モデリングでセルフコーチング

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「モデリング」… 上手にできる人の動き方や所作をまねしてその型を自分のものにすること。達人の動きよく見て考え方やものの見方まで「着ぐるみを着たように」模倣します。

何かを学ぶ、習うということの基本は上手な人をお手本として、その人の動きや所作を真似することです。そこに自分なりの工夫が入ればそれは創造的な模倣となり、その人独自の動作、振る舞いとなります。

自分が達成しようとすることについて、すでに達人であるような人がいる場合にはその人を見本「モデル」として行動を学ぶことができます。NLPなどではそのような取り組みを「モデリング」と呼んで、のセミナーワークにも取り入れられています。

例えば、あるワークでは次のようなステップでモデリングを体験します。

・達成したい目標を具体的な言葉にする

・その目標をすでに実現している人、実現することができる人をイメージする

・その人(モデル)の話し方、所作や身のこなしなどをできるだけ具体的に映画のように思い浮かべる

・モデルに自分の目標を実現している様子や行動を演じさせる

・着ぐるみを着るようにモデルの「中に」入って、体を動かしたり話したりして目標を実現している感覚をたっぷり味わう

・着ぐるみから出て、今度はモデルのように自分が行動している様子を外から観察しているところをイメージする

・将来実際にそのような行動が必要になった場面での自分の振る舞いをイメージする

このワークを実際に体験した多くの人が「微妙」という感想をもらします。着ぐるみに「入る」、「出る」という感覚、自分の行動を「外から」見るようにイメージするのと「中で体験する」感覚の違いもなかなかメリハリがつきません。それと、なんといってもまずモデルをよく観察していないと、いま想定している場面でモデルがどのように行動し、どんなことを話すかというのがすぐには出てきません。その結果、モデルの着ぐるみの「中で」モデルに演じさせているのと、素の自分の違いがあまりはっきりしなくなりがちです。

このように体系化された方法でモデリングにアプローチする時には、まずあらかじめモデルの振る舞いの特徴が自然に出てくるまでよくよく観察することが大切でしょう。そして、もう一つ欠かせないのが視点の転換です。自分の行動イメージを外に置いた視点から観察するのと、自分の中からイメージするのとの違いをもう少し単純な設定で練習しておくとモデリングでの視点の転換が容易になるようです。

モデリングを活用したコーチングは…

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