前世占い師の立花です。今日は27年前、私が走り屋をしていた時のお話です。
昔はおおらかな時代?で峠でよくドリフトしたり、スピードを競ったりしていました。
何せ田舎でやることがなかったんですよね。
私もよく峠で遊んでいたのですが、これはそんな時の体験。
その時はとても山奥の峠に遊びに行きました。湧水が常に道路に流れていて、すべりやすい【初心者向け峠】はずいぶん山奥にありました。
初心者用峠ら帰ってくるとき、中級峠を通ります。ここは街から近くて、比較的慣れた人たちのグラウンド。
ここには
「お化けが出る」
という話がありました。霊園があるので、その関係かなあとは思っていました。ラブホテル(休みに入るけど休まないホテル)もいくつかありました。
なので走り屋じゃないカップルもよく来るんです。
その日は晴れていて、星がよく見える日でした。
仲間2人を車(レビンAE101ドリフトには不向き(笑))に乗せて、初心者用峠から帰ってくるところでそれに出会いました。
坂道は下り続き。MTなのでエンジンブレーキを効かせて、下ってきていました。
みんながお化け峠だという峠に差し掛かった時・・・!
車の右手から大きな霧のような何かが車を包んできました。
それは大きな手の様で、車を握りしめて前に引っ張ります。
ギアを入れているのに、スピードが緩まない。ブレーキを踏んだら横滑りし始めた車・・・!目の前に迫るのはガードレールとその向こうの夜景を見るカップルの車。
このままだったらカップルの車にあたって、夜景が見える崖下に一緒に落ちてしまう・・・!
「ヤバい!!」
ハンドルを切って車を横滑りさせて、カップルの車の横に車をすべりこませました。
ガードレールまで20センチほどで停まりました。ドアを開けても出られないくらいガードレールが近い。
車が止まった時には、車を握った手は消えていました。
「車を握った手・・・見た?」
車が止まった後に、乗っている二人に聞くと
「見た。がけ下に引っ張ろうとしていたように見えた。」
「手かはわからないけど、霧が出たように見えた」
と。・・・あれがお化け峠のお化け?明らかに敵意がありました。あの手に握られたまま崖下に落ちていたら確実に死んでいたでしょう。
カップルの車と一緒に。
少し落ち着いてから、安全運転で家に戻りました。
その日から初心者峠に行くのはやめて、全く違う峠で遊ぶようになりました・・・(懲りろ・・・?)