スポーツの現場ではメンタルトレーニングの重要性が認知され始め、チームのトレーニングとして取り入れているところが増えてきました。
しかし、認知度が広がるのと同時に誤解も広まっていると常々感じています。
そこで今回はそんな誤解の一例についてご紹介したいと思います。
では、アスリートが練習している風景を想像してみてください。
そこでこんなことを言っている人がいたとしたら皆さんはどう思いますか?
「練習は弱い人がやるものでしょ?」
この質問は正しいと思いましたか?間違っていると思いましたか?
では同じく、アスリートがメンタルトレーニングを行っているところを想像してみてください。
そこでこんなことを言っている人がいたとしたら皆さんはどう思いますか?
「メンタルトレーニングってメンタルが弱い人がやるものでしょ?」
皆さんはこの質問に対してどう思いますか?
まず、「練習は弱い人がやるものでしょ?」
という質問に対して多くの方は
「間違っている」
と思ったのではないでしょうか?
皆さんもご存じのようにアスリートは日々、より強い自分になるために技術を磨いたり筋力をつけたり、栄養のある食事をとったりするなどの努力を重ねています。
アスリートとして劣っているから練習するというよりも、勝つ可能性を高めていくために、より強い自分になるために練習をしていると思います。
決して弱い選手だけが練習をしているわけではありません。
もし弱い選手だけが練習し強くなったら、弱い選手も強い選手に勝てるようになりますよね。
では、「メンタルトレーニングってメンタルが弱い人がやるものでしょ?」
という質問に対して皆さんはどう思いましたか?
「そう思う」と思った方、「違うのでは」と思った方いらっしゃるかと思います。
結論:メンタルトレーニングはより強い自分になるためのもの
これまでスポーツ界では「根性」という言葉でメンタル面が片づけられてきました。
そしてその根性を鍛えるためにはきつく苦しい練習をすることが必要であると考えられてきました。
私もスポーツをしてきた身ですので、それがすべて間違っているとは思いません。
きつい練習をするときの自分の壁と戦っている感覚や、それを乗り越えた時の自信というのは確かに存在しました。そしてそれがメンタル面を強くしてくれていたと思います。
しかし、スポーツ心理学の研究から、心身を追い込むだけがメンタル面を強くする方法ではないことが明らかになっているのです。
しかし「メンタル」と聞くとメンタル面が弱い人だけが行っていると勘違いしてしまう方が多い現状があります。
また、「メンタルトレーニングってメンタルが弱い人がやるものでしょ?」と聞いてくる選手は、自分のメンタル面の弱さを自覚していなかったり、弱さを受け入れられていない人が多いように感じます。
スポーツでは心技体のバランスが重要であると言われています。
心:メンタル面
技:技術面
体:コンディション面
これら一つが欠けていると、十分な力を発揮することができません。
スポーツは技術だけではないということです。
そのため、「メンタルトレーニングってメンタルが弱い人がやるものでしょ?」というのは大きな誤解であると考えています。
皆さんはどう思いますか?
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