HSPという言葉は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
HSPとは?
HSPとは、ハイリ―・センシティブ・パーソンの略で、感受性が鋭く、感覚が敏感な気質を持った人のことです。
いわゆる繊細さんのことで、統計的には、5人に1人はともいわれています。
HSPの方に多いのが、五感が鋭いことです。たとえば、言動や感情に過剰に反応してしまう、感情移入しやすい、周囲の環境に過敏((光や音、匂い)などがあげられます。
これらが起因し、周囲の環境や人に過敏なため、小さなことでも不安感を抱きやすく、また疲弊しやすいです。
HSPの特性
HSPの特性は、主に次の4つです。
・高い共感力
・刺激に敏感
・鋭い感覚
・思慮深い
HSPのタイプ
さらにHSPは、大きく4つのタイプに分けられます。
・内向型HSP
基本となるHSPで、約70%がこのタイプ。
・HSE:外向型HSP
内向型HSPとは真逆で、人や物事に対して積極的で、かつその関わり合いを好む。
・HSS型:私的追求型な内向型HSP
内向的なHSP×好奇心旺盛で活動的かつ飽きっぽい、疲れやすい刺激追求型のHSS型。
・HSS型HSE:追及刺激型で外向型HSP
人との関わり合いを好むHSE×活動的で疲れやすい刺激追求型のHSS型
HSPの人が心がけたいこと
HSPの人は、とにかく感覚が鋭いため、知らぬ間に疲弊しがちです。そのため、こまめに心身を休ませる時間を持つことを意識しましょう。
・1人で過ごす時間を作る
・悩みを抱えず、周りの人に頼る
・苦手な人とは距離を取る
・敏感で疲れやすいことを周りに伝える
・十分な睡眠時間を確保する
その日の出来事を日記に記しておくのも良いですね。
自分自身の状態を客観的に把握でき、ハマりやすいパターンが見えてくることで、無理せず休むタイミングに気づくことができます。
HSPは特性であり、病気ではないため、有効な治療などはありません。
他の人には理解されにくい場合もありますが、自己理解を深めることで、上手にHSPと付き合っていきましょう。