採用代行(RPO)おすすめ23社を比較!サービスや料金、選び方を解説

採用代行会社の導入を考えるにあたり、会社選びに迷う方もいるでしょう。この記事では、採用代行会社の比較ポイントとおすすめの代行会社23社を紹介します。また、採用代行サービスの概要や利用するメリットデメリットも解説します。

本記事を参考に、自社にぴったりの採用代行会社を選びましょう。

ココナラアシスト

採用代行(RPO)先をお探しなら、ココナラアシストをご検討ください!

目次

採用代行(RPO)会社の比較ポイント

採用代行会社(RPO:Recruitment Process Outsourcing)を比較するには、以下のポイントを確認しましょう。

  • 実績
  • 対応可能な業務範囲
  • 対応可能な雇用形態
  • 初期費用
  • 料金体系
  • 契約期間
  • 会社概要(設立年月日/資本金)

一口に採用代行会社といっても、対応可能な業務範囲や料金体系など、サービス内容は異なります。採用代行会社を利用する際は、委託を希望する業務内容や予算などをあらかじめ明確にしたうえで、自社に合ったところを選ぶことが肝心です。

おすすめ23社!採用代行会社を強み別に紹介

ここからは、おすすめの採用代行会社を紹介します。各社の強みや得意な分野別に全部で23社紹介するため、ぜひ代行会社選びの参考にしてください(2024年12月調べ)。

フリーランス(業務委託)のマッチングが強みの会社

次は、フリーランス(業務委託)のマッチングが強みの会社を3つ紹介します。フリーランス人材の特徴は、すでに専門的なスキルを保有している場合は教育の必要がない、スケジュールがマッチすれば即日から就業が可能といった点です。

自社の困りごとに対し、ピンポイントで即戦力となる人材を採用したい場合は、ぜひフリーランスも検討しましょう。

1.ココナラアシスト(株式会社ココナラ)

ココナラアシスト
項目詳細
会社概要・設立年月日:2012年
・資本金:12億4,495万7,450円
実績・株式会社日本ケアコミュニケーションズ
・株式会社アクセス
・佐藤特殊製油株式会社
対応可能な雇用形態・フリーランス採用
・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲信頼できる即戦力人材の推薦や登録者の本人確認、稼働時間に日次報告など
初期費用0円
料金体系月額8万円~
契約期間月40時間~

ココナラアシストは、フルリモートで対応できる専門スキルを持ったアシスタントを紹介する会社です。対応できる業務は人事や事務、経理、カスタマーサポート、デザイン制作、マーケティングなどがあります。

アシスタントのうち、人事や採用のスキルがあるに方を選べば、求人媒体運用や応募者対応、スカウト文面作成、採用進捗管理などの業務を委託できるでしょう。

採用費や初期費用は不要で、必要なコストは月額利用料のみです。月40時間~利用が可能なため、コストを抑えて必要な即戦力を確保できるでしょう。

ココナラアシスタントに登録している人材は、本人確認やNDA締結が済んでいるため、安心して業務を依頼できます。また、スキルシートにより事前に職歴やスキルを確認することで、最適なアシスタントへの採用代行依頼が可能です。

2.人事PRO PARTNERS(株式会社Hajimari)

項目詳細
会社概要・設立年月日:2015年
・資本金:1億円
実績・株式会社アルク
・キッズコネクト株式会社
・リノベる株式会社
対応可能な雇用形態フリーランス採用
対応可能な業務範囲人事に特化した人材を紹介
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

人事PRO PARTNERSは、人事に特化した人材を揃えたフリーランスを紹介する会社です。2021年12月時点では、5,000人以上の人材が登録をしています。

採用が集うがうまくいかないときは採用戦略設計が可能な人材、エンジニア採用を進めたいときは元エンジニアの人材など、企業の状況や抱える課題によって、ぴったりの人事人材を推薦します。

人事PRO PARTNERS

3.CarryUp(ONX株式会社)

項目詳細
会社概要・設立年月日:2021年
・資本金:1,530万円
実績・株式会社バベル
・株式会社ファミワン
・ルームクリップ株式会社
対応可能な雇用形態フリーランス採用正社員採用
対応可能な業務範囲人事に特化した人材を紹介
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

CarryUpも、人事に特化した人材を紹介する会社です。フリーランスだけでなく正社員の紹介にも対応しています。副業として登録している方もいることから、フルリモートや土日の就業に対応できる人材も多く登録しています。

要件ヒアリングから即日提案も可能なため、できるだけ早く人材を集めたい場合に適した会社といえるでしょう。

CarryUp

コンサルティングが強みの会社

次に、コンサルティングに強い採用代行会社を3つ見ていきましょう。

コンサルティングでは実務の代行ではなく、採用計画の提案や見直しが実施されます。そのため、コンサルティングに強みを持つ採用代行会社であれば、アドバイスを基にした自社の採用スキルやノウハウの向上を見込めます。

自社の採用活動について適切なアドバイスを受けたいと考えているのであれば、ぜひここで紹介する代行会社を検討しましょう。

4.パソナ株式会社

項目詳細
会社概要・設立年月日:1976年
・資本金:50億円
実績・株式会社三菱UFJ銀行
・三井金属鉱業株式会社
・株式会社デンソー
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲採用計画のコンサルティングから、選考アレンジ、入社手続きまで幅広く対応
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

パソナでは、コンサルティング領域とオペレーション領域にわけて、代行業務を実施しています。コンサルティング領域に該当するのは、採用戦略の立案や採用方針の策定です。オペレーション領域には、応募受付や選考結果の通知、問い合わせ対応、ステータス管理などがあげられます。

パソナでは、必要に応じて入社手続きの支援も可能です。また、入社後の研修やオンボーディングのオペレーションのサポートにも対応しています。料金や契約期間など、プランの詳細は問い合わせにより確認しましょう。

パソナ

5.株式会社ポテンシャライト

項目詳細
会社概要・設立年月日:2017年
・資本金:不明
実績・株式会社セブン銀行
・GO株式会社
・KINTOテクノロジーズ株式会社
対応可能な雇用形態戦略策定から選考までトータルサポート。人事組織のコンサルティングにも対応
対応可能な業務範囲・新卒採用
・中途採用
初期費用10万円
料金体系15万円~
契約期間不明

ポテンシャライトは、スタートアップ企業やベンチャー企業を中心に320社との取引実績がある採用代行会社です。幅広い人材の採用に対応していますが、特にエンジニアの採用を強みとしています。

ポテンシャライトでは、採用業務をサポートする採用支援領域と、自社の採用力向上を目指す人事組織支援領域の2つにわけて業務を支援を実施しています。

料金は15万円~ですが、採用ブランディングや採用広報といったマーケティング業務も依頼するには、40万円以上のプランの契約が必要です。

ポテンシャライト

6.株式会社プロ人事

項目詳細
会社概要・設立年月日:2019年
・資本金:300万円
実績・カシオ計算機株式会社
・株式会社AOKIホールディングス
・Sansan株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲採用設計やコンサルティング、合同説明会の運営代行など
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

プロ人事は、累計導入企業数300社の実績を持つ採用代行会社です。業界問わずさまざまな企業の採用サポートが可能ですが、IT業界やコンサル業界、建築・不動産業界との取引実績を多く持ちます。

プロ人事が代行する主な業務は、ダイレクトリクルーティング(スカウト採用)や合同説明会の代行です。また、採用設計や戦略立案といったコンサルティング業務も、積極的に実施しています。

プロ人事では、依頼内容により料金が変動するため費用は一概にはいえません。ホームページによると、1案件あたりの平均月単価は33万円程度です。

プロ人事

エンジニアの採用代行が強みの会社

次は、エンジニアの採用実績を多く持つ代行会社を3社紹介します。エンジニアは、主に以下の理由から採用が難しい職種といわれます。

  • そもそもエンジニアの人材が不足している
  • 書類や面接によるスキルの見極めが難しい
  • フリーランスや副業など働き方が多様化している

優秀なエンジニアの採用を目指したい方は、ぜひここで紹介する採用代行会社を検討しましょう。

7.株式会社プロリク

項目詳細
会社概要・atama plus株式会社
・株式会社ROBOT PAYMENT株式会社LIG
実績・atama plus株式会社
・株式会社ROBOT PAYMENT
・株式会社LIG
対応可能な雇用形態エンジニアの採用代行に特化
対応可能な業務範囲実務代行のほか、採用ブランディングや採用コンテンツ制作にも対応
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

プロリクは、エンジニアに特化した採用代行会社です。設立は2020年と歴史は浅いですが、スタートアップから大手企業まで100社以上の支援実績があります。

プロリクでは、選考が難しいといわれるエンジニア採用において、勘や経験に頼るのではなくこれまで培ってきたノウハウやデータを基にした効率の良い採用活動を目指しています。料金やプランの詳細は、問い合わせによる確認が必要です。

プロリク

8.株式会社uloqo

項目詳細
会社概要・設立年月日:2016年
・資本金:2,000万円
実績・株式会社ロカリオ
・株式会社ウィークデー
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
・アルバイト採用
・専門職採用
対応可能な業務範囲戦略立案から実務代行、フィードバックまでワンストップで対応別途、面接代行やスカウト代行も用意
初期費用不明
料金体系月額30万円~
契約期間不明

uloqoは、エンジニアをはじめとするDX人材やデジタル人材の採用代行に強みを持つ会社です。採用目標達成率は87%、継続率は90%という結果からも、顧客満足度の高さがうかがえます。

uloqoのサービスは、月額30万円~利用可能です。プラン内容や料金の詳細を知りたい方は、問い合わせて確認しましょう。

uloqo

9.Wamii Coach(ワミィ株式会社)

項目詳細
会社概要・設立年月日:2016年
・資本金:不明
実績公開なし
対応可能な雇用形態エンジニア採用に特化
対応可能な業務範囲採用計画の策定や書類選考代行、面接評価シート作成など、幅広く対応
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

Wamii Coachは、エンジニアの採用に特化した採用代行会社です。エンジニア出身の担当者がチームを組み採用をサポートするため、安心して依頼できます。

エンジニアの採用には選考の難しさがあります。必要なスキルや業務内容を十分に理解したプロが採用を代行することで、有効な採用活動を実施できるでしょう。

Wamii Coachでは、課題・フェーズに合わせたカスタマイズプランを用意しています。利用を検討する方は、詳細を問い合わせましょう。

Wamii Coach

新卒の採用代行が強みの会社

次は、新卒の採用代行が強みの会社を4つ紹介します。新卒採用では、社会人経験がない学生を選考しなければなりません。そのため、採用基準の策定をより重視するといった施策が必要になります。

新卒採用で代行会社を利用したいと考えているのであれば、ぜひ新卒採用に実績がある会社を選びましょう。

10.株式会社クイック

項目詳細
会社概要・設立年月日:1980年
・資本金:3億5,131万円
実績公開なし
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
・アルバイト・パート採用
対応可能な業務範囲採用計画立案から母集団形成、選考、入社後の定着と戦力化までトータルサポート
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

クイックは、新卒を対象としたサービスを提供している会社の1つです。ミスマッチを減らすため、採用戦略の立案や母集団形成を重点的に実施したうえで、選考やコンテンツ制作といった業務を代行します。

クイックの特徴は、入社後のサポートが充実している点です。各種研修やフォローアップを行うことで、入社した人材の定着化と戦力化を目指せます。

クイック

11.株式会社ツナググループ・ホールディングス

項目詳細
会社概要・設立年月日:2007年
・資本金:7億183万6,000円
実績公開なし
対応可能な雇用形態・新卒採用
・アルバイト・パート採用
対応可能な業務範囲採用戦略の立案から母集団形成、応募者管理と実務代行、レポーティング、改善提案など
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

ツナググループ・ホールディングスでは、採用コンサルティングと伴走コンサルティング、推進コンサルティングの3つの提案パターンを用意しています。そのうえで、依頼企業の要望や抱える問題点を聴取し、カスタマイズしたプランの提案が可能です。

各種分析レポートを基にした進捗管理や、計画の改善と追加施策を実施することで、より戦略的な新卒採用を実現できます。

ツナググループ・ホールディングス

12.株式会社キャリタス

項目詳細
会社概要・設立年月日:1973年
・資本金:5,000万円
実績・UiPath株式会社
・株式会社EGIJ
・沖電気工業株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
・グローバル人材採用
対応可能な業務範囲・新卒向け就活メディアの運用
・就活イベントの開催
・新卒紹介サービス
・採用活動のアウトソーシング
初期費用不明
料金体系サービスによる
契約期間不明

キャリタスは採用代行業務はもちろん、新卒向けメディアの運用や国内最大規模の就活イベントの開催、大学向けのキャリア支援サービスの提供など、新卒採用に関するさまざまな支援を実施しています。

特定のスキルを持つ優秀な学生を企業に紹介する新卒紹介サービスは、完全成功報酬型です。採用活動のアウトソーシングは、代行する業務によってプラン内容や料金が変わるため、事前に相談しましょう。

キャリタス

13.株式会社ジーズコンサルティング

項目詳細
会社概要・設立年月日:2007年
・資本金:1,000万円
実績公開なし
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲応募者管理や応募者対応、説明会の実施、選考、内定者書類管理など採用活動をトータルサポート
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

ジーズコンサルティングは、採用支援事業を幅広く実施する会社です。採用代行では、母集団形成や応募者の管理から選考、内定者のフォローまで、ワンストップで対応できます。特に、選考辞退を防ぐための取り組みに力を入れているところが特徴といえるでしょう。

採用代行のほかには、採用コンサルティングや採用ブランディングにも対応しています。採用代行と併せてこれらのサービスを利用すれば、自社の採用力の向上も見込めるでしょう。

ジーズコンサルティング

スカウトによる採用代行が強みの会社

ここでは、スカウトによる代行サービスが得意な会社を3つ紹介します。スカウト採用は、自社が求める人材にピンポイントにアプローチできるほか、企業から求職者に働きかけることで認知度の向上も期待できます。

効率的に自社に合った人材を採用したいと考えている方は、ぜひスカウト採用代行も検討しましょう。

14.PRO SCOUT (株式会社VOLLECT)

項目詳細
会社概要・設立年月日:2018年
・資本金:1,000万円
実績・株式会社博報堂
・ラクスル株式会社
・株式会社セカンドストリート
対応可能な雇用形態・新卒採用スカウト
・中途採用スカウト
対応可能な業務範囲スカウト配信から入社承諾まで手厚くサポート
初期費用不明
料金体系従量課金型
※詳細は問い合わせ
契約期間不明

PRO SCOUTは、700社以上の支援実績を持つ採用代行会社です。取引をした企業には、上場企業も多く含まれます。

PRO SCOUTの特徴は、職種や業種に知見があるプロが担当者としてアサインされる点です。例えばエンジニアの採用案件であれば、元エンジニアのスタッフが対応するなどがあげられます。

また、ISMS認証を取得しているため、セキュリティ面も安心です。応募者の個人情報や企業の重要事項などが外部に漏れるリスクを抑えた採用が目指せます。

PRO SCOUT

15.株式会社ダイレクトソーシング

項目詳細
会社概要・設立年月日:2015年
・資本金:1,000万円
実績・アンカー・ジャパン株式会社
・オムロン株式会社
・ヤフー株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲採用計画のプランニングから、最適なスカウトメディアの選定、スカウトメールの送付、応募者対応、課題検証などワンストップで対応
初期費用不明
料金体系月額20万円~
契約期間3ヶ月~

ダイレクトソーシングは、60万件の採用データを活用した戦略提案と実行支援による、効率的なスカウト採用代行を実施する会社です。幅広い業種に対応していますが、特にIT関連の人材採用実績を多く持ちます。

ダイレクトソーシングも、その業種での就労経験者など、スキルや業務内容への知識が豊富なスタッフがスカウト採用を支援するため、より充実した採用活動を実現できるでしょう。

ダイレクトソーシング

16.Offer brain (ユナイテッド・リクルートメント株式会社)

項目詳細
会社概要・設立年月日:2022年
・資本金:1,000万円
実績・AKKODiSコンサルティング株式会社
・Ubie株式会社
・auじぶん銀行株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲スカウトの最適な送信方法や文面の作成と送信、送信結果の分析と改善
初期費用不明
料金体系1通あたり300円~
契約期間不明

Offer brainは、スカウト送信業務に特化している代行会社です。月3万通以上のスカウトを送信・分析して得たデータを基に、効率的なスカウトを実施します。

Offer brainの特徴はスカウトの文面作成や送信、分析業務まで完全内製化している点です。これにより、膨大なデータの蓄積と圧倒的な専門性を実現しています。

Offer brain

大手企業の採用代行が強みの会社

最後に、大手企業との実績を豊富に持つ採用代行会社を3つ紹介します。企業の規模が大きく、大量の採用を検討している場合などは、ここで紹介する会社を検討しましょう。

17.パーソルキャリア株式会社

項目詳細
会社概要・設立年月日:1989年
・資本金:11億2,700万円
実績・株式会社レゾナック
・マツダ株式会社
・株式会社デンソーテン
対応可能な雇用形態中途採用
対応可能な業務範囲採用計画から母集団形成、書類選考、面接選考、面接通過者フォローなど、ワンストップで対応
初期費用不明
料金体系月額一律料金型と成功報酬型を用意併用も可能
※要相談
契約期間原則として年間契約

パーソルキャリア株式会社では、法人向けの採用サービスを複数用意しています。中でも「パーソルキャリアRPOサービス」では、戦略立案からオペレーションまで一貫した採用サポートが可能です。

実務サポートと併せてノウハウの蓄積も実現することで、採用の再現性を高め、中長期的に見た採用力の底上げも掲げています。

パーソルキャリア

18.Myナビゲーター(株式会社マイナビ)

項目詳細
会社概要・設立年月日:1973年
・資本金:21億210万円
実績公開なし
対応可能な雇用形態・中途採用
対応可能な業務範囲応募者獲得や書類選考、面接調整、内定未承諾社へのフォローなど採用プロセス全般
初期費用不明
料金体系不明
契約期間マイナビ転職の掲載期間による

マイナビは、採用や求人に関するサービスを多数手がける会社です。中でもMyナビゲーターは、マイナビ転職の応募受付から内定まで、全工程を専任の担当者がサポートするサービスです。

Myナビゲーターでは、MyナビゲーターとMyナビゲーターLightの2つのプランを用意しています。プランの詳細や金額は、問い合わせて確認しましょう。

Myナビゲーター

19.株式会社キャリアマート

項目詳細
会社概要・設立年月日:2002年
・資本金:7,500万円
実績・株式会社いなげや
・株式会社パルコ
・株式会社ベルパーク
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲採用計画立案や母集団形成、応募者対応、内定者フォローまで一貫サポート。採用コンサルティングも可能
初期費用0円
料金体系月額1万円~
契約期間3日~

キャリアマートは、設立から22年で1万9,000社を超える企業の採用支援を実施してきた会社です。一般的な採用代行業務はもちろん、コンサルティング業務としてインターンシップや説明会のコンテンツ開発や、選考フローの見直しなどにも対応しています。

料金は依頼内容や業務量により変わります。月額1万円から利用可能ですが、パッケージされたスタンダードプランは月額10万円~です。

キャリアマート

総合力が強みの会社

まずは、総合力を強みとし採用代行全般を任せられる会社を4社紹介します。採用代行会社で請け負う主なサービスには、以下の5つがあります。

  1. 採用計画の立案と設計
  2. 母集団形成
  3. 候補者の対応とスケジュール管理
  4. 選考
  5. 内定者へのフォローアップ

採用代行会社によっては、これらの業務の一部のみの依頼も可能です。一方、採用に関わる業務を幅広く委託したいのであれば、ここで紹介する総合力が強みの代行会社をぜひ検討しましょう。

20.まるごと人事(マルゴト株式会社)

項目詳細
会社概要・設立年:2015年
・資本金:1,000万円
実績・ソニー株式会社
・株式会社出前館コミュニケーションズ
・株式会社ディー・エヌ・エー
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲採用計画の設計から実行、フィードバックまでほぼすべての業務
初期費用10万円
料金体系月額45万円~
※スカウトのみの場合は月額25万円
※面接代行のみの場合は月額20万円~
契約期間1ヶ月単位

まるごと人事とは、マルゴト株式会社が運営する採用代行サービスです。ベンチャーや成長企業を中心に、募集要項の設定から日程調整、書類選考、改善案の提案など、採用に関する幅広い業務代行が可能です。

マルゴト人事では、無料相談と契約前ミーティングを実施した後に、契約を締結します。月額45万円から利用可能ですが、業務量が大量にある場合はプランが変更になるケースもあります。また、依頼する業務がスカウトだけ、面接代行だけと限られる場合は、金額を抑えた契約も可能です。

まるごと人事 

21.株式会社ネオキャリア

項目詳細
会社概要・設立年月日:2000年
・資本金:1億円
実績・株式会社セガ
・株式会社Fines
・スイスポートジャパン株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
・アルバイト・派遣
対応可能な業務範囲採用計画立案や募集要項の決定から、選考、内定者の定着化支援まで幅広く対応
初期費用不明
料金体系月額10万円~
契約期間3ヶ月~
※委託内容によっては、1ヶ月未満での契約が可能なケースもある

ネオキャリアは、国内に5拠点の自社センターを保有する代行会社です。2021~2022年にかけて、1万社以上の採用支援を実施してきました。

応募者の選定から内定者フォローまで、ワンストップで対応可能です。契約プランは、依頼する業務内容や業務量によってオーダーメイドで決定します。料金は月額10万円から対応可能で、依頼するプランによって異なります。

そのほか、ネオキャリアは介護や保育、エンジニア、外国人の採用実績が豊富な点も、特徴の1つといえるでしょう。

ネオキャリア

22.HeaR株式会社

項目詳細
会社概要・設立年月日:2018年
・資本金:3,550万円
実績・コインチェック株式会社
・株式会社カオナビ
・シミック株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
対応可能な業務範囲採用代行全般はもちろん、コンサルティングにも対応
初期費用不明
料金体系不明
契約期間不明

Hearは採用計画の運用から改善、提案までをワンストップで依頼できる代行会社です。必要に応じて、インターンシップの運営や採用サイトの構築なども請け負っています。

Hearでは実務代行のほか、コンサルティングの実施も可能です。そのため、内製化に向けた採用ブランディングや組織開発の相談もできます。

プランや料金は、公開されていません。詳細を知りたい方は、問い合わせが必要です。

HeaR 

23.CASTER BIZ recruiting (株式会社キャスター)

項目詳細
会社概要・設立年月日:2014年
・資本金:1億9,061万円
実績・株式会社LIXIL
・ベースフード株式会社
・鹿島建設株式会社
対応可能な雇用形態・新卒採用
・中途採用
・インターン
対応可能な業務範囲採用戦略立案からスカウト採用支援、応募者対応、合否連絡まで幅広く対応
初期費用不明
料金体系月額40万円~
契約期間3ヶ月~

CASTER BIZ recruitingは、累計500社以上の採用支援実績を持つ採用代行会社です。自社開発の採用管理ツールを活用し、論理的で有効な計画案の策定と実務代行を実施します。

CASTER BIZ recruitingでは、リクルーター担当と応募者対応担当、原稿担当が3人1チーム制で対応します。それぞれのプロが持つスキルを活用することで、納得がいく採用活動を実施できるでしょう。

SlackやChatworkなど、幅広いチャットツールに対応しているため、普段使用しているツールで円滑にコミュニケーションを取れます。

CASTER BIZ recruiting

そもそも採用代行サービスとは?

ここからは、採用代行サービスについて詳しく見ていきましょう。そもそも採用代行とは、企業の採用活動に関わる業務を、外部の代行会社にアウトソーシングすることです。

採用代行を利用すれば、採用担当者の業務負担の軽減や業務の効率化を目指せるとして、その注目度は年々高まっています。ここではまず、採用代行が注目される背景と採用代行サービスの契約形態を解説します。

採用代行サービスが注目される背景

近年、採用代行の導入を検討する企業は増加しています。そのおもな背景は、以下の3点です。

  1. 採用担当者の人材不足
  2. 売り手市場による採用活動の激化
  3. 採用手法の多様化

ここでは、それぞれの背景について詳しく見ていきましょう。

採用担当者の人材不足

採用代行が注目される背景の1つ目は、採用担当者の人材不足です。人事部は他の部署と比較し、十分な人材が確保されないケースも少なくありません。

とくに中小企業などでは、総務部と兼務している場合もあるようです。少子高齢化による労働力不足が深刻化する中、今後も人事部の人材不足が大きく改善されることは難しいと考えられるでしょう。

しかし、実は人事部にこそある程度のスキルを持った人材を配置するべきです。なぜなら人事部が担う採用活動や社員育成といった業務は、会社の将来を担う人材を選び育てる重要な業務の1つだからです。

採用活動や人材育成がうまくいかないと、人材難により将来的に会社が立ち行かなくなる恐れもあります。

人手不足を解消し満足がいく採用を実現するためにも、採用代行を選択する企業はさらに増えていくと考えられるでしょう。

採用活動の激化

採用活動の激化も、採用代行が広がった要因です。近年は、求人数と比較し就職希望者の数が少ない売り手市場が継続しています。そのような状況下でも、自社により良い人材を確保するために、各企業は採用活動に注力せざるをえない状態となっているのです。

優秀な人材を獲得するには、以下の点に気を配った採用を実施する必要があります。

  • 質の高い選考による候補者のスキルや人間力の見極め
  • スピーディーな選考による他社への人材流出の防止
  • 面接を通じての自社の魅力アピール

これらを実現するには、採用業務に関する高いスキルとノウハウが不可欠です。しかし、人手が少ない、スキルを持った人材がいないといった場合、十分な対応ができない可能性もあります。

自社に欠けているノウハウや人手不足を補てんし、優秀な人材の内定につなげるためにも、採用代行のサポートを検討する企業は年々増加しているようです。

採用手法の変化

時代の変化に伴う採用手法の多様化も、採用業務委託に注目が集まる要因です。多様化の一例としては、以下があげられます。

  • グループワークの導入
  • SNSやオンラインを活用した選考の導入
  • 自社の社員の知人や後輩を採用するリファラル採用の増加

採用手法の変化に対応するには、採用担当者はそれぞれの採用方法の概要や効果を十分に理解しなければなりません。しかし、すべての手法を理解し業務に活用するには、人手やコストがかかります。

コストを抑えながら時代に合った効果的な採用を実施するために、採用代行を活用する企業は増加しています。

採用代行サービスの契約形態

採用代行を依頼するのであれば、契約形態についても押さえておきましょう。採用代行の契約は、「委任契約・準委任契約」と「請負契約」にわけられます。それぞれの特徴は、以下のとおりです。

  • 請負契約:成果に対し報酬が発生
  • 委任契約・準委任契約:業務の遂行に対し報酬が発生

請負契約は成果に対して報酬を受け取る働き方で、一例としてはライターやデザイナーなどがあげられます。

委任契約は、法律行為を伴う業務が対象です。一方、準委任契約は法律行為にあたらない業務が該当します。採用代行業務は、準委任契約にわけられます。

なお、実務代行ではなくアドバイスを主とするコンサルティング業務も、準委任契約の1つです。

採用代行の主な業務

あります。そのほか、応募者の書類管理や問い合わせへの対応、電子メールや郵便物の送付といった事務作業も忘れてはなりません。

採用代行を依頼するのであれば、まずはどの業務を委託するかを選択する必要があるでしょう。ここでは、一般的に採用業務委託で依頼できる以下の5つのサービスを紹介します。

  1. 採用計画の立案と設計
  2. 母集団形成
  3. 候補者の対応とスケジュール管理
  4. 選考
  5. 内定者へのフォローアップ

納得がいく業務委託を実現するためにも、まずはそれぞれの業務内容をしっかりと押さえておきましょう。

採用計画の立案と設計

委託可能な業務の1つ目は、採用計画の立案と設計です。とくに、採用活動全般のコンサルティングも実施する会社であれば、採用計画の立案と設計は重点的なサポートを受けられるでしょう。

採用計画で決めておくべき主な項目は、以下のとおりです。

  • 経営方針や事業計画に基づく採用人数
  • 求人要件
  • 採用基準
  • 採用予算
  • 採用スケジュール
  • 採用手法
  • 内定者へのフォローアップ施策の立案
  • 内定後の新人研修

採用業務のもたつきにより選考が滞ると、他の会社に人材が流れてしまうかもしれません。採用活動をスケジュール通りに進め、優秀な人材を獲得するには、まずは採用計画をしっかりと立てることが重要です。

すでに計画案がある場合は策定のし直しではなく、代行会社のアドバイスを受け部分的な見直しをすることもあります。

母集団形成

委託可能な業務の2つ目には、母集団形成があげられます。母集団形成とは、自社への応募者を獲得する活動です。

優秀な人材を獲得するには、とにかく多くの応募者を集めたほうが良いと考える方もいるでしょう。しかし、多数の応募者を管理、選考するには人手やコストがかかります。

手間やコストを抑え効率的に人材の獲得を目指すのであれば、闇雲に応募者を募るのではなく、自社の募集要件に合った応募者を集めることが重要です。

母集団形成では、具体的に以下の業務を実施します。

  • 求人媒体の選定
  • SNSの運用
  • スカウトメールの送付
  • 会社説明会の企画運営
  • インターンシップの企画運営

母集団形成を効果的なものにするには、まずは自社が求める人物像を明確にすることが肝心です。そのうえで、人物像と合致する求人媒体やスカウトメールサービスを選ぶと、ミスマッチが少ない応募者の選定ができそうです。

候補者の対応とスケジュール管理

委託可能な業務の3つ目は、候補者の対応とスケジュール管理です。仮に、応募者や募集人数が少数の場合は、この業務はそれほど大きな負担にはならないかもしれません。

しかし、応募者や募集人数が多数の場合、それぞれの応募者への対応業務は増加します。応募者からの問い合わせに答えたり、大人数の面接スケジュールを立てたりするのは、採用担当者にとって大きな負担となるでしょう。

スケジュール管理や候補者の対応に失敗すると、思うような採用結果が得られなくなる恐れもあります。トラブルのないスムーズな採用活動を実現するには、当初予定した採用計画通りに選考を進めることが肝心です。

選考

委託可能な業務の4つ目は、選考です。採用活動における主な選考方法には、以下があげられます。

  • 書類選考
  • 適性検査
  • 面接

採用代行では、これらの委託も可能です。書類選考や面接を業務委託すれば、採用のプロによる応募者の見極めが行われるため、より良い人材の獲得につながる可能性があるでしょう。

なお、面接を委託する場合、面接官は1人とは限りません。複数の面接官が面接を担当するときは、選考基準を一定に保てるよう定期的なコミュニケーションを取り、意識をすり合わせることが肝心です。

面接や書類選考による合否の判断は、一般的に委託会社からの情報を基に企業自らが行います。合否判定の通知は、代行会社が実施するケースもあります。

内定者の対応

委託可能な業務の5つ目は、内定者のフォローアップです。採用業務は、内定を出したら終わりではありません。

売り手市場が続く近年は、内定辞退をする応募者もいます。内定者を入社につなげるためには、内定者と定期的にコミュニケーションを取り、関係を構築していくことが重要です。

フォローアップの具体例には、以下があげられます。

  • フォローアップ面談
  • 内定者研修
  • 資格取得支援
  • 既存社員との懇親会や座談会
  • 職場体験

これらの施策を実施すれば、選考で伝えきれなかった自社の魅力を伝えたり、入社に対する不安を取り除いたりできるでしょう。研修や懇談会を通じ、先輩社員や内定者同士の交流が深まれば、内定辞退を抑えられるかもしれません。

上記に加え、入社後の定期的な面談やアンケートの実施といったフォローアップも重要です。せっかく入社した人材が短期間で退社してしまうと、採用や育成にかけたコストが無駄になってしまいます。離職率が低い企業を目指すためにも、入社後のフォローアップは非常に重要な業務です。

採用代行の費用の目安と料金体系

採用代行の依頼を検討しているのであれば、費用の目安と料金体系も事前に確認するべきポイントです。採用代行でかかる費用は依頼する内容や業務量、会社によって異なるため、一概にはいえません。ただし、一般的には以下の金額が目安とされます。

  • 新卒採用:月額5万~90万円程度
  • 中途採用:月額10万~90万円程度

採用代行でかかる費用は、料金体系によっても変わります。ここでは、採用委託で見られる主な3つの料金体系を詳しく見ていきましょう。

月額一律料金型

月額一律料金型とは、委託する業務項目ごとに月額料金がかかる料金体系です。概要を以下で確認しましょう。

項目詳細
費用の目安・採用業務の一部を委託する場合:月額10万円以上
・採用業務全体を委託する場合:月額40万~45万円以上
メリット月額制なので予算が立てやすい
デメリットオプションを追加すると料金が上がる

月額一律料金型は、依頼する業務量が増えても月額料金は上がりません。依頼を予定している業務量が多い、予算を事前にしっかりと決定したい場合に適した料金体系といえるでしょう。

また、一連の採用業務をひとまとめにして料金を設定している会社が多いため、採用活動全体のサポートを受けたい企業にも向いています。

なお、月額一律料金では、オプションを追加するとプラス料金がかかります。オプションを契約する際は、必要性を十分に検討したうえで自社に合ったプランを作成することが肝心です。

従量課金型

従量課金型とは、業務量や業務内容によって費用が変わる料金体系です。代行期間や対応件数を基に、金額が算出されます。従量課金型の概要は、以下のとおりです。

項目詳細
費用の目安・DM・スカウト配信:月額3万円以上
・媒体の管理と運用:月額10万~70万円程度
・媒体掲載:月額15万円以上
・面接スケジュール設定:月額5万円以上
・面接実施:1回1万円以上
・評価シートの記載:1件3千円以上
・応募者への合否連絡:月額2万円以上
・内定通知書の発送:月額2万円以上
メリット必要な業務のみを単発で依頼できる
デメリット・委託会社によっては初期費用や追加料金が発生する
・業務量によっては、月額一律料金型のほうがコストを抑えられることがある

従量課金型は、多くの採用業務委託会社で採用されている料金体系です。業務内容や業務量ごとに料金が決まっているため、採用担当者の負担が大きい業務のみ依頼したい場合に適した料金体系といえるでしょう。

また、極端に業務量が少ない期間があるなど月によって依頼ボリュームが変わるときも、従量課金型の利用を検討しても良さそうです。

従量課金型は、予算に合わせて必要な業務を選び自社に合ったプランを作れる点が魅力ですが、依頼する業務量が多い場合は月額一律料金型を選んだほうが費用を抑えられるケースもあります。

委託を検討している委託会社が、従量課金型と月額一律料金型の両方を用意しているのであれば、それぞれの料金体系で見積もりを取り比較しコストを抑えられるほうを選ぶと安心です。

成功報酬型

成功報酬型は、契約時に決定した成果が出た時点で費用が発生する料金体系です。成果は、たとえば応募数や面接実施数、内定数、採用数といった項目で設定されます。

成功報酬型の概要は、以下のとおりです。

項目詳細
費用の目安契約内容による
メリット初期費用やランニングコストが不要
デメリット報酬発生時の料金は、月額一律料金型や従量課金型と比較して割高

成功報酬型は成果が出るまでコストが発生しないものの、報酬額は他の2つの料金形態と比較して割高です。そのため、大人数の採用よりも、質が高い人材を少人数採用したいときに適している料金体系といえるでしょう。

委託会社によっては、成功報酬型にもオプションサービスを設けている場合があります。オプションサービスの一例には以下があげられます。

  • 採用サイトの制作:構築費5万円+管理費月額1万円
  • SNSアカウント開設:1アカウント3万円
  • 企業の紹介動画作成:1本10万円~

成功報酬型を選ぶ際は、オプションサービスの負荷の有無を、事前にしかっりと確認することが重要です。

なお、成功報酬型で依頼を請け負うと、委託会社は費用の持ち出しにより業務を遂行する必要があります。そのため、成功報酬型を設定している委託会社はそれほど多くありません。

採用代行会社を利用するメリット

ここでは、採用代行を導入する以下の4つのメリットを解説します。

  1. 採用担当者の業務負担軽減
  2. 採用部門における人件費の削減
  3. 採用業務の効率化
  4. 採用のノウハウやスキルの獲得

採用代行の導入を迷っている方は、判断材料の1つとしてぜひ参考にしてください。

採用担当者の業務負担軽減

メリットの1つ目は、採用担当者の業務負担軽減です。採用業務を外部に委託することで、採用担当者が抱える業務量は減ります。これにより、以下の効果が期待できます。

  • コア業務に集中できる
  • 採用担当者のライフワークバランスが改善される

採用活動におけるコア業務とは、実施が必須の業務です。具体的には、インターンシップや説明会の開催、面談、選考全般、内定者フォローなどがあげられます。一方、必須はではないものの実施したほうが良い作業は、ノンコア業務です。具体的にはインターンシップや説明会海苔マインド、DM配信、選考案内の送付などがあげられます。

ノンコア業務を代行会社に依頼することで、社内の採用担当者はコア業務に注力できるようになるでしょう。

また、業務量の軽減により、採用担当者のワークライフバランスの改善も期待されます。これにより、採用担当者の仕事に対するモチベーションアップや、余裕を持って業務に取り組めることによる人的ミスの軽減も目指せます。

採用部門における人件費の削減

メリットの2つ目は、採用部門における人件費の削減です。採用部門が抱える業務量に対して明らかに人材が不足している場合、以下のいずれかを実施しなければなりません。

  • 人事部で新たに社員を雇う
  • 採用代行を依頼する

人事部で新たに社員を雇うと、人件費が発生します。仮に毎月の給与が30万円とすると、年間で360万円(30×12ヶ月)の資金が必要です。そのほか教育コストや社会保険料、福利厚生費等の支払も発生するでしょう。

一方、業務委託であれば必要なときだけ契約すれば足ります。仮に月額利用料が40万円のプランを契約したとしても、利用期間が4ヶ月であればコストは160万円(40万円×4ヶ月)で収まります。

このように、採用活動が一定期間に集中しているのであれば、採用代行を活用することで新たに社員を雇うよりも低いコストで、不足する人材を補えるでしょう。

採用業務の効率化

メリットの3つ目は、採用業務を効率化できる点です。採用部門の人材不足は、業務の効率化で改善されることもあるでしょう。しかし、そもそも採用部門にノウハウやスキルがない場合、自社のみでの効率化は難しいと考えられます。

採用活動のプロである代行会社に業務を委託すれば、高いスキルやノウハウを活用し、効率的な業務の推進を実現できます。業務の効率化が進めば、人材不足の解消が期待できることはもちろん、人的ミスの軽減にもつながるでしょう。

人的ミスが減れば、業務の質が向上し応募者や内定者の満足度向上にもつながるため、より良い人材を獲得できる可能性もあります。

採用のノウハウやスキルの獲得

メリットの4つ目は、採用のノウハウやスキルの獲得です。採用は人材が不足しがちな部署の1つといわれます。少人数の決められた社員のみで業務にあたっていると、ノウハウやスキルの属人化が発生するケースも少なくありません。

属人化した状態だと、ノウハウやスキルを持つ社員が異動や退職をしたときに引継ぎがスムーズにできず、部署内のノウハウやスキルを失う恐れがあります。このような事態を防ぐためにも、部署内のノウハウやスキルは、社員間で共有されていることが重要です。

共有するべきノウハウがない場合は、採用代行会社に委託することで、専門家が持つノウハウやスキルを吸収できます。特に、コンサルティングに力を入れている会社であれば、自社のノウハウの積み上げも期待できます。

ノウハウやスキルの獲得による部署全体の採用力の底上げを図り、最終的には採用を内製化したいと考えているのであれば、採用代行の利用には大きなメリットがあるといえるでしょう。

採用代行会社を利用するデメリット

採用代行会社を利用するとさまざまなメリットがある一方で、いくつかのデメリットもあります。ここでは、採用代行会社の導入で考えられる以下の3つのデメリットを詳しく見ていきましょう。

  • 利用にはコストがかかる
  • 担当者との打ち合わせが必要
  • 迅速な対応ができない可能性がある

採用代行会社を利用するのであれば、注意点もあらかじめ抑えたうえで、納得がいく導入を目指してください。

利用にはコストがかかる

デメリットの1つ目は、導入にコストがかかる点です。メリットで解説したとおり、採用代行を利用すれば、新たに正社員を雇ったときよりも人件費を抑えられる可能性があります。

しかし、委託する作業内容や作業量によっては、利用コストがかさむケースも少なくありません。加えて、利用期間が長くなると、削減した人件費以上の費用が必要になることも考えられます。

仮に正社員を雇う場合に、年間360万円(月給30万円×12ヶ月)の給与が発生するとしましょう。月額利用料40万円の委託プランを契約した場合、9ヶ月を超える利用をすると、正社員に支払う給与よりも高い費用が発生する可能性があります。

なお、採用代行会社への依頼費用を抑えるには、以下が有効です。

  • 委託する業務内容を取捨選択
  • いくつかの業務委託会社のコストを比較検討する

費用を抑えるのであれば、従量課金型を選びサポートが必要な業務のみを委託するのも1つの方法です。

担当者との打ち合わせが必要

デメリットの3つ目には、担当者との打ち合わせが必要な点があげられます。特に、書類選考や面接といった合否に深く関わる業務の代行を依頼する場合、打ち合わせが不十分だと以下の問題が発生する恐れがあります。

  • ミスマッチが発生する
  • 企業文化へのマッチが不十分になる
  • 自社の魅力が十分に伝わらない

募集要項や選考基準の共有が十分でないと、企業の求める人材と採用される人材にミスマッチが生じ、内定辞退などが発生するかもしれません。

併せて、募集要項や選考基準といった合否の判断材料だけでなく、社風や会社の信念なども共有しておくことも、ミスマッチを防ぐうえで重要です。

そのほか、自社の強みや今後の展望などについての打ち合わせが不足していると、面接時に応募者に対して自社の魅力をアピールしないまま、選考が終わってしまうでしょう。

ミスマッチがなく、企業文化や強みを十分に理解した人材を獲得するには、採用計画策定時はもちろん、面接前や面接期間中などにも定期的に打ち合わせを実施していくことが肝心です。

迅速な対応ができない可能性がある

デメリットの4つ目は、迅速な対応ができない可能性がある点です。自社で採用活動を実施しているのであれば、トラブルなど不測の事態が発生したときも、比較的スムーズに対応できるでしょう。

しかし、業務委託を利用している場合は、業務委託会社の営業日や営業時間によっては速やかに連絡が取れず、対応が遅れるケースがあります。対応が遅れると、人材が他社に流れるかもしれません。

質の良いスムーズな採用を目指すのであれば、業務委託会社の営業日や営業時間、サポートセンターの対応時間などを事前に確認しましょう。また、電話や電子メール、チャットツールなど、どの連絡手段に対応しているかも併せて押さえておくと安心です。

採用代行会社の選び方のポイント

最後に、採用代行会社の選び方のポイントを4つ解説します。採用代行会社には、この記事で紹介した23社をはじめさまざまな種類があります。

採用代行を上手に活用し納得がいく採用活動を実現するには、自社に合った会社を選ぶことが重要です。ここで解説するポイントを参考に、代行会社のサポートを活かした充実の採用活動を目指しましょう。

コンサルティングの有無

採用代行会社を選ぶポイントの1つは、コンサルティングの有無です。コンサルティングとは、企業が持つ課題の解決策に対し、アドバイスやサポートをすることをいいます。

ここで、採用における実務代行とコンサルティングのそれぞれに該当する業務の一例を、以下で確認しましょう。

実務代行コンサルティング
・採用計画の立案
・母集団形成
・候補者の対応
・書類選考および面接
・内定者とのやりとり
・各種手続き
・採用戦略の立案
・採用プロセスの設計
・母集団形成
・イベントや説明会の企画・運営
・採用事務のサポート
・活動報告とフィードバック
・改善案の提出

実務代行は、人手不足による業務の滞りの解消を主な目的とします。一方、コンサルティングでは、採用活動において自社が抱える課題や問題点の解決を目指します。将来的に自社の社員のみで採用部門を運営していきたいと考えている場合は、コンサルティング力が高い会社を選ぶと良いでしょう。

代行会社によって、コンサルティングに力を入れている会社と、実務代行をメインとする会社、両方に対応可能な会社があります。まずは採用代行の目的を明確にし、自社に合った会社を選んでください。

得意とする業務範囲や業種

得意とする業務範囲や業種も、代行会社を選ぶ際に確認するべきポイントです。代行会社によって、採用にかかる一連の業務をワンストップで請け負ってくれる場合と、例えば面接やスカウト配信など、特定の業務に特化している場合があります。

依頼をする際は、自社が委託を希望する業務に対応可能かを事前に十分確認しましょう。

併せて、得意とする業種や職種もチェックすると安心です。採用活動では、職種や業種によって、採用方法や採用要件に違いが出ます。自社が属する業種や、職種の採用代行実績を多く持つ会社を選ぶと、より満足がいく採用代行を実現できそうです。

コミュニケーションの取りやすさ

採用代行を依頼するのであれば、コミュニケーションの取りやすさも重要です。まずは、業務代行を実施するうえで、打ち合わせがどの程度実施される予定かを確認しましょう。

併せて、打ち合わせ以外でコミュニケーションを取る方法を押さえておくことも重要です。そのためには、事前に以下を確認しましょう。

  • 担当者の対応可能時間
  • コミュニケーションツール
  • サポートセンターの対応時間

担当者の対応可能時間を知っておくと、不測の事態が発生したときも慌てずに対応できるでしょう。電話やメール、チャットツールなど、どのコミュニケーションツールでの連絡が取りやすいかも確認しておくと安心です。

代行会社によっては、サポートセンターを置いている場合があります。担当者と連絡がつかないときの選択肢の1つとして、サポートセンターの対応時間も押さえておきましょう。

許可をとっているか

採用代行を利用するにあたっては、許可についても覚えておく必要があります。採用代行において、職業安定法第36条に定められた「委託募集」を実施する際は、受諾企業と委託企業の双方が行政に許可を取らなければなりません。許可をとらないと、違法になることは押さえておきましょう。

採用試験の問題作成や試験実施のみを外注したときは、委託募集には該当しません。一方、書類選考や面接は委託募集にあたります。ただし、採用基準を自社で策定し面接代行会社からのフィードバックを基に自社で採用可否の判断を行うのであれば、委託募集にはあたらないとされます。

採用代行会社を選ぶ際は、委託募集に該当する業務を実施しているか、実施している場合は許可を取っているかを事前に確認すると安心です。

参考:e-GOV法令検索「職業安定法第36条」

自社に合った採用代行会社を選び、優秀な人材の獲得を目指そ

採用代行とは、企業の採用活動に関わる業務を、外部の代行会社にアウトソーシングすることです。人事部の人手不足や採用の激化を背景に、代行サービスを導入する企業が増えています。

採用代行会社を利用するメリットは、採用担当者の業務負担や採用部門における人件費の削減です。プロのサポートを受けることで、業務の効率化やノウハウの獲得も期待できます。

一方、サービスの利用にはコストがかかる点や、打ち合わせが必要な点、迅速な対応ができないケースがある点には注意が必要です。

採用代行を導入するのであれば、料金体系や対応している業務範囲、コミュニケーションの取りやすさなどを確認し、自社に合った会社を選びましょう。

採用代行の導入を検討しているのであれば、月4時間月額8万円から利用できる「ココナラアシスト」がおすすめです。ココナラアシストでは、応募者対応やスカウト文面作成、採用進捗管理などの業務代行を請け負っています。

質の高い採用活動により優秀な人材を獲得したいと考えているのであれば、ぜひココナラアシストの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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