2年ぶりの彼女との時間

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コラム
昨日は遠方に住む20年来の友人と、やっとお茶をする事が出来た。

会わなかった2年の間、私たちはそれまでと同じように淡々と、年賀状と暑中見舞いのハガキをやり取りし、面白そうな物を見つけた時、可愛いぬいぐるみを発見した時にはそれぞれ送りつけあっていた。

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コロナ禍以前は、彼女の帰省に合わせてとか、私の旅行のタイミングでとかおよそ半年に一度はお茶したりライブに行ったりという付き合いだった。

そういえば、なぜか未だにお互いネットでやり取りしたことが無い。
そもそもアカウントを知らない。

そんな彼女とは職場で知り合った。
たしか私への第一声が「ゆかりさんって必ず缶コーヒー逆さまに置くね」だった。

びっくりするほど良く人を観ることが出来て、カスタマーサポートの仕事では存分にそのスキルが生かされていた。
よく彼女宛に、お礼の和菓子やフルーツ類が会社に届いていた。
でもそのスキルは、プライベートになると神経質と捉えられてしまう事もあって、女子ばかりの職場では窮屈そうだった。

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そんな彼女との20年。
私が病気で入院した時、超絶かわいいうりぼうを送ってくれたなとか、あの時の恋愛は修羅場だったなとか、そんな昔を思い出しつつ彼女に話す。

「あーばばぁだわ、昔のこと思い出してエモくなってんの、あたしばばぁだわ」
「ほんと思ってないこと言うよね」
「たしかに」

10年後、また同じシーンが再現出来たらいいな。
そんな事思いながら今朝、ベッドから起きた。


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