人間の「意識」というものは、未だに科学で説明できないそうです。
この世界とは、人間とは、一体何なのでしょうか?
全ての物質を構成する最小単位として、かつては「原子」というものが言われていました。
それが、現在の量子力学の分野などでは、その「原子」の中に、更に「電子」「陽子」「中性子」というものがあることが分かっていて、現在は物質の最小単位は、「素粒子」であると言われています。
この素粒子も、詰まる所、「波動エネルギー」だというのが、最新の科学で説明されている「ゼロ・ポイント・フィールド理論」の概要です。
「ゼロ・ポイント・フィールド理論」とは、この宇宙がビッグバンによって膨張を始める前に、ただ一つ存在した、「量子真空」というものの中にある、「ゼロ・ポイント・フィールド」に、この宇宙の全ての情報が記録されている、と主張する理論です。
つまり、そのゼロ・ポイント・フィールドには、宇宙の始まりから、現在に至るまでの全ての情報、星々の位置や、地球の生成の過程、太古より現在までの人類の歴史、果ては今日、あなたが朝食に食べたスクランブルエッグのこと、あなたが現在、抱える悩み、あなたがこっそりと溜めている貯金額まで、ありとあらゆる情報が記録されている、ということです。
そこには私たちの意識に関する情報も、当然、記録されています。
恐山のイタコや霊媒師が、故人の霊と交信している、ということも、突然、前世の記憶について語り出す子供たちも、実はそのゼロ・ポイント・フィールドに繋がることで、そういった現象を起こしていた、ということが真実であった、ということです。
と、言うことは、私たちの意識の情報もそこにあり、ずっと残り続け、絶えず変化し続ける、ということが言えます。
従って、私たちの意識は永遠に生き続ける、ということなのです。
意識は永遠であり、全ては波動エネルギーであった、という事実に、本当に驚かされます。
私たちは不老不死を願う前に、既に永遠不滅の存在であった、ということです。
そう考えてみると、とても生きることに希望が湧いてきますね。