【簡単解説】文章のルール|記号の使い方や避けるべき用語まとめ
読みやすくわかりやすい文章に欠かせない、文章のルール。しかし、一口にルールといっても何を意識すればいいのか分かりづらいですよね。そこで今回は、特に意識すべき文章のルールを、記号や文章中の言い回しの観点からご紹介します。
文章はまず構成を知ることから!
あらゆる文章には、わかりやすく書くために必要なルールがあります。
中でもはじめに知るべきなのは、文章の構成から。
これらはジャンルごとに異なるので、まずはジャンル別の構成方法をみていきましょう。
ジャンルごと(新聞、小説、英語)の構成の違い
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- 小説 起承転結
- 新聞 逆三角形
逆三角形とは、起承転結とは逆の構成方法。
最初に結論を述べ、説明、補足へと続きます。
特に、結論を最初に言及することは情報を明確に伝わりやすくします。
他にもブログやビジネス文書などもこの逆三角形を使います。
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- 英語(エッセイ、メール文)
introduction (導入部):文章の概要や疑問の定義をします。
body paragraph:(本論部):導入部をさらに深堀りします。
conclusion:(結論部)
今まで書いてきたことの総括をします。
わかりやすい文章にするための5つの書き方ルール
構成の作り方がわかったところで、どの文章にも通用する書き方の基本ルールを学んでいきます。
1.段落
段落は、文章のジャンルによっても異なりますが、だいたい3~5文で構成します。
改行するタイミング
- 言いたい内容を変えるとき (一つの段落に一つのテーマ)
- 文章のリズムを単調にしないようにするとき
蒸し暑く汗が吹き出る夏。高校生の吾郎くんは甲子園を目指していた。高校三年生の吾郎くんにとっては最後の大会である。吾郎くんは野球の名門で頑張ってきた。チーム内での競争をなんとか勝ち抜きレギュラーに。負けられない戦いの真っ最中だった。
吾郎くんが野球と出会ったのは小学生3年生の春。兄が野球チームに入っていたためよくその野球チームに行っていた。……
2.括弧(「」)
文字をくくる括弧には複数種類があり、それぞれ使用する場面が異なります。
ここでは代表的な鍵括弧とその他の括弧について説明します。
カギカッコの使い方
- 会話文
- 強調したい言葉
- カッコは全角で使う
- カギカッコ前の句読点はやめる
カギカッコ:動物園でイルカをみて思わず「かわいい」と言葉が漏れた。
カギカッコ以外の使えるカッコ
- 丸カッコ 補足情報を伝えるとき
- 二重カッコ (『』)カッコの中でカッコを使うときや目立たせたい固有名詞があるとき
- 墨つきカッコ (【】)タイトルによく使う
丸カッコ:私は朝食(明太フランスとスープ)を食べました。
二重カッコ:今話題の『鬼滅の刃』をみる。
墨付きカッコ:【絶対痩せる】ダイエットサプリ!
3.句読点
普段当たり前に書いている句読点にも、しっかりルールがあります。
ここでは「。」と「、」の効果的な使い方を説明していきます。
読点
主語が長いとき(目安:18~20字くらい)に使用する◯意味が誤ってとれるときに使用する◯名詞を続けて書くときに使用する
使いすぎは文章を読みづらくするので注意が必要です。
今日は空も、山も、海もすべてが見える絶景スポットに来ている。
句点
句点は文章の最後に使用するもの。
ほとんどルールは決まっていますが、カギカッコ前の句点はやめるようにしましょう。
彼は一言思った「楽しすぎる」。
)
4.記号
記号は多くありますが、特に使う頻度が高い4つの記号に絞って説明していきます。
ビックリマーク(!):文章の印象が稚拙に見えやすくなるため、できるだけ控える
三点リーダー(……):文章に余韻や沈黙を表したいときに使う
ナカグロ (・):同系列の言葉を並列するときに使う
環境依存文字:文字化けの原因になるため控える
5.字下げ
字下げは段落の最初に行うもの。
原稿用紙やPCドキュメントなどでは、読みやすくするためにこの字下げを使います。
しかし、webサイトでは字下げの代わりに改行を用いることも。
その媒体のルールに合わせるようにしましょう。
この他に押さえておきたい文章のルール
上記であげた5つ以外にも押さえておきましょう!
一文を短くする
主語と述語を近づける曖昧表現をしない
受け身表現をしない
接続詞を少なくする
二重表現に注意する
注意すべき話し言葉・書き言葉
日本語には、会話するときの言葉である話し言葉(口語)と文章で使われる書き言葉があります。話し言葉と書き言葉は混同しやすいので、しっかり使えているかチェックしてみてください。
「すごい」|「非常に」、「とても」
「ちゃんと」|「きちんと」
「でも」|「しかし」
「です」「ます」|「だ」「である」
「じゃない」|「ではない」
「いっぱい」|「多く」
これ以外にも「ら」抜き言葉や「い」抜き言葉も注意しましょう。
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文章で悩んでいる方へ
今回は文章のルールについて説明していきました。
書き慣れていない方にとっては「こんなにいっぱい意識しなきゃいけないの?」と感じるでしょう。
しかしルールを意識することで、文章は抜群に読みやすくなります。
それによって読み手も、頑張って書いた文章に集中してくれるでしょう。
文章は相手がいてなんぼ。
ぜひ文章のルールをマスターして、わかりやすい文章をたくさん書きましょう!
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