記憶について

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記憶術について多くご不安があることに対して回答をアップしておきます。
質問:
教科書のある範囲について、どのように聞かれるか分からない。そのためにQ&Aの形にすることは難しく感じている
これに対する回答は以下です。
回答:
聞かれそうなキーワードは大体わかるのではないでしょうか?
すると、質問は以下のようになります。
答に対応する部分Aは明確ですが、Qがあいまいで、いろいろなQが考えられ何をQにしたらよいか分からない。

その場合はチャックシートを使って、一回試してみましょう。
その場合、実際にチェックシークを使って、あなたがAを回答できた決定的なヒントは何でしょうか?
おそらく、赤ペンの前後のあるキーワードをヒントにしているはずです。
何をヒントにして、Aが出てきたのか探る必要があります。
例えば、リヴァイアサン に対してホッブズなどでしょうか?
決定的なヒントとその答えを結びつけて覚えるべきです。
決定的なヒントを十分に洗い出す作業をせずに、とりあえず覚えてしまうと、手戻りが発生するので結局時間がかかります。

もし、決定的なヒントでなく、教科書のどこの章にあったかを手がかりに答えを出していたならば、その章で答えに該当する物を全て記憶術で覚えてしまえばよいでしょう。
つまり、章を手掛かりにして、答えの候補を引き出してくることになります。
そして、その答えに該当するか否かは、その候補を順次想起することによりふるい分けします。
これには、連想結合法か場所法を使うのがよいです。
また教科書のどのあたりの場所に書いてあったかを手掛かりにしている場合もこの方法でよいでしょう。

十分にテキストを読み込む前に、記憶術で先にテキストを覚える手法も試してみましたが、こちらについてはあまりお勧めはしません。
理解が伴っていないのでキーワードだけパラパラ出てきても、それが何を意味するか分からないため、正解であるかのふるい分けの作業ができないからです。
また、Q&Aの形にできるならば、そちらの方が覚えるための手段が多く、扱いやすいからです。

もし、場所法などでキーワードを覚えた場合は、最終的には、キーワードを思い出すことによって、テキストを読み直したような感覚が得られるまで内容を理解している状態になる必要があります。
これは、先にテキストを完全に読み込んで行う必要はないのですが、実際に覚えたキーワードのセットが使えるようになるまでには、テキストを完全に読み込んだ状態と同等の状態になっている必要があります。
それを考えると、あまり早期に記憶術を適用することは、結局は労力が大きくなるのではないでしょうか?

すると、理解はしたけれどもどうしても語句が出てこないところ等を抜き出す作業が必要です。

理解と記憶を同時に行う方法として、記憶術で先にキーワードを覚えて、それを基にテキストの内容を復元する練習をすれば、早く知識の習得ができると思います。

ただ、あまりにも暗記の方が先行すると、意味付けされていない記憶を保持するのは苦痛に感じるので、学習の効率が悪いかもしれません。

今回のまとめは、
Aが導き出せるヒントの部分を(つまりQ)経験的手法によって抜き出す
カテゴリで一旦絞り、カテゴリ内にある覚えたものに対して答えになるか総当たりする手法を使う
ということになるでしょう。

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