こんばんは、こたPです。
今回は最近流行りのAIを使った作曲でMVを作ってみた お話です。
AIは世間のいろいろなものをすごいスピードで変えていってしまっています。
AIによって仕事が奪われてしまうかも、なんてこともまことしやかに言われていますね。
ただ音楽は進化しつづけ、常に新しい技術から新たな音楽を生み出してきました。このAI音楽も使いようによっては新しいジャンルの幕開けになるのかもしれません。いざ作ってみましょう!
◯楽曲制作!
私が使ったのはMubert Text to Musicというサイトで、プロンプトと呼ばれるテキストを入れて、それに合った雰囲気の音楽を生成してもらう、というものでした。AI音楽と一口にいってもコードやドラムなどそれぞれのパートを作ってもらい後ほど自分で組み合わせる、といったものからテキストで簡易に作れてしまうものなどいろいろあります。私はひとまずこのテキストから丸々音楽を作ってくれるものを選びました。
Jpopのような音楽を生成するのはまだハードルが高いと思った私は、まずHipHopのような、楽曲としてはシンプルな音楽の生成をまずためしてみました。
僕が使っていたときはまだベータ版だったので、Google Colabというインターネット上のシステムを使って音楽をつくるための読み込みやら設定をしていきます。
む、むずかしい・・・。
これか!Promptと書いてある!ここにイメージする音楽のテキストを打ち込んでいけばいいんですね。durationは曲の長さだから120秒とかで2分の音楽にして・・・。
音楽を生成するために使った言葉は以下の通り
Rap music, HipHop, Dope, music
なんだか小学生の如く幼稚な英語だけれども、とりあえずはこれでいいだろう。AIという未知の領域に足を踏み入れるべく、読み込みをオン!!
さあいったいどんなAI音楽が出てくるのか、ドキドキワクワク・・・。
おお!
30秒かそこらで曲が生成され再生ボタンが現れます。早速聴いてみよう!
・・・う〜ん。なんだかテクノみたいだな。
HipHopというには似ても似つかわしくもない陽気でシンプルなテクノが生成されました。でもAIはこんな僕が愚痴を言っている間にも学習を続けているそう。再度同じ言葉で生成だ!
・・・うん、今度は優しいフリー音源のような曲が。朝のアラームにするならしっくりくるかな。ラップをのせられるような曲調ではないなぁ
その後何度か同じ言葉だったり変えたりしましたがあまりしっくりくる音楽が出てきませんでした。ここで重要なことに気づきました。
最初に楽曲のイメージを捉えて適切なワード選びをしないと思ったような楽曲が出てこない ということでした
なるほど。AI音楽生成かくのごとく利用しがたき。
そこでもうちょっと具体的な文言になおしてみます。僕が欲しかったのは一般的なHipHopよりは少し暗い雰囲気のビートで、ジャンルで言うと「トラップミュージック」といわれるような雰囲気のビートでした。
「Dark, A killer is walking alone, fighting against the world, trap music」 「暗い、殺人者が一人で歩いている、世界に対して戦う、トラップミュージック」といった、少し物騒なですがより具体的な文言に入れ替えました。
さてはて、それでは気を取り直してもう一度・・・。
ふうむ。それでもやっぱりなかなか出ません。悪くはないのだけども、もうちょっとこう刺さるような音が・・・。やはりAIに人を感動させる音楽などは無理なのだろうか。
と思ったその時、生成10回目にして急に気に入った音源が手にはいりました。
か・・・かっこいい・・・!!!!
ラップをのせられそうなビート、更に思っていたようなダークな曲調
生成にかかった時間は全部で3時間ほど。
普通にこのクオリティの音楽をつくれば制作に丸1日はかかるところです。
プロの作った音源と比べてもそこまで違いはありません
VIDEO
よし!これでとうとう曲をつくれるぞ!
・・・ということで
◯次回! いよいよ後編です。
次回は歌詞とアニメーションの作り方について話して行ければと思います。
それでは乞うご期待!!