英語の発音とアクセント、重要なのはどっち?(初心者向け)

記事
学び
今回は「英語の発音とアクセント、重要なのはどっち?」です!

みなさんは、英語・英会話習得において、「発音」と「アクセント」には実は重要性に大きな違いがあり、またこれらは単純に音の問題ではなく、ボキャビルやリスニングの基礎などにも深く関わるものだとご存知でしたか?

意外とこの2つの関係や重要性を知らない人もまだ多いようなので、そういった方にとっては以下の情報はとても有益になるのではないかと思います。

まず、発音ですが、これは発音記号などを見てもわかるように「音声」そのもののことです。日本語にはあまりでてこない「r」「th」「v」などの英語の音の出し方も含みます。

そして、アクセントは単語の中で、強く読まれる部分のことで、前にきたり後ろにきたり、ときには真ん中に入ったりもします。アクセントの位置で、同じ単語でも意味が名詞から動詞に変化するパターンなどもあります。(動詞は後ろにアクセントが来ることが多いです。)

では、発音とアクセント、この2つどちらが重要なのでしょうか?実は、アクセントの方が「圧倒的に重要」です。

意外だと感じる人もいるかもしれませんが、ネイティブの耳では「単語の音の芯」を聞き取ります。実は、この「単語の音の芯」というのがアクセントなのです。

もちろん、発音もある程度は重要です。ただし、たとえ発音だけがよくても、アクセントが間違っていれば、完全に「別の単語に誤解されてしまう」可能性が高くなります。「別の単語として通じてしまう」からです。*また、日本人同士では気づきにくいのですが、一見それっぽく発音しているような人も、実はネイティブの耳からすると「??」だったりすることがよくあります。日本人の耳は欺けても、ネイティブの耳からすると「あきらかに間違い」ということが意外とありますのでご注意を!(つまり、まわりが思うほどはあまり相手に通じていないことがある)

ところで、最近では未だに偏向報道の少なさ(?)やドキュメンタリー番組の質の高さで知識人や経済界の有力者、やり手のビジネスマンなどにもファンの多いBBC WORLD SERVICEなど(なぜCNNではないのかがポイントです。私も最初は不思議でした)に出てくる英語の半分近くが今やノンネイティブの英語だったりしますので、実際には現代の国際英語の世界での「発音のバラエティ」は本当に多種多様です。

米語ベース、イギリス英語ベースのヨーロピアンからアジア人の発音まで玉石混交といった感じでしょうか。*ただし、正しいアクセントというのはほぼ一つですからやはり発音よりもアクセントのほうが大事になります(少しややこしいのですが日本語のアクセントは英語ではstressといいます。英単語のaccentは「訛り」の意味も含み、日本語のアクセントとは違うのでご注意を)。

よって、発音も良いには越したことがないのですが、初心者の方はまずはアクセントを強く意識してみてください。(日本語でも口をつぐんで何かを言うときに、「んんんーんんん、んん」が「おはよーございます」に聞こえるかどうかは、発音ではなくてアクセントとリズムですよね。)

言葉にはリズムがあり、文章ひとつとってもその読み方には抑揚のつけかたがあります。単語レベルならばこれが「アクセント」になります。

一つ一つのアクセントがきちんとできている文章と、それぞれの単語のアクセントがでたらめな文章とでは、発せられた時の聞こえが全く異なります。

ですので、英単語を覚える際には、必ずアクセントも意識したうえで、しっかり「音声」として覚えてください。ここを普段から意識しているかどうかで、あなたの話す英語が通じるか通じないかの「決定的な差」が生まれますので!




サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す