リフォーム工程表を作るポイント~職人さんの歩掛を知る~

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工程表を作る上での職人さんの歩掛が感覚すぎて、人に説明する時にめちゃくちゃ苦労しました・・。

ちゃんと言語化できるようにしないといけませんね!

どーも、Ponchaです('ω')

今回は、リフォームの工程表を作るうえでのポイントについてお話をしたいと思います。

過去にいくつか工程表作成の記事を書いてますのでそちらも参考にしてみてください。

工程表の作成の仕方~工事の流れを知る~

リフォームの工程表の重要性~工事の工程表の作り方~

新築工事の全体工程表の作成の仕方~工程作成は心理戦!?~

工程表を作るうえで、工事の流れをつかむことは大事ですが、その次にそれぞれの工事がどのくらいかかるかを考えなければいけません。

一つ一つの工事の日数を正確につかんだ工程表を作成しないと、日数が足らず次の工事とバッティングしてしまい、余計時間がかかってしまう

という感じで、工程表のそもそもの意味がなくなってしまいます。

今回は、工事がどのくらいかかるかという、職人さんの歩掛についてお話をしたいと思います。




近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

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正確な工程表を作るには歩掛を知る


まず、始めに正確な工程表を作るには、各職人さんたちがかかる日数を知る必要があります。

題名に書きました歩掛とは簡単にいうと

その工事は、何人で何日かかるかといった感じです。

例えば、このぐらいの規模のフローリング工事だと、

大工1人で10日間かかる

といった感じです。

言い換えると、大工2人なら5日間で終わる

という考え方にもなります。(本当はもう少し複雑です)


工程表を作るうえでは、この上記の歩掛が大変重要となってきます。

というのも、よくあるのが工期は絶対に守ってください。

と言われたけど、明らかに間に合わせることができないような日程だったりすることがよくあるからです。

先ほどの例で、大工1人で10日間かかるフローリング工事を、1日で終わらせて!

と言われても無理な話です。

※ちなみに大工10人入れば、1日で完了できるというほど単純ではありません・・。

工程を考えるときは、竣工日から逆算して乗り込み日を決めます。

が、それとは別にまず、業者さんのかかる日数をそれぞれ一度書き出して、全体の総日数を見て、そこから逆算し詳細を詰めていく必要があります。

そのためには、かかる人数=人工=歩掛をしっかり知る必要があります。

ざっくりとした人工から日数を割り出す


最初は見積もりなどをみて、大体の人工を割り出します。

わからないときは、素直に職人さんに大体どのくらい日数が必要かかを聞くのがよいです。

といってもリフォームの場合、見積を作る段階から、大体どのくらいの人工がかかるか予想をして作らないといけません。

なので、工程表を作る時に歩掛を考えるのではなく、見積を作成する段階でどのくらいの人工がかかるかを考えておく必要があります。

先ほども説明しましたが、

大工さんが一人で10日間かかる工事の場合、

一人で行えば10日間

二人で行えば5日間

といったように、合計で10人工なので、完了日と調整して、

大工工事に10日間かけて大丈夫なのか、

余裕がないから大工さんを二人にして、5日間で終わらせた方が良いか

を考えて工程表を作成する必要があります。

上記のように歩掛は、日程調整を行ったりするためにも、大変重要な要素となってきます。

ざっくりとした歩掛をもとに簡易な工程を作る


それぞれの歩掛がでたら、日にちを入れない簡易的な工程表にそれぞれの日数を落とし込みます。

よくありがちなのが、いきなり工程表を作成して、あれこれいじってよくわからなくなってしまうパターンです。

まずはじめに、日にち関係なく、ゆとりの持った歩掛で、日数をそれぞれを落とし込む作業をします。

そうすることで、全体で掛かる日数が見えてくるからです。

全部で30日間かかるのであれば、そこから土・日・祝日を考え、大体全部で40日間ほどかかりそうだといった感じで

ざっくりとした日数を知ることができます。

この全体にかかる日数を知ることも、工程表を作るうえで大変重要です。

全体の日数がわかれば、お客さんが求めている竣工日が現実的なのか、それとも不可能なのかわかるからです。

ざっくりみて40日かかるのに、7日間で仕上げてくれと言われてもそれは無理な話です。

ただそれが、20日間にしてくれと言われた場合は、人数を増やしたりし、1日の作業量を増やし調整できたりもします。

もちろん、この調整ができるのも歩掛が知っていることが前提となります。

ざっくりとした工程から、カレンダーに落とし込む


ざっくりとした全体日数が見えたら、次は土日を含む、しっかりとした日にちが書いてある工程表に落とし込みます。

その際、すでに竣工日が決まっているのであれば、そこを基準に竣工日から逆算して落とし込んでいきます。

特に決まっていないのであれば、都合の良いタイミングからスタートして大丈夫でしょう。

カレンダーに落とし込むことによって、土・日・祝日の前に終わらせたい作業や、材料の発注の問題で、日曜日明けの作業になってしまうなど、詳細が決まってきます。

ここまでくれば、あとは材料の発注タイミングを落とし込んだりすれば完成となります。

工程表は作る順番を間違えなければ簡単に作れる


工程がぐちゃぐちゃな人の工程表の造り方を聞くと、大体いきなり完成形を作って、そこから手直しをしていくため、工程の手直しをするごとに、どこかにずれが生じて結果ぐちゃぐちゃになってしまいます。

最初から完成形を作るのではなく、下書きのようなものでいくらでも対応できるような工程を作成する必要があります。

そこから、徐々に手直しをして完成形を作れば大丈夫です。

意外と地味で手間も時間もかかるので、この工程表をないがしろにする人が多いのですが、

完璧な工程表を作れれば、ぶっちゃけ工事をしていなくて工事の7割は正直終了しています。

そのぐらい工程表というのは、工事をする上では重要な要素を持つものなんです!

もちろん段取りが悪い、適当な工程表は論外ですが、しっかりとした工程表を作り、各職人さんに渡していれば変な段取りになることもありません。

意外とめんどくさい工程表も、一つ一つ順番通りに作成していけば、慣れるとすぐに工程表を作ることができるようになります。

工程表によって工事管理ができる


よく工事中でも現場を見に行ったり、工程を逐一変えたりと、その現場につきっきりになる方もいます。

決してそれは、悪いこととは言いませんが、その作業を別の作業に回すことができれば、もっと複数な仕事をやりくりできます。

また、リモートワーク、テレワークが普及している現在では自身がその場に行くことができないため、いかに、うまく段取りをして、手間がかからないように仕上げる技術が求められてきています。

自身が動かなくても、遠隔からの指摘や指導だけで現場を動かせられるような時代にシフトチェンジしてきています。

これは、建築などに限ったことではありません。

いかに自分は動かず周りを上手に動かすかが、今後の働き方となってきます。

まとめ


いかがでしょうか。

今回は、以前からご質問があった工程表を作るポイントについてご説明させていただきました。

また、併せて、リモートワーク・テレワークが普及し、自身が現場まで行かなくてもよいような環境を作る必要があり、且つその環境にできるような技術が必要となってきます。

これは、機械などの発展ではなく、ここの働き方の問題です。

自分が動かなくてもよいような段取り・仕事の取り組み方が必要となってくる時代がそこまで来ています。

皆様もぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか?

近年は大変多くの情報に溢れています。

相談する場所はいっぱいありますが、いきつくところポジショントークになってしまうことがほとんど。

営業マンの言葉をそのまま鵜呑みにしていませんか?

本当に正しい内容・情報なのかをしっかり判断する必要があります。

リフォームや新築・不動産など、住宅に関わったプロの第三者の目で、初歩的な内容から専門的な内容までご相談のっております。

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