本当の自分が分からない方へ

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コラム
「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

とボーっと考えたことはありませんか?

考えすぎてしまって
変に焦るようになってしまい

「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

が、悩みに
変わってしまったことはありませんか?


これを実存的危機と呼んだりしますが
難しい言葉はさておき
おそらく大半の人が、

自分の存在価値が行方不明

になったことがあると思います。


私は17歳のときにあって
一度精神的に死んでいます。


それもあってか、

「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

と相談されることがよくあります。


自分のことなのに
本当の自分が分からなくなってしまう・・

これは大変です。


ただ、まず少なからず
私たちはメディアの影響を受けていることを
理解しなければいけません。


「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

という情報(言葉)を生きてきた中で
どこかで触れて影響を受けています。

それがニュースなのか
映画なのかドラマなのか
ネットニュースなのか
どれかは分かりません。

でも、

「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

ということを考えること自体
知らなければ考えることはありません。

土星の環境のことなんて
知らないので
考えることはありませんよね。

それと同じように
知らなければ考えることはありません。

でも考えてしまうということは
どこかでその言葉を知り
影響を受けています。



とはいえ、これでは

「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

という悩みの解決には至りません。

もう少し深く考えてみたいと思います。


自分は人によって態度を変え
まるで演技をしているように
人に振る舞ってしまう。

どれが本当の自分が分からない。


という風に考え込んでしまうことは
よくあることだと思います。

要は、

人によって
仮面を付け替えているということですね。


これに関しては
どうやら人は生まれながらにして
そして、生きていく中で
いくつもの仮面を持つようになるようです。

なにかしらの仮面を
いつも被っているようです。

これには納得です。


例えばあなたは
職場のときと家族といるとき
全く一緒ですか?

恋人といるときと
初対面の人といるとき
全く一緒ですか?

違いますよね。

無意識に仮面を
付け替えていますよね。

これは誰でも同じで
みんな仮面を被っています。

だから人によって態度を変えるのは
当たり前のことなんです。

そして

誰にも見られたくない仮面を
持っていることも事実です。

例えば、

中年おやじは
キャバクラでは
女の子にデレデレします。

でも、そんな姿(仮面)は
娘には絶対見せたくないはずです。



結局いくつもの仮面を持っていますが
付け替えているのは
自分なんです。

自分の顔に仮面を付けています。

つまり、
どの自分も「自分」と
言えることができます。


それを認めることができる人は
悩むことはありません。

それが認められない人は
「どれが本当の自分か分からない」と
悩んでしまいます。

悩んで疲れてしまいます。


この人といるときの自分は疲れて
あの人といるときは疲れない。
ということはこの人といるときの自分は
自分じゃないと否定しています。


必要なのは
疑問を抱き否定することではありません。

ありのままの自分を
受容する精神を持つことです。

これには訓練が必要で
すぐにできることではありませんが
疲れる仮面を持つことの
なにがいけないのでしょうか。

誰かがダメといったのでしょうか。



私はこの仮面の話を学んだときに
実は悲しくなりました。

え?常に仮面を被ってるって
なんか悲しいな。
素の自分はいないのかな。

と思いました。

じゃあ、

素の自分というのは
いったいなんなのか

というのを私なりに考えました。


ズバリ、

弱みを見せることが
できる状態のことを素の自分

という風に捉えました。


人は弱みを見せることができません。

人のことが気になり
人に嫌われたくないからです。


でも、私は
仮面を被りながら
素を出せることを発見しました。

いうならば今は、

『誰もが見ることができる
ブログに文章を書く』

という仮面を被りながら
ポチポチと文字を打っているわけです。

でも、ここに素を出すなら、

「どうせ書いても誰もここまで読まないだろ」
「批判されることもあるだろうな」

という風に出すことができます。

実際に思っていることを
書いているわけですが
こんな弱みだってあります。


「私は17歳のときにうつ病になり
高校を中退しました」

「実は字がメチャクチャ下手なんです」

「オナラがよく出て
奥さんに注意されることがあります」


これが「弱み」であり
「素の自分」です。


少しだけ気が楽になります。

あとはこの弱みに対して
あなたがどう感じるかです。

「うわぁこの人ちょっと無理かも」
と思うか
「人間味が出ていいなぁ」
と思うかはあなた次第です。


私は訓練してきたので
弱みは普通に出せる方ですが
素の自分が出せなくて
苦しい人の方が多いと思います。

だから悩むのだと思います。


でも仮面の話を聞いて
少しだけ楽になったのではないでしょうか。

仮面が良いとか悪いとか
そういうものではなく
それを認知して、認めることです。

同じこと言っていますね。

それを認知して、受け入れることです。

まずはそこから始まります。


あなたがたくさんの
時間をかけて悩んできた

「自分はいったい何者で、
なにがしたいんだろう」

は、一瞬で解決はしないと思います。

たくさんの時間をかけて固まってきた
塊はすぐには溶けません。

でも、時間をかけて
徐々に溶けていきます。

大丈夫です。

一緒に悩みましょう。
一緒に考えましょう。


仮面を被った者より。






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