【住友生命】80億円ファンドのロゴを作成 クリエイターと直接のやり取りで、イメージ通りのものができた
住友生命保険相互会社
大手生命保険会社のひとつである、住友グループの生命保険会社。「あなたの未来を強くする」を合言葉に、新しい保険を次々に実現してきた。歴史のある会社ですが、健康増進を応援しリスクを減らすサポートをする保険「Vitality」を立ち上げるなど、新しいビジネスにも積極的に取り組まれています。
今回ココナラを利用したのも、新規事業に関わることでした。80億円規模のファンドを立ち上げる際のロゴ作成を、ココナラのクリエイターに依頼されました。その理由を、上席執行役員兼新規ビジネス企画部長の藤本宏樹様に伺います。
https://www.sumitomolife.co.jp/
- ココナラを活用したもの
- 新たに立ち上げるファンドのロゴ作成
- ココナラを選んだ理由
- すでに部内でココナラを利用していて、評判がよかった
- 様々なクリエイターの中から、目的に合う作風を選ぶことができる
- クリエイターと直接やり取りができるので、イメージ通りのものができあがる
- 納品までがスピーディな上に、費用が抑えられる
ココナラ活用の経緯
スタートアップ企業と共に行う事業だからこそ、旧来型の発注はやめた!
―ココナラをご利用されようと思ったきっかけを教えてください。
ココナラで依頼をしたのは、「SUMISEI INNOVATION FUND」のロゴです。
このファンドは、オープンイノベーションで一緒に事業を行うスタートアップ企業に、出資の面で我々がサポートするものです。主にウェルネスやウェルビーングの領域が中心となるファンドですね。そのロゴを作ろうという話になった時に、ココナラさんが候補に挙がりました。
僕は以前、ブランドコミュニケーション部に所属していて、リブランディングのために会社のロゴマークを作ったことがあるんです。企業にお願いして、コンペを開いて、たくさん案を出してもらって、その中から選んで、お金と時間をかけて決めていきました。
今回も、その時と同じようにしようかと考えていました。でも、今回はスタートアップ企業と共に行なっていくファンドですから、そういった旧来型のやり方がそぐわないような気がしたのです。できれば、スタートアップのエコシステムの中で活躍している企業にお願いできないかと考えました。
その時に、「得意を売り買いココナラ♪」のCMが思い浮かんだんです。デザインのスキルシェアもやっているだろうと思い出しました。ただ、ココナラでの法人取引は難しいのかなと思っていました。
―なぜココナラで発注しようと思われたのでしょうか。
部内で相談してみたところ、既にココナラで法人取引をしていました。その人は英語翻訳を依頼していたのですが、スピード感があり、クオリティが高く、専門用語にも対応してくれると言っていて、評判がよかった。それで、今回のファンドのロゴもココナラで依頼しようと決めました。
実は社内で、「80億円規模のファンドのロゴを個人に頼んでいいの?」という声が上がっていました。でも僕は、こういったスキルが必要な仕事は、組織の大きさや伝統ってあまり関係なくて、クリエイターの力にかかっていると思っています。
ココナラには色んなクリエイターがいて、皆さんポートフォリオ(作品)を公開されていますよね。そして、作風の中からイメージに合う人を選ぶことができ、ダイレクトに発注することができます。間に人が入るほどイメージがずれていくものなので、クリエイターと直接やり取りできることも魅力に感じました。
ココナラ導入事例
ファンドの意図を汲んだロゴのデザインに大満足
―出品者の方はどのようにして選ばれたのでしょうか。
実は僕、選ぶことにあまり関わっていなくて、若手に任せました。というのも、このファンドの運用期間は10年間で、10年後に管理職の僕がいるかどうかは分からない。だから、住友生命の未来に繋がるような若手に選んでもらいました。彼らは、ファンドのイメージや自分の感性にフィットするかどうかを基準に選んでいたようです。
―出品者の方とのやりとりはどのようにされましたか。
やり取りも若手がやっていました。発注してから1週間で3案上がってきたので、すごいスピード感だと思いましたよ。修正をお願いすると、その日のうちに修正案ができあがっていました。
―完成品の満足度や印象はいかがですか。
とても満足しています。作品のクオリティは高くて、納品も早い。その上、これまで作ったロゴのどれよりも費用が抑えられました。
いちばん素晴らしいと思ったのは、クリエイターの方が、住友生命やファンドの内容を理解した上でデザインしてくれたことです。住友生命のSの字がベースになっているのですが、「事業が積み重なってスパイラルアップするイメージで作りました」と解説をしてくれたんです。なるほど、そういうことまで考えてくれたのかと、感心してしまいましたね。このロゴは社内でも社外でも評判がいいです。名刺にロゴが入っているのですが、「かっこいいですね」とよく言われます。
―法人利用の観点から、ココナラのメリットはどのような点だと思いますか。
出品者の評価が分かることは大きなメリットだと思います。普段外注する時って、その会社を利用した人の評価は分からないじゃないですか。例えばデザインの大家に依頼するとしても、利用者の声は分からない。その点でココナラは安心感があると思います。
それから、法人アカウント開設の時に、法人コンサルタントの方がとても親切に対応してくれました。当社では翻訳とロゴ作成の案件を異なる担当者が依頼していて、それぞれに別のアカウントで管理できるので、やり取りがスムーズかつ支払いは一括することもできるので便利でした。このようなサポートや配慮が行き届いているのもよかったです。
他の法人の方も、まずは普通に使ってみたらいいのにと思いますね。最初は翻訳あたりを依頼するのが、心理的ハードルが低いのではないでしょうか。
今後の展開
新規事業を成長させる時に、ココナラを活用していきたい
―今後、ココナラをこんな風に活用していきたいというご希望はありますか。
英語の翻訳は引き続きココナラを利用させていただきます。
それから、新規事業を成長させていくために、ココナラを活用してみたいと思っています。大企業の新規事業って、メインの商品と違ってマーケティング予算をあまりかけられないんです。小さく生んで、素早く一定の成功を得なければならない。そういったときに、イラストを使ったウェブページ、広告のバナー、紙のチラシを作るとか、さらにはマーケティング戦略の知見をもらうなど、マーケティングの実際の運用のところでサービスを利用できたらと考えています。
また、僕個人的には、ココナラの「悩み相談・カウンセリング」の分野に興味を持っています。ヘルスケアやウェルネス系のビジネスでは、「相談」がついて回るんです。ココナラは相談分野も人気だと聞いていますので、うまく利用できる方法はないかと考え中です。
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