって、その教団の奥座敷(裏方)を知るにつれて、一般信徒さんには知り得ないことも多く知ることが出来ました。

専従者の仕事は多岐にわたり、信者さんの献金奉仕を目的とした家庭訪問、分院への集会参加と浄霊の実践、祭事の準備にために真夜中まで準備作業に追われ、月に一度の祭事の前日は寮に帰れない日は当たり前でした。

それら、専従者としての奉仕として受け止め、信仰心をモチベーションに携わっていましたが、毎日あるミーティングでは、担当地域の献金奉仕のノルマが課せられ、入信者獲得のノルマ、特に大きな参拝日(ご降誕祭・地上天国祭)には全国から大勢の参拝者が夜行バスなどに乗って前日から来られるので、必ず参拝する様に各支部のチーフから参拝徹底を課せられるなど、プレッシャーが負担になってきていました。

この宗教の奥座敷(裏方)を知れば知るほど、それまで熱心に信仰していた教祖の教えや、浄霊の素晴らしさ、自然農法の大切さ、美術文化に触れ霊性を高めることの重要性を身を持って感じていきましたが、宗教法人の維持存続の為には、一般信徒さんからの献金と入信者獲得が要なので、一信徒の時とは比べ物にならないほどの精神的なプレッシャーがあり、一般企業の営業と何ら変わりはしない、「人・物・金」集めが全てであり、自分のプライベートの時間なや自由な休日などなく、ストレスが日に日に増していき、最早、御神体の崇拝や教祖の教えそのものとの矛盾に魅力を感じられなくなり、専従者として勤めることに限界を感じ、退職し、その信仰自体からも離れました。

現在、話題となっている「旧・統一教会」の問題について、宗教2世が教団から多額の献金を半強制的に搾取され問題となっていますが、これは氷山の一角に過ぎません。どの宗教も教典の教えには素晴らしいことが書かれているもので、実際の日々の所業には精神的な拠り所として実存しているものでありますが、逆に良いことが書かれてる反面、教典の教えに歯向かうと、地獄に落ちるなど強迫観念を植え付けられ、マインドコントロールされ、自分の主体性が喪失し、教団の言いなりになってしまい、多額の献金を拠出することよりも、精神的な拠り所を失い地獄に落ちるなどと吹き込まれた強迫観念の方が勝り、金銭感覚が麻痺して、人生を棒に振り、その家族にまで大迷惑がかかるという始末になっています。

私は、宗教法人の一信徒から専従者にまでなったことで、宗教団体の闇の裏側を知ったことにより、宗教に対して著しい嫌悪感を抱いています。

神様というものは、自分自身の魂に宿っているものであり、森羅万象を司る大いなる存在とつながっており、「真・善・美」「健・富・和」の心があれば、特定の宗教団体に所属することは、自分の主体性を損ねるだけであり、自分というものの総体を見失ってしまいます。そのままの、ありのままの、あなたでよいのです。

日本は多神教の国なので、八百万の神々がいるとされ、どの宗教に入信し信仰をするのは自由ですが、基本的には大いなる存在への感謝と祖先の供養、安穏な生活を願うということが基本なので、その精神さえ持っていれば、特定の宗教団体の教えなど、非現実的で異常であるものも多く存在しますので、気軽に足を踏み入れてはいけないと思います。
先祖代々から受け継がれてきた、仏教やキリスト教などの古からの信仰に崇拝の心を持っていれば、敬虔な信徒であり、それだけで良いと思います。

現在、新興宗教の特定の宗教団体に所属し、または所属させられている方で、その教団を辞めたいと思っている方がおられれば、ご相談に応じます。
宗教法人の専従者として奥座敷(裏方)の運営側の経験がある私が、あなた様のそのお悩みを傾聴し、マインドコントロールから抜け出し、離脱する為の改心や脱会のサポートをさせていただきます。


まずは、お気軽にご相談ください。
自分の意思で脱会したくてもできない方は、特にご相談をお勧めします。
悩んでおられる時間が無駄なので、一日も早くマインドコントロールから抜け出す方法を指南いたします。









サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す