作曲のやり方

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音声・音楽
はじめまして こたPです。
ボカロPをやったりタレント・Vtuber様に楽曲を提供させていただいています。

さて今回少しでもみなさまに音楽に親しんでいただきたく、作曲初心者の方に
作曲とはなにか
またその始め方について私なりにご説明させていただきたいと思います。


◯作曲は料理

突然ですが作曲に近いもので私が思いつくものは、料理です。
料理は舌で味わいますが音楽は耳で楽しみます

一流の音楽家が作る音楽は、まるで一流シェフが素材の味を引き出すために食材をカットし、味付けをし、皿にのせ仕上げに葉っぱを添えるように
楽器の音色をカットし、聞きやすいように整え、またアクセントに思いもよらない音色をつけて深みをぐっと増したりします。

これは決して音楽に「複雑な工程が必要」というわけではありません。
むしろ逆です。どんな簡単な工程でも扱い方によって結果が大きく異なる、それ程デリケートなものだということです。


◯作曲は難しい?

さてそれではそんなデリケートなものを素人が作ろうというのは無謀なことなのでしょうか。

いえ、そんなことはありません。
料理の世界でも卵かけご飯やじゃがバターのような簡単でおいしい料理があるように、音楽の世界でもギターの弾き語りや、ピアノの簡単な演奏でも十分人を感動させたり楽しませたりすることができます。

問題は配合の量です。醤油1リットルに卵1つ、ご飯1杯ではおいしい卵かけご飯はできませんね。(まさかおいしいという人はいませんよね・・・)
音楽もギターの音が大きすぎて声が聞こえなかったり、逆に声だけで楽器の音が聞こえなかったりアンバランスだと心地よくきこえません。

そういったバランスのとり方が人によって違うので、デリケートなのです。作り方の正解はありませんが、何が心地良いバランスなのかを考えて作曲をすることが心地いい音楽を作っていくために大切なことだといえるでしょう。


◯作曲をしてみる

ところで、はじめるまえから「〇〇分以上じゃないと曲じゃない」「〇〇の楽器がはいっていないからこのジャンルじゃない」などと決めつけないことも大事です。

音楽というものの定義は時代で変わっていくものですし、いつでも思いもよらないアイデアこそが新しい音楽を作ってきました。

あなたが今思いつき弾いてみたそのフレーズまさにそれが音楽でありアートです。先入観をなしに、思いついたフレーズを手にした楽器でいますぐ奏でてみましょう。それが作曲に必要な心構えとも言えると思います。


◯こんな音楽がつくりたい

とはいえ、知り合いを喜ばせたり誰かに褒められたりすることを目的にするような、なにか具体的な目的で楽曲を作りたい場合は、

「〇〇みたいな音楽を作りたい」

という具体的なイメージがあるかもしれません。
その場合は、あなたが作りたいと思っているのと同じような音楽を何曲か集め、そういった曲を繰り返し聴き返します。

「使われている楽器は?」「何度も登場するパターンは?」「ドラムはどんなリズム?」「どんな展開?」そういったことに注意しながら何度も何度も聞きましょう。そうしているうちに共通点を見つけ、頭のなかで構造を分解でき、新しく組み合わせることで自分で新たな音楽を作れるようになっていきます。

※たとえばシティポップならカッティングギター、ストリングス、ファンキーなパターンのベース・・・などに分解できます

楽器の音色を使いたければ、今は音楽ソフトの中に色々な楽器の音色が準備されています。パソコンやiPhoneに楽器ソフトをインストールし、起動し、マウスでの打ち込みや録音をしましょう。

◯最後に

作曲で最も大切なのは、とにかく曲を完成をさせることです。
パソコンもiPhoneもなければアカペラだけでもいいでしょう。
失敗しても、持ち合わせの武器で完成させていった楽曲のつみあげが、あなたに次のいい曲をつくらせてくれることでしょう。
ぜひ楽しみながらつくってみてください。

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さていかがだったでしょうか。

いささか駆け足でしたが、作曲というものについて、またその具体的な作り方についてお話させていただきました。

どんなに偉大な作曲家も、特別な才能だけではなくこのような積み上げの結果、ああいった心を動かす楽曲を作り上げることができています。

あなたの頭の中にある曲の、楽器・リズム・展開はどんな感じでしょうか?
なにかの曲に似ているならそれはあなたの曲の参考になるかもしれません。
よーく聞き取りながら、ぜひ楽しんで新しい音楽をつくっていただきたいと思います。


それでは
ご一読ありがとうございました。


こたP


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