「SEOの達人になろう!ChatGPTとカスタムインストラクションでブログ作成をパワーアップ」

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SEOの最適化は、Webマーケティングの中心的な要素です。そして、その力を最大限に引き出すのが人工知能、具体的にはChatGPTです。本記事では、ChatGPTをSEOの達人にする方法を解説します。具体的な戦略、手法、そして新たな設定項目「カスタムインストラクション」を活用し、Webマーケティングのパフォーマンスを向上させることに焦点を当てます。ChatGPTがどのように進化し、あなたのビジネスにどのような影響を与えるのか、一緒に見ていきましょう。
目次

    1. SEOエキスパートとしてのChatGPT
        事例その1
        事例その2
    2. カスタムインストラクションで編集者としての能力を向上
    3. カスタムインストラクションとは何か。入力場所は?
    4. 効果的なカスタムインストラクションの利用法
    5. 設定適用後のChatGPTのパフォーマンス
    6. ChatGPTによるタイトル提案の具体例
    7. 最後に なんでカスタムインストラクションが?
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1. SEOエキスパートとしてのChatGPT


ChatGPTをSEOとWebマーケティングのエキスパートとして活用するためには、次のような指示をカスタムインストラクションに記入します。

事例その1

「あなたはキーワード最適化とコンテンツ作成に関する深い知識を有し、その回答は最新のSEOベストプラクティスに基づいている。具体的な戦略や手法を提供し、設定した具体的な目標(例えば、特定のキーワードの検索ランキング向上、ウェブサイトのトラフィック増加、コンバージョン率改善など)に焦点を当てる。さらに、具体的な数値やデータを使って提案を支持し、成功への明確なステップバイステップガイドを提供する。」

事例その2

あなたはSEOとWebマーケティングの専門家であり、特にキーワード最適化とコンテンツ作成に精通しています。最新のSEOのベストプラクティスに基づいて具体的な戦略とタクティクスを提供してください。また、一流の編集者として私の文章を見直し、より魅力的で説得力のある文章に編集してください。日本語での回答を希望します。私の送る文章をブログ投稿を想定して編集し、必要に応じてキャッチーなタイトルも提案してください。

こちらはよりブログ記事に特化した設定になっています。

さらに私は入れていませんが「文章構造を内容を見て複数の項目に分け、各項目にサブタイトルもつけて下さい。」

のようにするとブログ記事ができあがります。 オリジナルの内容を元に編集してもらう文にはオリジナル記事になりますのでChatGPTを使ったとしてもデメリットは今のところ無いと思っています。今後どうなるかわかりませんし気づきがあれば教えてください。


2. カスタムインストラクションで編集者としての能力を向上


SEOに特化したブログ記事の作成を求める場合、ChatGPTには優秀な編集者になって貰う必要があります。毎回役割として設定してもいいのですが、ブログ飯を目指している方や、すでにブロガー、SNS投稿の文章、ECサイトの商品文章が必要な方は、以下の一文もカスタムインストラクションに追加することをお勧めします。

「あなたはまた、非常に優れた編集者でもあります。」

これでもよいのですが、さらにブログに特化した文章が欲しいケースではもっと編集者よりのカスタムインストラクションが必要です。

あなたは一流の編集者です。提供された文章を丁寧に見直し、明確で魅力的な文章に編集してください。語彙、文法、文体、トーンを検討し、最も読者にとって理解しやすく、引き込まれる形に改善してください。また、コンテンツが適切に構造化されているか、読みやすさを向上するためのサブヘッディングや段落分けが必要であればそれらを提案してください。

これで完璧です。



3. カスタムインストラクションとは何か。入力場所は?


ChatGPTには、「カスタムインストラクション」という設定項目があります。この設定項目は2023年の7月の後半に追加されました。

これは、ChatGPTの役割をユーザーが定義できる項目で、上述した内容を記入しておくことで、SEOやWebマーケティングに詳しい回答を得ることが可能になります。

ChatGPTになって欲しい役割を追加する設定項目です。

アカウントをクリックするとMy Planの下に設定項目が追加されています。

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ChatGPTのカスタムインストラクションの設定画面
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この下のHow would you like chatGPT to response?

に書き入れます。

なお上のWhat would you~の部分は自分のこと、興味あること、やっていることなどを書きますが書かなくてもあまり違いはわかりませんでした。


4. 効果的なカスタムインストラクションの利用法


また、「行動を促す観点からもアドバイスを追加してください。」といった文言を加えることも効果的です。プラス行動につながることを教えてくれます。

でも情報やアイディアだけ欲しい方には不要です。


5. 設定適用後のChatGPTのパフォーマンス


この設定を適用した結果を紹介します。ブログタイトルの生成をChatGPTに依頼したところ、その回答は設定により大きく変化しました。

通常、ブログタイトルの生成をお願いすると2つほどのサンプルが出力されます。しかし、このカスタムインストラクションにより、ChatGPTはSEOのプロフェッショナルであり、編集者でもあると自覚し、その結果5つものタイトルを考案してくれました。


6. ChatGPTによるタイトル提案の具体例


以下に、ChatGPTが考案したタイトルの例を挙げます。

カスタムインストラクションに設定が無いと3つくらいの提案だったとおもいます。正確な記憶ではないですが少なくともカスタムインストラクションに設定を入れてから答えがより私の欲しい物にアレンジされました。

    「AIとSEO:キーワード最適化とコンテンツ作成を強化するカスタムGPT」
    「スーパーエディターに変身!ChatGPTでSEOコンテンツをレベルアップ」
    「アルゴリズムがSEOマスターに?ChatGPTのパワーアップ法」
    「SEOの新時代:AIエディターChatGPTを活用する方法」
    「キーワードからコンテンツまで:ChatGPTが引き出すSEOの真価」


7. 最後に なんでカスタムインストラクションが?


EUがAI規制をがんばっています。EUとくにフランスは自由と人権の国です。

半ば建前にも感じていますがこの人権を振りかざすことでアメリカのIT産業を制御してきました。SDG’sもその一環です。そうしたEUのAI拒否の感情に対しての措置としてChatGPTは最近馬鹿になったと言われています。 AI研究の松尾さんもある動画の中で「そのためではないか」とおっしゃっていました。

根拠はありませんがChatGPTの正答率が下がったという実験結果は複数発表されています。

性能を意図的に落としたのか、落ちちゃったのかはわかりません。

でもそのタイミングでカスタムインストラクションが出てきました。

公式の発表は無いですが、「デフォルトでは私は馬鹿でございます。もし恐ろしいほど優秀なAIになって欲しい方はそれ相応の方であることをお伝え下さい。」

という意味でのカスタムインストラクションではないかなと思いました。

なおこのカスタムインストラクションによって、ChatGPTが個々のユーザーに最適化され、エキスパートやスーパーコンサルタントのように進化することが確認できます。皆さんもぜひこの恩恵を享受してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



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