事務アウトソーシングとは?依頼できる業務やメリット、選び方を解説

事務のアウトソーシングとは、事務業務を外部の代行会社に委託することであり、生産性の向上やコスト削減に有効な手法です。

今回は、事務のアウトソーシングに依頼できる業務や料金相場、依頼するメリットなどを解説します。おすすめの事務アウトソーシングサービス8選もご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

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目次

事務のアウトソーシングとは?

事務のアウトソーシングとは、外部の代行サービスに事務業務を委託することを指します。社内リソースの適正化やコスト削減を目的として、事務のアウトソーシングを導入する企業は年々増加傾向にあります。

事務のアウトソーシングに向く業務・不向きな業務

ここでは、事務のアウトソーシングに向いている業務と、不向きな業務の特徴を解説します。

事務のアウトソーシングに向く業務の特徴

事務のアウトソーシングに向くのは、事務業務のなかでも定型的あるいは反復的な性質が強い業務です。そのためデータ入力や書類作成、経費精算、問い合わせ対応などの業務が対象となる傾向があります。

コア業務ではないため外部業者に委託しても支障が出にくいことや、業種にかかわらず共通点が多い業務であることから、外部委託がはじめてであっても比較的スムーズに導入できる点が特徴です。

事務のアウトソーシングに不向きな業務の特徴

事務作業の多くはアウトソーシングが可能ですが、なかにはやや不向きな業務もあります。社内のコア業務や不定型業務などが該当します。

そのほか、有資格者しか行えない業務や機密情報を取り扱う業務もアウトソーシングには不向きといえるでしょう。

事務のアウトソーシングに依頼できる業務

事務のアウトソーシングに依頼できる具体的な業務は、以下のとおりです。

  • 一般事務
  • 経理
  • 総務
  • 人事・採用
  • 営業事務

それぞれの業務について解説します。

一般事務

各部署のアシスタント業務を担う一般事務は、ルーティン業務が多い傾向にあります。一般事務のなかでアウトソーシングが可能なのは、以下のような業務です。

  • データ入力
  • ファイリング
  • 書類や資料の作成

WordやExcelなどのパソコンスキルを求められる業務もありますが、比較的取り組みやすい業務が中心です。

経理

経理は、企業経営において重要な役割を担います。経理業務のうち、アウトソーシングが可能なのは以下のような業務です。

  • 伝票管理
  • 経費計算
  • 領収書の処理
  • 請求書発行
  • 決算・申告業務
  • 年末調整業務

アウトソーシングを行うことで、経理の専門知識を持つスタッフが不足している場合でも対応できる点がメリットです。

総務

総務は、従業員が快適に働くための従業員サービスを幅広く提供します。総務業務のうち、以下のような業務についてアウトソーシングが可能です。

  • 備品管理・貸出
  • 施設管理
  • 福利厚生業務
  • 文書管理
  • 固定資産の管理
  • 社内イベントの運営

総務の業務もコア業務とノンコア業務に分類できます。ルーティンのように行うノンコア業務については、アウトソーシングを行うことで業務の効率化が実現するでしょう。

人事・採用

人事・採用業務は、企業の経営資源である「ヒト」をマネジメントし、人材の確保や育成、適切な配置を行うことで、組織の成長と競争力の向上をサポートする重要な役割を担っています。

人事・採用業務において、アウトソーシングが可能な業務は以下のとおりです。

  • 勤怠管理
  • 給与計算
  • 社会保険業務
  • 求人票作成・面接
  • 人材育成

とくに専門的な知識が求められる業務を委託することで、業務の正確性や効率性の向上が期待できます。また、採用業務は求人媒体の選定や応募者とのやり取りなどやるべきことが多岐にわたるため、アウトソーシングによって業務をスリム化し、担当者の負担を軽減できます。

営業事務

営業事務は、営業担当者が営業業務に専念できるようにバックオフィス業務を担います。営業事務の業務のうち、アウトソーシングが可能なのは以下のような業務です。

  • 電話・メール対応
  • スケジュール調整
  • 資料作成
  • 顧客管理
  • 受発注業務

営業事務は、顧客や営業担当者やごとの個別のルールに対応しなければならないことがあり、属人化しやすい傾向があります。そのため定型的な業務を切り分けてアウトソーシングすることで、業務の効率化が期待できます。

事務のアウトソーシングを依頼する方法

事務のアウトソーシングを依頼する方法は、主に以下の2種類です。

  • 事務代行サービスへ依頼する
  • 個人事業主に依頼する

それぞれの方法の特徴を解説します。

事務代行サービスへ依頼する

事務代行サービスに依頼する方法です。繁忙期で社内の人手が足りないときなど、短期間に大量の業務を依頼したいときに適しています。また、とくに大手の事務代行サービスは優秀な人材が多数在籍している傾向があるため、業務のクオリティも担保されます。

ただし、業務量がそれほど多くないときに依頼すると、コストが割高になりやすい点に注意が必要です。

個人事業主に依頼する

事務のアウトソーシングは、個人事業主に依頼することも可能です。基本的に個人で対応するため、大量の業務を依頼することは難しいものの、チームで対応する事務代行サービスよりもコストを抑えられる可能性があります。

ただし、専門性の高さは人によるため、優秀な人材を見つけられるまでに時間がかかることも少なくありません。また、委託先の体調不良や急な事情によって業務が滞るリスクもあります。

事務アウトソーシングの料金相場・料金体系

ここでは、事務アウトソーシングの料金相場・料金体系を解説します。

事務アウトソーシングの料金相場

事務アウトソーシングの料金相場は、事務代行サービスや業務内容によって異なるものの、たとえば1名のスタッフがフルタイムで稼働する場合は、1ヶ月5万~数十万円といわれています。

特定の業務のみスポット的に依頼する場合の料金も、業務の量や難易度によって増減します。たとえば書類作成の料金が1枚につき150円で、1ヶ月に100枚の書類作成を依頼した場合の料金は15,000円です。

そのほかの主な業務の料金相場は以下をご参照ください。

  • データ入力:1,500円~/時間
  • メール送受信:200~400円/1通(基本料金:5,000円~/月)
  • 請求書発行・給与計算など:2,500円~/時間

事務アウトソーシングの料金体系

事務アウトソーシングの料金体系は、以下の3つに分類されます。

  • 月額固定型
  • 従量課金型
  • クラウドソーシング

月額固定型は、契約した業務の成果に応じて、1ヶ月ごとに固定金額を支払う形態です。これに対して従量課金型は、実際の処理件数や稼働時間に応じて成果報酬を支払う形態を指します。

そのほか、クラウドソーシングサービスなどを通じて個人事業主に依頼し、料金を支払う形態があります。

おすすめの事務アウトソーシングサービス8選

おすすめの事務アウトソーシングサービスは、以下のとおりです(2025年2月調べ)。

  • ココナラアシスト
  • フジ子さん
  • クラウドワークスエージェント
  • HELP YOU
  • i-STAFF
  • YPP
  • タスカル
  • CASTER BIZ assistant

それぞれのサービスの特徴を確認しましょう。

1.ココナラアシスト

ココナラアシスト

「ココナラアシスト」は、スキルマーケットの運営で知られる株式会社ココナラが提供する、事務アウトソーシングサービスです。

登録者は90万人以上にのぼり、そのなかから「スキル」「知識経験」「稼働可能時間」「費用」などの複数の条件を満たす人材に事務のアウトソーシングを依頼できます。事務や秘書業務から、人事・採用などの専門的な側面がある業務まで幅広く対応可能です。

チーム制ではなくマンツーマン型の仕組みを採用しているため、担当者が頻繁に変わることがなく、毎回はじめから業務の説明を行う必要がない点もメリットです。

また、繁忙期や午前中のみといったスポット的な利用ができることに加え、業務量を使いきれなかった月は余った時間を翌月に繰り越すことが可能であり、コストの無駄を抑制したい場合に適しています。

依頼できる主な業務・一般事務(データ入力・集計、日程調整・予約手配、メール返信対応、リサーチ・リスト作成)
・人事・採用(求人媒体運用、応募者対応、スカウト文面作成)
・経理・労務(仕訳・記帳、月次決算業務、請求書発行・送付、領収書処理、 給与計算)
料金の目安月額8万円~(月40時間〜の依頼が可能)
※業務内容と稼働時間により変動

2.フジ子さん

「フジ子さん」は、業界水準の半分とされる料金設定が魅力で、コストを抑えつつ質の高いサービスを利用したい企業から支持されている事務アウトソーシングサービスです。

クライアントの1年以上継続率は90%を超え、官公庁のほか、株式会社ニコンやGMOグループなど、有名企業への導入実績を誇ります。

2時間のお試しトライアルがあり、気軽に実務能力を試せるため、はじめて事務アウトソーシングを利用する企業にもおすすめです。

依頼できる主な業務・経理(クラウドツールの導入サポート、記帳代行、振込み、支払い補助代行、経費精算)
・総務(備品購入代行、出張手配やお店の予約、資料作成リサーチ業務、翻訳業務)
・人事(給与計算、入社、退職の手続き、求人広告の出稿と管理、面接スケジュールの調整)
料金の目安PLAN20:20時間/月 6万2,700円(税込)
PLAN30:30時間/月 9万2,400円(税込)
PLAN50:50時間/月 13万2,000円(税込)

フジ子さん

3.クラウドワークスエージェント

「クラウドワークスエージェント」(旧ビズアシ)は、クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」が提供する、事務アウトソーシングサービスです。

業界最大級の人材データベース約600万人のプロ人材を最短3日で探せる点や、4,000社を超える確かな導入実績、95%以上の契約継続率が強みです。

専任制のため、アウトプットの質が安定しやすい点や、契約前の経歴書の確認やオンライン面談の実施により、事前にワーカーとの相性を確認できる点も魅力といえます。

依頼できる主な業務・営業事務(営業リスト作成、スケジュール調整、各種資料作成、メール代理対応)
・人事・労務(募集文面作成、スカウトメール送信、面接スケジュール調整)
・経理(給与計算、会計ソフトへのデータ入力、月次決算業務/月末経費支払い、領収書まとめ)
料金の目安要問い合わせ(時間単価制)

クラウドワークスエージェント

4.HELP YOU

「HELP YOU」は、500人のなかからぴったりのアシスタントが最短3日で見つかる、事務アウトソーシングサービスです。アシスタントは、採用率1%の厳しいテストに合格しており、サービス品質の高さは折り紙付きです。

AIを駆使して事務業務を自動化しているため、業務の効率化を実現したい企業に適しています。楽天グループやイオン株式会社などの大手企業にも、数多く利用されています。

「チーム制」の採用により、万が一アシスタントが退職しても業務が滞る心配がない点もHELP YOUの強みです。

依頼できる主な業務・営業事務(営業先リストの作成、営業データの管理、見積書・契約書・請求書作成、データ入力・整理)
・総務(問い合わせ対応、出張などの予約手配、会議やイベントの予約・運営)
・経理(記帳・会計ソフトへの入力、請求書・領収書の発行と管理、給与計算、経費精算)
・人事・労務・採用(求人サイトの更新・求人票の作成・求人媒体の原稿作成、スカウトメール送信、入社・退職のサポート、人事評価のフォームの集計、勤怠管理、給与計算)
料金の目安月額10万円~(実働時間30時間~)

HELP YOU

5.i-STAFF

「i-STAFF」は、採用率わずか1%の難関を突破した優秀なスタッフのみが在籍する、事務アウトソーシングサービスです。品質の高さはもちろん、レスポンスの速さも重視しており、「早い」「質が良い」に徹底的にこだわっているため、契約継続率96%と高い数字をたたき出しています。

オフィス内の領収書・名刺・書類などを送付すると、各書類の整理やファイリングも行うなど、オフライン業務にも対応します。返金保証付きのサービスが利用できるため、まずは気軽に利用してみて、使いやすさや自社との相性を確認してみるとよいでしょう。

依頼できる主な業務・営業事務(顧客リストの管理、情報収集、資料作成、提案書の作成、見積書、納品書等の作成)
・経理(請求書作成業務、記帳代行、振込み・支払い代行、クラウドツールの導入サポート)
・人事(勤怠管理、スカウト代行、面談調整、採用受付)
料金の目安ライトプラン:月 12万5,400円(税込)3ヶ月契約
ベーシックプラン:月 10万2,300円 (税込)6ヶ月契約
プレミアムプラン:月 8万9,100円 (税込)12ヶ月契約
カスタマイズプラン:別途お問い合わせ(月に30時間以上の対応や土日・深夜時間帯の業務にも対応)

i-STAFF

6.YPP

「YPP」は2005年に設立された、業務の切り出しや業務改善を強みとする事務アウトソーシングサービスです。日々の業務が忙しく、アウトソーシングのための準備ができていない企業も、業務の棚卸しからサポートを受けられるため、スムーズに事務業務の外注をスタートできます。

また、アナログからデジタルへのツール乗り換えを得意とし、クラウドツール導入支援や導入後のデータ整理などにも対応します。

依頼できる主な業務・経理(売掛買掛管理、支払い処理、記帳代行、納税)
・人事労務(タイムカードチェック、給与計算、勤怠アプリ移行手続き)
・事務(見積書作成、受注処理、請求書発行)
料金の目安要お問い合わせ

YPP

7.タスカル

「タスカル」は、最短即日で依頼できる、事務アウトソーシングサービスです。月10時間から依頼できるため、業務量が少ない企業やスポット的にサポートが必要になった場合でも利用しやすいことが特徴です。

日々の業務に追われ、何を頼むべきかが整理できていない状態であっても、初回の打ち合わせで業務の整理のサポートもしてくれます。さらに業務に必要な仕組み作りやマニュアル作成もタスカルで対応してくれるため、バックオフィス業務を丸ごと依頼できます。

依頼できる主な業務・人事・総務(募集対応、採用手続き、経費精算)
・経理(経理記帳、振込み処理、仕入れ管理/在庫管理)
・秘書(リサーチ、スケジュール調整、メール対応)
料金の目安3ヶ月プラン:10時間/月 4万4,000円
6ヶ月プラン:10時間/月 3万3,000円
年間プラン:2万7,500円

タスカル

8.CASTER BIZ assistant

「CASTER BIZ(キャスタービズ)」は、「1/100」の優秀な人材に業務を依頼できる事務アウトソーシングサービスです。

人事や経理、秘書、翻訳をはじめとした事務業務はもちろん、Web制作などのクリエイティブ系にも強く、対応できる業務の範囲は多岐にわたります。

フルリモート企業として初の上場企業であり、ISMS取得済であるためセキュリティ面でも安心して依頼ができます。

依頼できる主な業務・事務(アポイント調整 、見積書・請求書作成、営業資料作成)
・人事(求人票作成・更新 、応募者対応、労務サポート)
・経理サポート(経理記帳 、 請求書・領収書発行、売上・入金確認)
・秘書(アポイント調整、予約手配、資料作成)
・制作(Webサイト更新 、各種ツールや資料のデザイン)
料金の目安STARTER 1ヶ月プラン:10時間/月 5万600円(税込)
BASIC 6ヶ月プラン:30時間/月 14万5,200円(税込)
カスタムプラン:要問い合わせ

CASTER BIZ

事務のアウトソーシングを導入するメリット

事務のアウトソーシングを導入する主なメリットは、以下の5点です。

  • コア業務にリソースを集中できる
  • 専門性の高いサービスを受けられる
  • 人手不足を解消できる
  • 必要なときのみ依頼できる
  • コスト削減につながる

それぞれの内容を解説します。

コア業務にリソースを集中できる

事務業務をアウトソーシングすることで、社員がそれまでノンコア業務の対応に割いていた時間を、営業や企画業務などの売上や利益に反映されやすいコア業務に注力できるようになります。

業務の「選択と集中」が進めば、企業としての生産性の向上が実現するでしょう。時間に余裕が生まれることで、これまで慣習で行っていた業務フローの見直しに着手できたり、新たな取り組み・イノベーションが生まれたりする可能性も高まります。

専門性の高いサービスを受けられる

事務アウトソーシングサービスは、さまざまな企業の業務にあたってきた経験から磨き上げたノウハウを持っており、そのノウハウをもとに採用・育成したスタッフが在籍しています。

また、マニュアルや確認体制がしっかりしている代行会社に依頼できれば、社内で作業するよりもミスを減らせる可能性も高いでしょう。

人手不足を解消できる

事務アウトソーシングサービスのメリットとして、人手不足を解消できる点も挙げられます。

社内で急な退職者や休職者が出た場合、通常は新たに採用活動を行い、入社後は教育や業務の引き継ぎをしなければなりません。採用活動を行っても求めている人材が見つかる保証はなく、教育を行っても戦力となるまでに時間を要することもあるでしょう。

しかし、事務アウトソーシングを活用すれば、業務経験が豊富な即戦力となる人材を速やかに確保できます。その結果、既存の社員に負担をかけずに業務を継続することが可能になります。

必要なときのみ依頼できる

事務のアウトソーシングは、必要なときのみ業務を依頼できる点もメリットです。

たとえば、決算期の経理業務や新年度の人事関連の手続き、繁忙期の受発注管理など特定の時期に業務量が大きく増加することがあります。また、突発的に業務量が増えることもあるでしょう。

事務のアウトソーシングを活用すれば、人材確保のために採用業務や教育にリソースを割く必要がありません。繁忙期に人員を増やし、閑散期には減らすといったように業務量に応じて柔軟に人員を調整できます。

コスト削減につながる

コスト削減につながることも、事務のアウトソーシングの大きなメリットです。

新たに採用した場合、固定費として人件費が発生します。しかし、たとえば経理業務は繁閑の差が大きく、繁忙期を基準として人員を確保すると、閑散期にはリソース過多の状況に陥ることも少なくありません。

基本的に、事務のアウトソーシングでは雇用契約ではなく、業務委託契約を結びます。そのため、社員を雇用した際にかかる社会保険料や福利厚生費も不要であり、固定費を大幅に削減することが可能です。ほかにも、たとえば給与計算業務を委託した場合、業務で使うシステムの導入や保守費用も削減できます。

このように事務のアウトソーシングを活用し、必要なときのみ業務を外注することで、無駄な固定費を抑えられます。

事務のアウトソーシングを導入するデメリット

事務のアウトソーシングを導入すると得られるメリットは多いものの、以下のようなデメリットもあることに注意が必要です。

  • 情報漏洩のリスクがある
  • ノウハウやナレッジが社内に蓄積されない
  • 業務がブラックボックス化する

それぞれの内容を解説します。

情報漏洩のリスクがある

事務のアウトソーシングを利用する際に、顧客情報や機密情報を委託先に渡すことがあります。そのため、すべての業務を社内で完結する状況に比べ、情報漏洩のリスクがあることを認識しておきましょう。

顧客情報や機密情報の外部への流出は、企業への信頼の失墜やブランドイメージの低下だけでなく、法的責任を問われる事態も招きかねません。

事務のアウトソーシングを請け負う代行会社は、基本的に情報漏洩を防止するルールを設定しています。しかし、その基準は会社によってそれぞれ異なります。

また近年では、第三者によるサイバー攻撃にも警戒しなければなりません。故意ではなく、また過失がなくても、情報が漏洩してしまうリスクと隣り合わせであることを意識しておく必要があります。

ノウハウやナレッジが社内に蓄積されない

事務アウトソーシングを利用すると、ノウハウやナレッジが社内に蓄積されにくくなる点も、デメリットとして挙げられるでしょう。

事務アウトソーシングサービスに丸投げの状態が続くと、その業務の知識や経験を持つ社員が育ちません。とくに将来的に、内製化を想定している業務の場合は、社内にノウハウやナレッジが蓄積されないことのデメリットは大きいといえます。

業務マニュアルなどの共有を委託したとしても、サービスの規定上対応してもらえないこともあるため、事前に確認しておきましょう。

業務がブラックボックス化する

事務のアウトソーシングによって、業務がブラックボックス化してしまう点も懸念されます。

ブラックボックス化とは、ブラックボックス(黒い箱)のなかで業務が行われるかのように、特定の人以外は業務プロセスがわからなくなってしまうことです。

事務アウトソーシングサービスに業務を任せていて、うまくいっているときには問題がなくても、トラブルが起きたときに社内では対処できなくなってしまいます。

さらに、ブラックボックス化は不正を引き起こす要因となるため、外注する際には定期的な報告を求めたり、社内でも最低限の知識を維持できる仕組みを構築したりすることが求められます。

事務のアウトソーシング先を選ぶ際の4つのポイント

事務のアウトソーシングを選ぶ際は、以下の4つのポイントを押さえましょう。

  • 依頼したい業務に対応可能か
  • スキルが高いか
  • 料金とサービスのバランスが取れているか
  • セキュリティ対策を実施しているか

それぞれのポイントを解説します。

依頼したい業務に対応可能か

事務アウトソーシングサービスを選ぶ際は、依頼したい業務に対応できるかを確認しましょう。たとえコスパに優れ、良い口コミ・評判が多く魅力的なサービスであっても、自社がアウトソーシングしたい業務に対応していない場合は、そもそも依頼できません。

同じような事務のアウトソーシングサービスであっても、会社によって対応できる業務は異なるため、事前にしっかりと確認しておくことが重要です。また、依頼したい業務の量や頻度に対応できるかどうかもチェックする必要があります。

事務のアウトソーシングを比較検討する際は、対応できる業務の範囲や業務量、依頼の頻度などを確認しておくことがおすすめです。

スキルが高いか

担当者のスキルレベルも必ずチェックしておきたいポイントです。

事務のアウトソーシングにおいて、その都度判断を必要とする業務や、有資格者しか行えない業務を外注することもあります。その場合、実際に業務を担当する人のスキルレベルが、成果物の仕上がりに影響を与えるでしょう。

また、定型的または繰り返し的な業務であっても、業務の正確性やスピードは担当者のスキルによって大きく左右されます。

ただし、担当者のスキルの高さは、依頼してみないとわからない部分もあります。事務のアウトソーシングサービスを選ぶ際は評価や口コミ、過去の実績などを確認し、できる限り失敗を防ぎましょう。

料金とサービスのバランスが取れているか

料金とサービスのバランスが取れているかどうかも、事務のアウトソーシングの選定基準の1つです。

事務を外部委託する目的の1つに、コスト削減が挙げられることも少なくありません。そのため、どんなにサービス品質が高い委託先だったとしても、料金も著しく高い場合は期待していたほどの費用対効果が得られず、コスト削減にもつながらない場合があります。

なお、複数のアウトソーシングサービスを比較検討する際は、初期費用だけでなく、長期にわたって利用する際のランニングコストまで考慮する必要があります。

セキュリティ対策を実施しているか

事務のアウトソーシングを利用する際は、委託先と顧客情報や自社の機密情報を共有することもあることから、情報漏洩などのリスクに備えた対策を実施しているかという点もチェックしましょう。

たとえば、プライバシーマークやISMSなどの個人情報の取扱いに関する認証資格の有無を確認しておくと安心です。また、事務アウトソーシングサービスが業務を行う際の設備のセキュリティ対策も十分かどうか、確認しておくとよいでしょう。

事務アウトソーシングを導入して業務効率を高めよう

事務のアウトソーシングとは、事務業務を外部の代行サービスに委託することを指します。ノンコア業務を外注し、コア業務に社内のリソースを集中させることで、生産性の向上やコスト削減を図れるだけでなく人手不足の解消にもつながります。

事務アウトソーシングサービスのなかでとくにおすすめなのは、90万人以上の登録者から、「スキル」「知識経験」「稼働可能時間」「費用」など複数の条件を満たす人材を見つけられる「ココナラアシスト」です。

繁忙期のみや午前中のみといった依頼もでき、業務量が少ない月は余った時間を翌月に繰り越せるため、無駄なくサービスを利用できる点もメリットです。

事務アウトソーシングサービスを活用して生産性の向上やコスト削減を目指すなら、ぜひココナラアシストのご利用を検討されてみてはいかがでしょうか。

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