取り入れる情報を選別できれば「活かし方」も身に付く

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少し前に筋トレの動画を見るようになったのですが、いつの間にか世界で活躍しているボディビルダーのYou Tubeチャンネルも目に留まるようになりました。 

これは自分が元々筋トレが好きだったから情報を探して見つけたのか、それとも動画や広告といった外部から導かれたのか、その違いは大きいです。 

この情報の取り入れ方というのは本当に大事で、自分が求めていないものは意識的にシャットアウトする必要があります。 

テレビのCMのように無造作に見ていると、本当は必要無いのに「欲しくなった、手に入れたい」と思わされることが多いからです。 

他人に植えられた欲望に従うことは、私の人生を豊かにしてくれません。 

新しい機種、新しい車、必要のない雑学や有名人のゴシップなど、単に「興味をそそられたから」と無意識的に触れてしまうと、いつの間にか自分の人生の本質を見失ってしまうのです。 

自分がやりたかったこと、求めていたものを忘れてしまうのです。 

特に自分の夢や目標に関する情報を取れ入れる際は、その質を高めていく姿勢が大切です。
これは実際に手に入れる「物自体」の質もそうだし、「情報の質」も同じです。 

そこで今回は「動画」という媒体を通して情報を入手することについて考えてみます。 


私自身、動画コンテンツからの情報入手は積極的に行っています。 

その理由の一つとして、私の情報を処理する認知特性が「視覚優位タイプ」ということが関係しています。 
文字よりも、画像や動きを見た方が物事を理解しやすいのです。

私の場合、本を読んだりブログなどの文字を読むよりも、実際に動きや形を目で見たほうがリアルにイメージできます。 

今の時代は、You Tubeなどの動画配信システムのおかげで、自分の才能や強みをより発揮する人々が増えています。 

それに伴って、これまでは習得が難しいとされていた分野も、動画によって目からウロコが落ちるような情報を得ることが可能となっています。 
一昔前までは習得に5年かかると言われていた技術が、わずか数ヶ月でコツを掴むこともできるようになっているのです。 

達人に弟子入りして習わなくては触れることができなかったような技術も、自宅に居ながら知れるという恩恵を授かっています。 
また、幼くして世界で活躍している子どもたちが増えているのも、こうした情報化社会の影響が背景にあると言われています。

ですから、的を絞って情報に触れるのであれば、動画から得られる恩恵は大きいと言えます。 


もちろんその逆も然りです。 

自分の人生にとって不要なものであったり、恐怖を煽ったり、再生回数を増やすことが目的の「釣り」で興味を惹きつけたり、時間を浪費させるためだけの内容であれば、意識的にシャットアウトする必要があります。 

無料で提供されているコンテンツの背景には、システム側の莫大な利益や利潤が渦巻いているからです。 
つまり情報を取り入れるときは能動的でなければ「失うものや影響も大きい」ということです。 

失うものとは、時間であったりお金であったり、自分の自由な発想が奪われてしまったり、自分に必要のない価値観を植え付けられたりします。
単純なチラシや広告よりも、映像や音からは強く影響を受けるので、脳が「そう思わされてしまう」ことが危険なのです。 

そしていつの間にか本来の目的を見失うということです。 
私達が情報の入手に能動的にならないことは、システム側の目的であり喜びなのです。

必要な情報を探していたら、いつの間にか関連動画のネットサーフィンに夢中になっていたなんてことは、当たり前に起こってきます。 

ネットの情報は、欲望や誘惑を喚起させるものが多いので、利用方法を自分の中で決めなければ、大切な人生がいつの間にか望まない方向に流されてしまいます。


さて、You Tubeなどの動画は、動きを見たり音を聞くことができるので、情報量が多くて伝わりやすいという特徴があります。 
文字だけだと伝わらない微妙なニュアンスが、動画だと理解できたりします。

例えば筋トレに関しては、まさに優位性が高いと言えます。 
文字や写真よりも「動き」をイメージできるからです。 

他にも格闘技やスポーツの状況を説明するにしても、文字や写真よりも動画の方がはるかに伝えられる情報量が多いことがわかります。 

ただし先程も書きましたが、無防備な状態で動画を視聴していると、いつの間にか広告による洗脳や、システムが仕掛けてくる欲望に心を動かされるようになります。 

そこで情報を取り入れるときは、自分なりのカスタマイズをします。 

例えば不要な動画に関しては、見つけたらすぐに削除するようにします。
一度削除すると、その関連動画も自動で表示されなくなるので、不要な情報に触れる機会が減ります。 

You Tubeの場合は、放おって置くと「あなたにおすすめの動画」という名目で、トップページに色々な動画が次々と表示されます。 

「なぜこんな動画がおすすめに?」と思うような内容も。
そして思わずクリックしてしまいます。

私は犬猫も大好きなので、そうした関連動画も多く紹介されます。 
ですが、全く無関係のないものも出てくるのがポイントです。 

これはスポンサー企業が広告費をかけて、見込み客層に対して関連動画や広告を表示させる機能がシステムに備わっているからです。 

それは私が見ている動画だけに関連しているのではなく、私自身の性別や年齢、地域や検索履歴などの分析データからも導かれています。 
もしFacebookなどに自分の詳細なプロフィールを載せていると、これはあからさまに広告のターゲットにされていることにもなります。 

男性で中年であれば、ダイエットとか育毛剤とか、旅行とか副業や出逢いに関してなど、そういった動画や広告が当たり前に表示されるようになります。 

そして相手がお金をかけてまで広告を出すということは、当然見返りがあるということです。
これが私達をいつの間にか消費者にさせるシステムの一つの姿です。 

ですから、自分に関係のない情報は、積極的にカットする、受け入れないという態度が必要です。
私は動画を見る際に広告が流れているときは、音声をオフにするなど工夫しています。

見る時間を決める、見る回数やタイミングを決める。
そして意識的になる。

こうすることで自分の大切な意志力の浪費を防ぎ、夢や目標にエネルギーを使うことができます。


また私自身も、趣味の延長で作った動画や、商品の付加価値としてのコンテンツ動画を公開しています。

その中のいくつかは、自分がオークションに出品した商品の「取扱説明書」的な動画です。
これは購入者に、より詳細な部分を見てもらいたくて作ったものです。 
つまり購入希望者のみが見てくれたらOKで、それ以外の意図はありませんでした。

それがいつの間にか、数ヶ月で約三千回の再生回数になっています。
これは、動画が再生回数を目的としたものではなくても、世の中に対してなんらかの影響を持つということです。

そして実際に動画制作をやってみると、言葉や写真では伝わらないニュアンスが、簡単に表現できることがわかります。
色や形、動かし方や音などを簡単に伝えることができます。

このように与える情報量や影響力が大きいということは、自分の情報発信にも効果が大きいということです。
例えば折り紙の折り方を相手に説明するには、言葉や画像よりも、動きを見てもらったほうが簡単に、正確に伝わります。

私も神聖幾何学の「綿棒アート」をやってみたいと思い、動画を視聴して簡単に作ることができました。

このように影響力の強い動画だからこそ、そのメリットを自分の人生やビジネスに活かすという視点を持つことも大切です。 


まとめになりますが、数ある情報の入手先としてもYou Tubeなどの動画は、しっかりと選別さえできれば「質の高いもの」に触れることができます。

反対につぶやきだけとか、リツイートや他人のコメントなどは、自分の人生にとってあまり役立たないと言ってよいでしょう。
質という視点から見ると、雑に扱われている情報に高い価値は感じられません。

たまたま「面白かった」とか、「気付かされました、感動しました」ということはあるにせよ、それは自分の求めていたものではありません。
たまたまそう思っただけなのです。

私はコピーライティングについて色々な情報を紹介していますが、「見せ方」を工夫するだけで、影響力が大きく変わることを知っています。

同じ物、同じ事実であったとしても、伝え方で結果が全く変わってきます。
受け取る側も「信頼できるものなのか?自分にとって必要なのか?」を見極める必要があります。

これからは「情報は自分で選ぶ」という意識をしっかりと持つことが試されていきます。
そしてこのことを徹底すると、ブレずに、自分が計画したゴールに向かうことができるようになります。

ただし自分で選んでいると思っていても、実際はすでに他人に埋め込まれた「欲望」が喚起されているだけという場合も多いのです。

これについては、関連記事の
【首に刺さったプラグを抜く】と、
【情報のデトックスで見えてくる豊かさ】を御覧ください。

夢や目標に向かう時、必要以上に知識を増やさなくても、ちょっと意識を変えるだけで、時間とお金に余裕が生まれ、人生の質が高まっていくことを感じられます。

それでは最後まで読んでいただきありがとうございました。

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