下階に響きやすい賃貸住宅って!?~響きやすい床って!?~

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新築の賃貸住宅の施主検査の際に、音がどのくらい響くのか、下階で確かめたいので、歩いてみてほしいと言われ、飛び跳ねるように歩いたら上司にマジ切れされました・・。

どーも、Ponchaです('ω')

共同住宅に住むうえで気になるのは、やっぱり音が響くかどうか・・。

生活するうえで、

上の階の人の生活音が気になる

自身の生活音が下階の人の迷惑になっていないか

気になってしまいますよね・・。

足音などの生活音については、床の仕上げ材にもよりますが、建物の構造でも大きく影響します。

ということで今回は、下階に響きやすい賃貸住宅とは?

というテーマでお話ししたいと思います。

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共同住宅の床はコンクリートとは限らない?


結構勘違いしている人が多いのですが、共同住宅の床は必ずしもコンクリートとは限りません!

木造の共同住宅であれば、もちろん床は合板になります。

で、コンクリート造であれば、基本的にはコンクリートの床です。

では、軽量鉄骨の共同住宅の場合、床は何になるでしょうか?

多くの場合は、ALC版になることが多いです。

ALC版とは

Autoclaved Lightweight aerated Concreteの略で軽量気泡コンクリートのことです。

と言っても、何かわからないですよね・・。

耐火性、防火性、強度にも優れており、なおかつ軽量であるため、コンクリートに比べて施工性が良いです。

多くの軽量鉄骨の床材は、このALCパネルが採用されています。

大型の鉄骨造になってくると、床にはデッキ材が使われることがありますが、2~4階建てクラスの共同住宅の場合は、ALCの床であることが多いです。

木造の床は響く!?

木造住宅の場合は、床は基本合板を敷いています。

合板は、コンクリートなどと比べてやっぱり響いてしまいます!

物を落とした音が響くというより、飛び跳ねた時に振動が下階に響くイメージです。

コンクリートの壁と比べた際、合板の方が強度が劣りますからね・・。

どうしても、生活音が響きやすいです!

木造の床の遮音等級って!?

共同住宅の場合、管理規約にて床の遮音等級が定められていることが多く、多くの場合が、L45に定められています。

L45の基準としては、子供の泣き声や走り回る足音が少し聞こえる程度とされています。

それに対して、木造の床はL75とされており、L75の音の聞こえ方としては、

生活音が筒抜け、小さいな音も聞こえる

とされています。

もちろん木造の共同住宅の場合、仕上げ材や下地にてL45相当するようになるように仕上げます。

ALCの床は響きやすい!?

木造の床が響きやすいのは、皆さんなんとなく想像できるかと思います。

では、軽量鉄骨の共同住宅に使用されるALC版の床は、どうでしょうか?

木造の床ほどではありませんが、やっぱりそこそこ響きます。

ALC版は、コンクリート程強度はなく、そこそろこ響きます。

ALC版は壁にも使用されることがあります。

個人差があるので参考程度にしていただきたいのですが、壁に使われている場合、話し声などは意外と聞こえませんが、振動などは結構響きます。

床も同様で、静かな部屋だと足音などがそこそこ響きますね。

ALC版の床の遮音等級って!?

ALC版の床の遮音等級というのは、詳しく出ていません。

壁のALC版を目安にすると、高性能のALC版で70dBから40dBまで遮音されます。

70dBは、比較的交通量の多い交差点ぐらいの音で、

40dBは、静かな住宅地ぐらいの音

とされています。

こうしてみると、かなり遮音されている!

と感じるかもしれません。

高い音に対しては、上記のような大きな遮音性能を満たしてくれますが、低い音に対しては、正直あまり効果が得られないというところです。

コンクリートの床の場合は!?


コンクリートの床の場合は、木造やALC版に比べて音は響きにくいです。

3つの中で一番遮音性があると言えます。

とはいえ、絶対音が聞こえないわけではありません。

コンクリートの床の遮音等級って!?


コンクリートの床とはいえ遮音等級はL-50と言われています。

L-50の基準としては、

子供の泣き声や走り回る音が聞こえる

という感じ。

木造の床などと比べるとこれだけで結構違いが判りますね!

ただ、ALC版の時同様、コンクリートといえど低い音の遮音性能は低いので注意が必要です。


共同住宅の場合、フローリング材に指定がある!?


共同住宅の場合、管理規約によってフローリングなど音が響きやすい仕上げ材などに、一定の遮音等級を満たした仕上げ材を使うよう定めていることが多いです。

フローリングを貼る場合の多くが、下記のように

・遮音等級が見れているクッションがついた直貼りフローリング

・コンクリートの上にゴムのついた束を置き、その上にフローリングを敷く二重床

となることがほとんどです。

↑フローリングの下にクッションが貼られているフローリング材

あと、↓2重床にして束のゴムで遮音を取るタイプもあります。




上記のような工法で、遮音等級L45を満たすようにしていますが、マンションによっては、L45より厳しいL40を満たす遮音等級が定められている場合もあります。

フローリングを張り替えたりする場合、上記の基準を満たした工法や商品を選ぶ必要があります。

ちなみに、畳だと厚さにもよりますが、L45~L55程

絨毯でL35ぐらいと言われています!

床の音対策はどうすればよい!?


今回ややこしいので、遮音性能について深く触れませんでしたが、遮音性能は奥が深く、単純に音が遮断された!

というだけではありません。

今と昔では遮音等級も変わってきています。

今までのL等級というのは、建物全体でその商品が使われた場合の遮音性能でしたが、

現在は、ΔL等級と呼ばれる、その商品単体の床衝撃音低減性能を測定しています。

詳しくは下記の記事を参考にどうぞ!

共同住宅のフローリングって指定がある?~遮音等級、LL45、ΔL等級とは?~

音の性質上、硬いものは高音よりも低音を通してしまうのです。

つまり、コンクリートのような固いものは、高音に対して遮音性能を発揮してくれますが、低音に対しては、そこまで遮音性能を発揮してくれないんですね!

なので、フローリングの上を歩い時の足音は低音になるので下階に響いてしまうのです。

そのため少しでも下階に対して、音を軽減させたい場合は、柔らかいものを敷いてあげることで効果が得られます。

柔らかいもの敷くことで低音についても抑えることができるんですね!

逆を言うと、硬いところに硬いものを重ねてもあまり効果は得られない!

ということなので注意しましょう!

まとめ


いかがでしょうか。

今回は、下階に響きやすい賃貸住宅って?

というテーマで、床の遮音性能について簡単にお話しさせていただきました!

下階が気になる場合は、やっぱりカーペットや絨毯などを敷くのが効果的ですね!

併せてこちらの記事も参考にしてみてください!

共同住宅のフローリングって指定がある?~遮音等級、LL45、ΔL等級とは?~

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