壁紙・クロス張替のリフォームをする際の注意点~下地処理がめちゃくちゃ大変~

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職人さんが簡単そうに壁紙の張替を行っているのをみて、自分でもできるんじゃないかと思い、やらせてもらったのですが、びっくりするほど難しかった・・。

職人さんってやっぱりすげ~・・。

どーも、Ponchaです('ω')

内装のリフォームの中でも、代表的なリフォームと言えば

壁紙の張替!

DIYがお好きな方であれば、自身で張り替えている方もいるぐらいポピュラーなリフォームです。

手軽かつ低予算でお部屋の雰囲気をガラッと変えられる壁紙の張替のリフォームですが、注意すべき点がいくつかあります!

ということで今回は、

壁紙・クロス張替リフォームの注意点

というテーマでお話ししたいと思います!

壁紙を張るという作業に当たっての新築とリフォームの違いや、

下地処理の注意点などについてお話をしたいと思います!

職人さんにお願いする場合も、自身でDIYでやる方も是非参考にしてみてください!


近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

建築工事・設計といった建設業の内容から、お部屋探し・不動産購入といった不動産業の内容まで幅広く扱っております。

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低予算で模様替えするなら壁紙の張替!


冒頭でお話ししましたように、低予算でガラッとお部屋の雰囲気を変えたい方には、壁紙の張替がオススメです。

お部屋が綺麗になるだけでなく、選ぶ壁紙のデザインや柄を変えるだけで、今までと全く違う雰囲気のお部屋にするこができます。

壁紙の張替は、

・家全体

・一部屋だけ

・壁の1面だけ

といった感じで自由に張替をすることができます。


壁紙は材料費がとても安いです。

壁紙の張替というのは、内装リフォームの中でも最もポピュラーなリフォームとも言えます。

壁紙の張替のみのリフォームだけでなく、

・間取り変更

・設備交換

など、壁や天井をいじったり、壊した後の仕上げに壁紙を張る作業がセットで発生します。

上記のようなこともあり、

『一部の壁紙の張替をするのであれば、そんなにお金もかからないし、お部屋全体壁紙の張替しちゃいます』

という感じで、設備などのリフォームに合わせて、これを機に壁紙の張替を行うケースは非常に多いです。

そもそも壁紙とは!?


巷でよく聞く壁紙。

そもそも壁紙とはなんなのか?

布・紙やビニル(合成樹脂)でできたシートのことです。

昔は本当にただの紙でしたが、現在は消防法の関係上から、メーカーが出している壁紙は、燃えにくい仕様のものがほとんどです。

ただ、勘違いしないでいただきたいのが、

不燃材や準不燃材の壁紙と言われていても、多少燃えにくいというだけであって、普通に燃えますので注意してくださいね。

壁紙とクロスの違いって何?


壁紙とクロスの違いって何?

ってよく聞かれるのですが、一緒です!!

個人的なイメージですが、

お客さんは壁紙

業者はクロス

と言ってる気がします。

お客さんに対して、いきなりクロスというと、壁紙だけでなく、テーブルクロスなどのインテリアもイメージしてしまう印象があります。

なので、私は、ブログや初めて相談に乗るときは、出来る限り壁紙と言っています。

ブログでは、統一して壁紙と記載しますが、クロスという言葉が出てきても、壁紙と同じなので気にしないでください!




超余談なお話ですが、

壁紙の英語ってクロスではないです。

壁紙の英語は

wallpaper

なんですね!

では、なんでクロスというかというと、昔の日本の壁の仕上げは漆喰や板張りがメインでした。

そこから徐々に紙に近い布などを貼るようになったと言われています。

クロス=布

ですので、そこからきているんではないかと言われていますね!

壁紙の張る作業は、新築とリフォームで異なる


壁紙を張るにあたり、新築工事とリフォームでは大きな違いがあります。

簡単に言うと、




新築の場合は、下地処理⇒張る作業のみ

リフォームの場合は、既存の壁紙を剥がし⇒下地処理⇒張る作業

となります。




上記をパッと見ると、リフォームの場合

既存の壁紙のはがし

の工程が増えた程度!と思うだけかもしれませんが、実は違います。

下地処理と一括りでまとめましたが、新築とリフォームでは下地処理の度合いが違います。

というのも、新築工事は、すべて新しく作っているため、

・下地が悪い

・凹凸がある

などが原則ありませんし、あってはいけません。

なんせ、新築ですから!

そのため、リフォームに比べて圧倒的に作業効率が良いと言えます。

それに対し、リフォームの場合、新築当時の壁のままなので、経年劣化で下地のボードが歪んでいたり、凹凸があったりします。

こういった凹凸をできる限り平らにしないと、壁紙を張り替えた後、光の当たり方で、うっすら影ができてしまうことがあります。

さらに、選ぶ壁紙によっては、下地の凹凸が見えてしまうこともあります。


リフォームの下地処理がとにかく大変!!


今ご説明したようにリフォームの場合、まず壁紙を剥がす作業から始めます。

ただ、既存の壁紙をはがすだけ!

と思ったら大間違い。

物件によっては、この既存の壁紙が

綺麗にはがれる場合と、

全然剥がれない場合とがあります。

特にコンクリートに直接壁紙を張っている建物の場合、壁紙がなかなかきれいに剥がれず、剥がすだけでかなりの時間を要してしまうことがあります。

コンクリートの壁かどうかは、壁を叩くとすぐにわかります。

もし、リフォームする壁がコンクリートである場合、

壁紙をはがす作業、下地処理の作業に時間がかかると認識しておいた方が良いです。

下地補修・パテ処理でも新築とリフォーム差がある


壁紙を張る前に、

ボードとボードの継ぎ目や凹凸箇所に、粘土上の補修材を入れて、平たんにします。

これをパテ処理といいます。

通常、このパテ処理は

・ボードとボードの継ぎ目

・ビス穴の凹凸部分

を埋める作業がメインになります。

新築の場合は、下地が悪いということはありませんので、上記の作業のみで済みます。

しかし、リフォームだと、下地が悪いことが多く、上記の箇所だけでは、納まりきらないことが多々あります。

各所各所で凹凸があると、壁一面をパテで補修をしないといけません。(総パテと言います)

こうなってくると、通常の作業と別で下地処理代が別途で発生してしまう場合があります。

下地の良し悪しは、剥がさないとわからない


厄介なところが、この下地の良し悪しは、実は実際に剥がしてみないとわからないということ。

つまり、見積もり段階では説明ができないということなんです。

昔は、お客さんに見積もりを提出してお話する時に、

『下地が悪いと、別途で下地処理代が発生する場合があります』

など伝えてたり、見積書に記載してあることが多かったです。




ただ最近の見積書を見ていると、最初から下地処理代が見積書に記載されていることが多い気がしますね。

壁紙を張るうえで子の下地処理という作業は、仕上げに大きく影響が出てしまう、大変重要な工程です。

下地処理をせずに壁紙をはると、はっきりと下地の跡が出てしまいます。

下地の上に張るのは、あくまで紙ですから・・。

凹凸があればその凹凸のまま仕上がっちゃいますね。

リフォーム用の壁紙を選定した方が良い


下地処理の重要性を一番理解しているのが職人さんなわけで、入念に下地処理を行います。

といっても、下地処理はあくまで凹凸部分に粘土状のペースト材を埋め込むだけですから、壁の歪みや大きな凹凸まではカバーしきれません。

そのため、リフォームに使用する壁紙は

新築工事で使用する壁紙より厚い生地でできています。

ただ、リフォーム用の壁紙にも、

厚い・薄い

がありますので、注意が必要です。

材料については、こちらの記事も参考にして見て下さい

壁紙を選ぶときの注意点~壁紙の種類、特徴を知る~

在宅でリフォームをする場合、養生に時間がかかる


中古物件を購入して、入居前にリフォームをする方もいれば、

自宅に住みながらリフォームをする方もいます。

自宅に住みながら、壁紙の張替を行う場合は、作業をする前に入念に養生をしなければいけません。

※養生とは、傷や、汚れがついたりしないようにシートなどを敷いたりすることです。

壁紙の張替で何故養生が必要かというと

・既存の壁紙をはがすときに、ゴミが出る

・パテ処理をした際に、粉がめちゃくちゃ舞う

・新しい壁紙を張った際、切った接着剤付の壁紙が床に落ちる

といった感じで、普通に汚れます。

特に下地処理であるパテ処理は、皆さんが想像している以上に粉が舞います。

養生をしないと、後で大変なことになります。

床の養生はマストで行う必要があります。

お部屋以外にも養生が必要


当たり前の話ですが、移動が困難な家具などにも養生が必要です。

また、作業するお部屋以外にも、

・玄関

・玄関からお部屋までの廊下

・マンションであれば、共有部分

とにかく養生をする箇所がいっぱいあります。

床にシートを敷いたり、家具にカバーを掛けたり、

養生自体の作業は極めて単純作業ですが、想像以上に時間がかかります。

在宅工事の場合、時間や費用が多くかかる


在宅工事の場合、

・養生を入念にする必要がある

・汚さないように気を使う

・家具などがあると避けたり、移動させながら作業する必要がある

といったことから、空室の状態で作業するより、作業効率がグッと下がります。

作業効率が下がるということは、

空室のお部屋の場合、1日で終わる作業でも

在宅のお部屋の場合は、2日間かかってしまう可能性があるということです。

そうなると、日数が増えてしまうので、職人さんにかかる費用もプラスで発生してしまいます。

このように、在宅工事で行う場合は通常より費用が高くなってしまう傾向がある!

ということを頭に入れておいた方が良いですね!


まとめ


いかがでしょうか。

今回は、壁紙の張替リフォームをする際の注意点

というテーマでお話しさせていただきました。

自身でやる場合でも、職人さんにお願いする場合でも、注意する点は同じですので、打合せの段階で下地などについては、よくお話しした方が良いですね。



近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

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