2重床(置床)と直貼りの違いと見分け方~床リフォームの施工方法~

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初めて直貼りフローリングの床を歩いたとき、ふかふか感がすごすぎて、酔ったことがあります。が、この話未だに誰も信じてくれません・・。

どーも、Ponchaです('ω')

マンション等の共同住宅の床をリフォームする際、遮音性のある床にする必要があります。

そのためには現在のお部屋が2重床なのか直貼りなのか?

を知る必要がありますが、そもそも2重床、直貼りが何なのか、わからない方も多いはず!

ということで、今回はマンションの床リフォーム時の2重床と直貼りの違いと見分け方

というテーマでお話ししたいと思います!

2重床なのか、直貼りなのかで商品選定なども変わってきますので、現在の床がどういう工法になっているのかは知っておいた方がいいです!

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マンションの床の仕組みは2種類


マンションやアパートなどの共同住宅の場合は、基本、下階に音が響かない様に遮音性のある床の構造にする必要があります。

遮音性のある床にする方法は大きく分けて二つあります。

・躯体の上にさらに床を造作する2重床(置床)

・躯体の上に遮音性のとれたフローリングを直に張る直貼り

今回のはこの二つについて細かくお話していきたいと思います!

マンションなどの共同住宅のフローリング張替えをする際は、現在どちらの工法で行われているかが重要となってきます。

商品選定、施工方法が異なるので!

ではそれぞれ説明したいと思います。

2重床(置床)とは!?


コンクリートなどで形成された躯体の床の上に、遮音性のある束(ツカ)を立てて、躯体の上にさらに下地を作り、床を形成します。

下の画像のような束を立てて、その上に下地の板を張ります!




そしてその下地の上に、フローリング材を張って仕上げます。

躯体の床の上にさらに床を作るので、二重床と呼ばれています。(置床とも言います!)

上の画像を見ていただくとわかると思いますが、束の下にはゴムがついています。

このゴムによって遮音性能を確保してくれています。

また二重床にすると、躯体の床と仕上げの床の間に空間ができます。

その空間に給水、給湯、排水といった設備配管を這わせることができます。

設備の配管スペースを確保するために2重床(置床)にすることが多いです。

直貼りとは!?


コンクリートなどで形成された躯体の床の上に、遮音性があるクッション材を接着させたフローリング材を直接貼って仕上げます。

フローリング材の下に緩衝材が接着されており、その緩衝材によって遮音性が出ます。

部屋を歩いたとき、フローリングがふかふかする場合は、この直貼り用のフローリングが使用されています。

人によっては、どうもこのフカフカする感じが気持ち悪く感じる方もいるみたいですね。

コンクリートの上に直に張ることが出来るので、天井高が高くすることが出来、段差を極力なくしたバリアフリーなお部屋にすることが出来ます。

2重床か直貼りかの判断方法


マンションなどで床のリフォームをする場合、先ほど説明した床の構造が2重床なのか、直貼りなのかを知る必要があります。

その判断方法はシンプルに床を歩けばわかります。

床を歩いて

ふかふかしていれば、直貼り

固く弾力性がなければ、2重床

と簡単に判断が出来ます。

歩いては判断が出来ない場合は、共用廊下と玄関、お部屋の高さが、同じ高さかを見ると良いです。

全て同じ高さの場合は、直貼りであることが殆どです。

共用廊下に対して、玄関もしくはお部屋の廊下が1段上がっている場合は、2重床であることが殆どです。

2重床or直貼りは、新築時の設計次第


マンション等の共同住宅の遮音性を取る床の構造が

2重床なのか

直貼りなのか

については、新築時の設計次第です。

というのも、仕上げの段階で2重床か直貼りにしているわけではなく、床の躯体の時点で床の形状が異なります。

ゼネコンや設計、さらに言うとマンションのシリーズなどでこの辺は決まっています。

なので、建物名を聞けば大体どちらで設計されているか想像がつきます。

施工性の観点から最近は2重床の方が多い気がします。

個人的にも、新築の場合でもリフォームの場合でも、2重床の構造の方がやりやすいですね!

直貼りは、新築でもリフォームでも手間がかかりますね・・。

2重床と直貼り フローリング材の選定


2重床と直貼りとでフローリング材に指定はあるのか見ていきたいと思います!

2重床の場合


束のゴムにて遮音性をとっている2重床は、基本どのフローリング材を選んでも問題はないです。

商品選定を気にするというよりは、施工方法をどうするかを検討する必要があります。

・今ある床の上に新しいフローリングを張る上張り

・既存のフローリングを剥がしてから、新規で張り替えるか

これによって、フローリングの厚みをどうするか検討しないといけなくなるからです。

フローリングの厚みで選べる商品が変わってきます。

この上張りか、張替かといった記事については、こちらを参考にどうぞ。

フローリングリフォームの金額って!?~フローリングは張替!?上張り!?~

廃材費や撤去費用がかからず、費用が安く済むので上張りが選ばれることが比較的多いですね。

直貼りの場合


それ対して直貼りの場合は、緩衝材のあるフローリング材にて遮音性をとります。

そのため防音・遮音フローリング材を選定しなければなりません。

価格ですが、商品によって変わりますが基本、通常のフローリング材より高くなります。

フローリングの種類も、通常のフローリング材に比べて、多少制限されます。

また、直貼りフローリングの場合は原則として上張りはできません。

※直張りフローリング材に上張りできる特殊な上張り材もあるのですが、またの機会にお話致します。

そのため直貼りフローリングのリフォームする場合は、原則張替になると思っておいた方が良いです。

戸建ては気にする必要はない


ちなみに戸建ての場合は、直貼り用の遮音フローリングが採用されることはほぼないです。

まあ、探せばあるかもしれませんが私は過去に聞いたことはないです。

別に使用しても全然問題はないのですが、直貼りフローリングの方が選定できる商品の少なく、費用も少し高いです。

また将来床のリフォームをする時、上張りが出来ないなどで、費用は嵩み、施工も大変になるので正直オススメはしません。

まとめ


いかがでしょうか?

今回は、2重床、直貼りについてお話をさせていただきました。

フローリングのリフォームをする際、2重床なのか、直貼りなのかの判断は必須です。

費用も大きく異なってきてしまうので、まず自身のお部屋がどちらなのかを知ったうえで、プランを考えるようにしましょう!




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