『ビジネスモデルキャンバス』でビジネスの形をデザインする

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ビジネス・マーケティング
コーチングでは、新規ビジネスの計画、起業、副業の取り組み促進といった課題を扱う場合が多くあります。そのようなときに、そのビジネスがどのようなものかという基本的な情報を共有するために便利なツール(枠組み)に「ビジネスモデルキャンバス」を使うのがお勧めです。

私のコーチングサービスを利用される方で起業や副業に関する課題を扱われる方はぜひ一度この枠組みでご自身のビジネスを表現してみてください。
実際に起業して資金調達のためのプレゼンテーションをしたり、メンターやコンサルタントの方と課題解決のためのディスカッションをする時などにも直感的にビジネスの全体像を伝えることができて便利です。

ご自身のビジネスモデルを検討される時や目標を設定して特定の分野の改善に取り組まれる時などにもぜひ活用してみてください。


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ビジネスモデルキャンバスの基本は上のような枠にそれぞれの内容を書き込んだもので、それぞれの領域(枠)で表すものは次の通りです。

KP : Key Partners(パートナー)誰とそのビジネスをしますか?
KA : Key Actions(主要活動)どんな活動をしますか?
KR : Key Resources(リソース)どんなリソースを活用しますか?
C$ : Cost Structure(コスト構造)コストにはどのようなものがありますか?
VP : Value Propositions(価値提案)どんな価値を提供しますか?
R$ : Revenue Streams(収益の流れ)収益はどのようにして生まれますか?
CR : Customer Relationships(顧客との関係)顧客とどんな関係を築きますか?
CH : Channels(チャンネル)どのように顧客とつながりますか?
CS : Customer Segments(顧客セグメント)どのような人々が顧客になりますか?

それぞれにどんなことが当てはまるかは直感的に「これ」と思えるものでかまいません。

・価値提案
たとえばココナラを例にあげると、
「スキルを教える先生と教わりたい生徒をマッチングする」
が提案されている価値ですが、さらに一歩進めて、
「どこでも、いつでも、どんなことでもネットで教えてもらえる(利用者側)」
「スキルを活かして商品やサービスを提供したい人(提供者)と、それが欲しい人(利用者)をネット経由でマッチングする」
「スキルを活かして隙間時間で副業ができる(提供者側)」
というように、さらに詳しく見ていくと他の枠が埋まりやすいかもしれません。

・リソース(資源)
ビジネスでリソースというと「人・もの・金」がすぐに思い浮かびますが、それ以外に例えばご自身、プロジェクトのメンバーやパートナーが持っているビジネススキルのような「形のないもの」も含まれます。


(入門・初心者向け解説)
ネット上にも多くの解説や実例がありますので「ビジネスモデルキャンバスとは?」で検索してみてください。

(参考書籍)
ビジネスモデルキャンバスについての定番解説書(原典)です。

「ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書」
アレックス・オスターワルダー、イヴ・ピニュール (著)、小山 龍介 (翻訳)
翔泳社(2012年)、Kindle 版あり。
ISBN : 4798122971
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(白紙のビジネスモデルキャンバス)
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