LINE運用代行とは?公式アカウント運用の代行サービスを比較

LINE運用代行とは、一般的にLINE公式アカウントの作成や運用などを代わりに担うサービスのことを指します。代行先を選ぶ際は、費用が妥当か、どのような実績があるかなどに注目することがポイントです。

本記事では、LINE運用代行の業務内容や利用するメリット、サービスを提供する11社などを紹介します。

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目次

LINE(ライン)運用代行とは

LINE運用代行とは、LINEヤフー株式会社のコミュニケーションアプリ「LINE(ライン)」を活用した業務を代行するサービスのことです。代行業者は、主にビジネスで使用するLINE公式アカウントの運用などを請け負います。

LINE公式アカウントとは、LINEでアカウントを作成し、「友だち追加」したユーザーに対して情報を発信するサービスのことです。LINE公式アカウントを作成した企業や店舗は、主に以下の機能を利用できます。

  • ユーザーにメッセージを送る
  • ユーザーと直接やりとりする
  • スタンプカードをLINEで管理する
  • クーポンを配信する
  • メニューや予約画面をLINE上に設置する
  • 自社の情報をユーザーに伝える

なお、LINE公式アカウントの料金プラン(コミュニケーションプラン・ライトプラン・スタンダードプラン)によって、1ヶ月に無料で送信できる通数は異なります。

参考:LINEヤフー株式会社「LINE公式アカウントの仕組みや設定」

LINE運用代行に依頼可能な業務

LINE運用代行に依頼可能な業務は、主に以下のとおりです。

  • LINE公式アカウントの作成
  • ユーザーに配信するコンテンツの作成
  • ユーザーへのメッセージ配信
  • ユーザーからのチャットへの対応
  • 効果の測定や分析

それぞれ解説します。

LINE公式アカウントの作成

LINE公式アカウントの作成がLINE運用代行サービスを提供する業者に依頼できる業務のひとつです。初めてで不安な方も、基本情報の登録やアカウントの設定を業者に任せることで、スムーズにLINE公式アカウントを作成できます。

また、LINEの運用を始めるためには、LINE公式アカウントを作成してからさまざまな設定もしなければなりません。初期設定で必要なことは、主に以下のとおりです。

  • 営業時間・住所・連絡先などのプロフィールの設定
  • 「友だち」として追加したユーザーに対する「あいさつメッセージ」の設定
  • 「認証済アカウント」の申請

認証済アカウントとは、審査を通過することで「青色のバッジ」がつくアカウントのことです。未認証アカウントから認証済アカウントに切り替えることで、LINE内で検索対象になる・請求書決済を利用できる・LINE内でクーポンを掲載できる、などのメリットがあります。

ユーザーに配信するコンテンツの作成

ユーザーに配信する魅力的なコンテンツの作成も、LINE運用代行の業者に依頼できます。

LINE運用を開始しても、興味を惹くような内容でなければユーザーに見てもらうことは難しいでしょう。専門家にコンテンツの作成を依頼することで、メッセージ・画像・動画の中身にこだわった質の高い情報を提供できます。

また、ターゲットにあった情報やクーポンの提供を意識することで、よりユーザーのニーズにあった運用ができるでしょう。

ユーザーへのメッセージ配信

作成したコンテンツをユーザーに配信することも、依頼可能な業務のひとつです。

魅力的なコンテンツを作成しても、ユーザーが確認しやすいタイミングに配信しなければ見落とされる可能性があります。また、適切なタイミングで配信しようとすると、ほかの業務に集中できないでしょう。そこで、LINE運用代行の業者に配信を任せれば、本業にかける時間を削ることなく、ユーザーに開封されやすいタイミングで情報を届けられます。

関連して、LINE広告の運用も依頼可能な業務です。LINE広告とは、LINEの「トークリスト」「LINE NEWS」「LINE VOOM」内に出稿する広告を指します。

ユーザーからのチャットへの対応

チャットで、ユーザーから送られてくるメッセージに対応する業務を任せられる場合もあります。

LINE公式アカウントにユーザーから寄せられるチャットに素早く返信すれば、自社に対する印象をよくできるでしょう。しかし、人材が不足している場合や、ほかの業務で忙しい場合には、毎回すぐに対応することが困難です。

LINE運用代行の業者に依頼すれば、ほかの業務に支障を来たさずにユーザーとコミュニケーションを取れます。その結果、質問から回答までにかける時間を減らすことにより、ユーザーが競合他社に流れるリスクを軽減できるでしょう。

効果の測定や分析

LINE運用の効果を測定したり、分析したりすることも依頼可能な業務です。

LINE公式アカウントの管理画面では、以下のような情報を確認できます。

  • 「友だち」の追加数
  • ターゲットリーチ(性別・年齢・地域)
  • ブロック数
  • 「友だち」追加の経路

しかし、分析するための知識やスキルがなければ、いくら情報を持っていても役立てることは難しいでしょう。その点、LINE運用代行の業者に任せれば見やすいレポートにまとめてもらったり、専門家の観点からアドバイスを受けたりできるため、効果的なマーケティングにつながります。必要に応じて、追加で必要なツールの導入支援も受けられるでしょう。

LINE運用代行を利用するメリット

LINE運用代行に依頼可能な業務内容を踏まえ、利用するメリットは主に以下のとおりです。

  • LINE運用にかける従業員の負担を減らし、コア業務に集中できる
  • 専門家の知識やスキルを活用して、効果的なマーケティングを実現できる

LINE運用で成果を出すためには、いつでも対応できるようにしておくことが大切です。LINE運用代行を利用すれば、従業員が時間をかけなくても成果を期待できます。

また、魅力的なコンテンツを作成したり、ユーザーが開封しやすい時間に配信したりするためには、ノウハウが必要です。LINE運用代行の経験が豊富で分析やマーケティングに長けている業者に依頼すれば、自社で手掛けるよりも効果的にユーザーに必要な情報を届けられます。

LINE運用代行サービスの費用の相場

LINE運用代行サービスを利用する際にかかる費用の相場は、依頼する業務内容によって異なります。

たとえば、LINE公式アカウントの初期設定や配信回数少なめのメッセージ配信のみを依頼するのであれば、月10万円前後が相場です。一方、自社の従業員にかかる業務負担を減らしたり、より多くの情報を届けたりするために、多くのメッセージ配信を依頼する際には月20万円前後がかかります。

また、詳細な効果測定レポートの作成やLINE広告運用を依頼する場合には、月30万円以上かかることもあるでしょう。

なお、サービスを提供する企業によっては、具体的にかかる費用を知るために問い合わせが必要なこともあります。

LINE運用代行会社11選を比較

さまざまな会社が、LINE運用代行に関するサービスを提供しています。今回は、そのうち11社が提供するサービスを比較しましょう(2025年1月調べ)。

1.株式会社ココナラ

ココナラアシスト

株式会社ココナラは、法人向けオンラインアシスト「ココナラアシスト」を提供している会社です。ココナラアシストでSNS運用の業務ができるアシスタントを依頼することで、LINEの運用を任せられます。

ココナラアシスタントの特徴は、担当者があらかじめ決まったマンツーマンで対応してもらえる点です。また、月40時間・月額8万円から依頼可能で、フルタイムでなく必要なときにのみ利用することもできます。

さらに、使いきれなくなった時間を翌月に繰り越したり、業務が多忙になった場合に超過の調整をしたりして柔軟に対応できる点も強みです。

株式会社ココナラ
サービス名ココナラアシスト
料金採用費0円・月80,000円〜
主な業務・LINE運用
・広告運用
・レポート作成 など

2.株式会社エルマーケ

株式会社エルマーケは、LINE公式アカウントの構築から運用までを網羅したサービスを提供している会社です。売上を出すLINE公式アカウントを意識し、リピート顧客の創出を図っています。

また、LINE公式アカウントの運用を開始してから、コンサルティングを担う点も特徴です。PDCAサイクルを回し、依頼者のLINE公式アカウントの成長をサポートしています。

そのほか、LINE公式アカウントに限らず、依頼者が抱える悩みを解決する手段を提案している点も強みです。

株式会社エルマーケ
サービス名エルマーケ
料金要問い合わせ
主な業務・シナリオ構築
・デザイン制作
・アカウント構築
・運用、効果測定
・コンサルティング など

株式会社エルマーケ

3.株式会社メンバーズ

株式会社メンバーズは、LINE公式アカウントに加え、LINE広告の運用支援も手掛ける会社です。広告運用に関するナレッジが蓄積されており、KPI達成に向けた細かな運用が期待できます。

また、運営するソーシャルメディア「エンゲージメント・ラボ」で、友だち数や投稿への反応を目視で確認している点も強みです。収集したデータを活用し、PDCA運用に役立てています。

さらに、LINEに限らず、FacebookやX(旧:Twitter)などさまざまなソーシャルメディア運用で実績がある点も特徴です。

株式会社メンバーズ
サービス名メンバーズ
料金要問い合わせ
主な業務・アカウント開設
・運用定義
・投稿代行
・原稿作成
・画像加工
・レポート
・LINE広告運用支援 など

株式会社メンバーズ

4.株式会社シェアコト

株式会社シェアコトは、企画開設・運用・効果測定・活性化までトータルで任せられる会社です。とくに、PR投稿が得意で、独自の撮影スタジオを構えています。

追加メッセージを送る場合でも、LINEヤフー株式会社に支払う料金以外には手数料が発生しない点が、株式会社シェアコトのサービスの特徴です。また、LINEを活用した自治体プロモーションサービスや、業種別のLINE運用プランを提供している点も強みとして挙げられます。

株式会社シェアコト
サービス名シェアコト
料金初期開設費用:200,000〜400,000円(税別)
運用代行:300,000〜500,000円(税別)
*月4〜8回投稿、6ヶ月契約から申し込み可能
主な業務・投稿画像の企画
・投稿画像の加工、編集
・投稿代行
・LINE機能やサービスの活用
・効果測定レポートの作成 など

株式会社シェアコト

5.GMOコマース株式会社

GMOコマース株式会社は、LINE公式アカウントの導入・運用・改善を担うサービス、「GMOまるっと販促DX」を提供しています。

豊富な運用実績がある点が、GMOコマース株式会社が手掛けるサービスの特徴として挙げられます。公式ホームページによると、保有アカウント数17,000件以上、有料アカウント保有数1位、サポート満足度継続率86%とのことです。

また、ユーザーの興味・属性・行動に応じて効果的なセグメント配信をすることでクリック率を25%上げた事例や、クーポン配信の改善で「友だち」数が50人増えた事例などが報告されています。

そのほか、毎月の運用をレポーティングし、LINE公式アカウントの集客アップをサポートしている点も強みです。

GMOコマース株式会社
サービス名GMOまるっと販促DX
料金要問い合わせ
主な業務・アカウント開設サポート
・デザイン作成
・メッセージ配信
・毎月の運用レポーティング など

GMOコマース株式会社

6.株式会社ブラーヴォ

株式会社ブラーヴォは、LINE公式アカウントの効果的な運用や、クリエイティブ制作の代行に応える会社です。LINE公式アカウントの活用だけでなく、ホームページの改善など多面的なコンサルティングにも対応しています。

抽選ページ・クーポンページの作成やリッチメッセージの制作など、LINE運用に関する幅広い要望に応える点が特徴です。また、4つのプランに応じて料金が設定されているため、どれくらいの費用がかかるかあらかじめ見通しを立てられます。

株式会社ブラーヴォ
サービス名ブラーヴォ
料金サポートプラン:月5,000円(税別)
スタートプラン:月150,000円(税別)
サポートプラン:月250,000円(税別)
サポートプラン:月380,000円〜(税別)
*プランによってメッセージ配信回数やレポートの有無などが異なる
主な業務・アカウント基本設定
・リッチメニューの設定
・クリエイティブの制作
・配信管理
・抽選ページ、クーポンページの作成
・友だち登録数増加の施策提案 など

株式会社ブラーヴォ

7.株式会社ライトアップ

株式会社ライトアップは、ユーザーの状況をヒアリングしたうえで、LINE公式アカウントの設計や運用方法を支援しています。

2002年の創業以来、主力事業としていたメールマーケティングのノウハウをLINE運用に役立てている点が強みです。また、予算に応じてカスタマイズしたプランを提供している点も特徴として挙げられます。

株式会社ライトアップ
サービス名ライトアップ
料金要問い合わせ
主な業務・シナリオ設計
・制作
・運用開始支援 など

株式会社ライトアップ

8.株式会社アド・テック

株式会社アド・テックは、LINE公式アカウントの運用、顧客とのコミュニケーション強化、友だち登録数の増加などを支援している会社です。また、顧客管理やセグメント配信などの機能を搭載したLINE拡張機能システム、「Connecting Lines」を提供しています。

株式会社アド・テック
サービス名アド・テック
料金【LINE運用スタンダードプラン】
月4回:月40,000円(税別)
月10回:月80,000円(税別)
初期費用:50,000円

【LINE運用プロプラン】
契約期間3ヶ月:月250,000円(税別)
契約期間6ヶ月:月200,000円(税別)
主な業務・情報提供
・配信原稿作成
・配信設定代行
・レポート作成 など
*プランによって異なる

株式会社アド・テック

9.株式会社assist

株式会社assistは、利用者のニーズに応じてLINE運用代行に関する2つのコースを提供している会社です。初期設定などは自分で対応するセルフコース、手厚いサポートを受けるフルサポートコースがあります。

プラン・コース次第で、低価格でLINE運用代行を依頼できる点が主な特徴です。セルフコースのベーシックプランなら、月2,980円で依頼できます。

株式会社assist
サービス名assist
料金【セルフコース】
ベーシック:月2,980円
ライト:月11,800円
プレミアム:月24,800円

【フルサポートコース】
ベーシック:月19,800円
ライト:月31,800円
プレミアム:月44,800円
*別途オプション料金あり
主な業務・アカウント申請
・操作案内
・画像テンプレート
・配信設定 など
*コースやプランによって異なる

株式会社assist

10.株式会社Hide&Seek

株式会社Hide&Seekは、戦略立案・LINE運用・クリエイティブ制作を一気通貫で支援する会社です。過去に関連会社で実施してきたLINEの事例やノウハウを参考に、最適化した運用を目指しています。

主な特徴は、自社負担で拡張ツールの導入を支援していることです。そのため、LINE公式アカウント単独では実現できない設定や配信ができるようになります。

株式会社Hide&Seek
サービス名Hide&Seek
料金要問い合わせ
主な業務・アカウント整備
・「友だち」集めの施策提案
・メッセージ配信配信分析 など

株式会社Hide&Seek

11.ソーシャルデータバンク株式会社

ソーシャルデータバンク株式会社は、LINE公式アカウントの配信・運用・管理をサポートするツール、「Liny」を提供しています。

Linyの特徴は、運用負担を軽減しつつユーザーの反応率の向上を期待できる点です。また、顧客情報を自動で収集して手軽に管理や分析することにより、売上の増加につなげられる可能性があります。

さらに、幅広い場面で利用されているため、自社の業態にあわせてさまざまな使い方ができる点もLinyの強みです。

ソーシャルデータバンク株式会社
サービス名(ツール名)Liny
料金要問い合わせ
主な業務*ツールに搭載されている機能・顧客情報管理
・セグメント配信
・分析 など

ソーシャルデータバンク株式会社

LINE運用代行会社・サービスを選ぶ際のポイント

LINE運用の代行会社やサービスを選ぶ際は、以下に注目しましょう。

  • 自社に必要なサービスを提供しているか
  • 費用は相場と比べて妥当か
  • どのような実績があるか

各ポイントを解説します。

自社に必要なサービスを提供しているか

自社に必要なサービスを提供しているのかを確認したうえで、LINE運用代行会社を選びましょう。

LINE運用代行会社によって、対応している業務が異なります。そのため、自社が何を必要としているかをまず考えることが大切です。

たとえば、新規顧客を効果的に開拓したいのであれば、ユーザーを惹きつけるコンテンツの作成や、クーポンの配布やキャンペーンの実施などに対応している会社を選びます。また、既存顧客との接点を増やしたい場合は、ユーザーからのチャットへの返信にも対応している会社を選びましょう。

今後幅広くSNSマーケティングを展開する予定であれば、LINE運用以外にも対応している会社に注目することが大切です。

費用は相場と比べて妥当か

サービスにかかる費用を確認し、相場と比較して妥当なのかを考えましょう。価格の高い・安いだけで安易に判断しないことがポイントです。

比較的高額な価格設定になっている場合は、「料金に見合った十分なパフォーマンスを期待できるのか」「自社の予算内に収まるのか」などを確認しましょう。また、安い場合は本当に成果を出せるのかを見極めることが大切です。

どのような実績があるか

依頼を検討している会社が、LINE運用代行においてどのような実績があるのかを把握しておくこともポイントです。

たとえば、同業種の会社や、同じくらいの規模の会社で実績を上げている事業者であれば、自社でも同様の効果を期待できます。また、さまざまな会社との取引事例がある経験豊富な事業者であれば、自社の依頼にも柔軟に対応してもらえる可能性が高いです。

さらに、具体的な数値を発表していれば、自社がLINE運用でどれくらいの効果を出せるのかをイメージできます。

LINE運用の代行を依頼してコア業務に集中

自社の公式LINEアカウントの運用に悩んでいる場合や、手間がかかっている場合には、LINE運用代行を依頼することを検討しましょう。LINE運用代行を利用することで、従業員の負担を軽減してコア業務に集中できる点や、専門家のノウハウを活用して効果的なマーケティングを実現できる点がメリットです。

LINE運用代行は、さまざまな業者が提供しています。LINE運用代行会社を選ぶ際は費用が妥当かを確認することなどがポイントです。

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