人生は短い。
時間は限られている。
私たちの為すべきことは、自ずと決まってくる。
ひとのことをどうたらこうたら言っている時間はない。
自分のことに集中するのみである。
みな、ひとのことで騒ぎすぎだ。
有名人や芸能人のスキャンダル、近所の人の噂話、ママ友やクラスメイトへの妬み、etc.....
それが自分の人生にどう関わってくるのか。
答えは言わずもがな、である。
死はいつも身近にある。
私たちの年齢を問わず、死はすぐ近くにいて、扉の陰から常に様子を窺っているようなものだ。
私たちはいつ訪れるかも知れない死をあまり意識していない。
しかし、何が起こるかなんて誰にも予測はできないし、いつ事故に遭うかも分からない。病気になる可能性もある。
その死が訪れるのは、数十年後かもしれないし、十年後かもしれない。五年後かもしれないし、一年後、数ヶ月後、明日、今日かもしれない。
スティーブ・ジョブズは常に死を意識していた。今日が人生最後の日だとしたら、この一日を果たしてどう過ごすべきか、毎日考えて生活していた。
それは実に参考にすべきことである。
私たちの人生を充実させるために、終わりは常に意識すべきだ。
身の回りの人たちの生命も同様と考えれば、もっとその人たちにも優しくできるだろう。
儚いものほど価値がある。
陶器も割れてしまうからこそ、却ってその価値を高めている。
人間の生命もいつか尽きるものだからこそ、人生には価値があり、素晴らしいものだと言えるのだ。
今日も陽が昇る。
新しい一日の始まりである。
今日一日を生命を燃やして生きよう。
人生最後の日を、どう過ごすか。
それは私たちに課せられた神からの問いである。