公式問題集をやっておくと本番で点数が稼げる? TOEIC質問箱

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こんにちは高橋です。

『公式問題集』は普通の本よりもでかく重いうえに、電子版もないので、僕がうるさく『公式問題集』、『公式問題集』と連呼しても、利便性を求めて他の問題集に手を出してしまう人が結構います。

ただし、ここ最近ずっとふれているように、この問題集だけは替えがききません。

だから、工夫をしながら、しっかり向き合っていくしか方法はありません。

僕の場合であれば、まず音声をフル活用しています。

『公式問題集5』以降はリーディング部分も全て音声が聞けるようになっています。

復習を終えた部分をわからなかった表現に注意して聞くようにするとそれだけでもう1回復習をしたことになります。

リスニングが聞こえないのは結局は語彙力の問題なので、語彙をきちっと復習した部分ははっきり聞こえるようになっているのが実感できるはずです。

それから、僕は、大抵持ち歩くのは解答部分だけにしています。

『公式問題集』というのは、問題部分と解答部分が切り離し可能です。

その解答部分だけ持ち歩いて、少しだけ荷物を減らしています。

問題部分はどうしているか、というとこれはスキャンをして、携帯(でもパソコン)でも見られるようにしてあります。

TOEIC満点取得者で作家の清涼院流水さんは、A4サイズに縮小コピーして持ち歩いていたそうです。

こうしておけば、復習が足りない部分だけ持っていくということだって可能になります。

くどいと思われも繰り返しますが、こういう涙ぐましい工夫をしてでも目を通すべきなのが『公式問題集』です。

僕は、2022年5月のテストで935点になりましたが(その後11月に960点になり、2023年12月のテストは950点でした)そのときには、リーディングの問題で「with」という表現がポイントになっていました。

問われたのは『ロングマン』(英英辞典)で驚くほど端的に「employed by someone」とだけ説明がされている「with」についてです。

この「with」というのは「一緒に」という意味でもなければ、付帯条件の「with」でもありません。

その会社に「雇われている」という意味の「with」です。

『ロングマン』に掲載されているのは次のような例文です。


 The manager is Stuart Walker, who has been with the company since 1970.


これは、「その経営者(or支配人など)はStuart Walkerで1970年から会社と一緒にいる」などというわけのわからない意味ではなく、

「その経営者(or支配人など)はStuart Walkerで1970年から会社に雇われている」

くらいの意味です。

この「with」を知らないとそもそも答えることができない問題が本番のパート7(長文問題)に出ていました。

知らなければ、まったくとんちんかんな意味しか浮かばないはずです。

ただし、その当時の最新であった『公式問題集8』にはちゃんとこの表現が載っています。

つまり、最新の『公式問題集』をこなしていれば、解けた問題だということです。

『公式問題集』は2024年時点で11冊ありますが、3冊きちんとこなせばまず確実に850点は超えます。

1冊3000円ちょっとだから、1万円程度です。

1万円でTOEIC850点が買えるなら、安いもんだと思いますがどうでしょうか?




●追伸
ちなみにこの「with」の表現は『公式問題集8』ではリスニングの表現として出てきます。

リスニングの表現が本番のリーディングで出てくるということが実は僕の経験上結構あります。

本当に隅々まで目を通しておくことが大切だ、ということです。

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